海外駐在員ライフ

Vol.347 【マレーシア編】通勤時間3分だからできること

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Reported by ナシアヤム
マレーシアのクアラルンプールにある日系企業出資の合弁会社に勤務。現地での楽しみは、スパ巡りとフットサルなどのスポーツ。週末には、近隣国を訪れてリフレッシュすることも。

昼食を自宅に戻って取ることも

こんにちは。ナシアヤムです。今回は、私のマレーシアでの暮らしについてお話しします。

 

クアラルンプールの住まいは、赴任後、すぐには決めずに、2~3週間、サービスアパートメントで生活してから探し始めました。急いで決めずに、いろいろと見て回ってからにした方が、自分に合った物件をゆっくり検討できるだろうという、会社側の配慮があったからです。その後、週末を利用して会社と提携している不動産会社の担当者と共に物件を巡り、今の住まいに決めました。赴任直前に航空便や船便を送ったのですが、そうすることで遅く着く方の船便が今の住まいに直接届くことになり、その分、引っ越し代も軽減できました。

 

勤務先への距離は、なんと徒歩2~3分。とにかく渋滞が苦手なので、オフィスまで歩いて通えるコンドミニアムを最終的に選んだからです。広さは95平方メートルで、オープンキッチンのあるリビングとベッドルームがあります。トイレは、ゲスト用が玄関近くに、自分用がベッドルームの奥にある洗面所の横と、2カ所にあります。洗面所は並んで2つあり、うち1つにはバスタブも付いているものの、ほとんどシャワールームのシャワーで済ませてしまうので、バスタブは使用したことがありません。家賃は、会社負担となる5000リンギット(約14万円・2016年3月現在)を超えると自己負担になるので、会社負担の枠に収まるような住まいを選びました。大半の駐在員は予算内で収めるようにしています。

 

会社までの距離がこれだけ近いと、通勤時間が短くて渋滞に巻き込まれないということ以外にも、いくつかメリットが見つかります。例えば、家や職場に忘れ物をしたらすぐに取りに行けること、会社でインターネットがつながらないときは自宅に帰ればつながること、ディナーが会食のときは一度家に帰ってラクな服に着替えてから出かけられることなど。ランチの約束が特にない日は、家に帰って昼食を取り、それから職場に戻ることもあります。帰宅後に日本の本社から急な依頼があったときは、会社にファイルを取りに行き、その日のうちに対応ができることなども挙げられます。そして、あまり大きな声では言えませんが、会社のトイレがあまりきれいではないので、少し時間がかかるときには家のトイレで用を足すこともありますね(笑)。

 

2泊3日で“海外旅行”ができる

会社からは、駐在手当のようなものとして一定の額が支給されていますが、残業代が出ないことや夜の接待時間の長さから考えると、正直、不十分と感じます。また、IS(イスラミック・ステート)台頭の影響で、比較的安全なはずのマレーシアがテロの標的になっているという報道を多数見ますが、当社の「危険地手当」の規定では、ジャカルタは危険区域となっているのに対して、クアラルンプールはまだ対象地域とはされていません。見直しを検討してほしいと感じています。

 

マレーシアは、国内だけでなく、タイやベトナムなどにも非常に近いので、安い航空チケットを買って、ぶらりと週末に出かけてくることもできます。エアアジアだと8000円くらいのチケットがあり、この料金で往復できるのです。これまでに、タイのバンコクとプーケット、シンガポール、ベトナムのホーチミンに行ってきました。

 

プーケットは、映画『ザ・ビーチ』のロケが行われたピピ島の海がきれいでした。シンガポールは街がきれいで良かったのですが、物価が高くて驚きました。金曜日か月曜日に休みを取れば、週末とくっつけて2泊3日で行って来られます。リフレッシュするには、旅行が一番です。

 

次回は、私の英語上達法についてお話しします。

 

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徒歩通勤の際に目にする風景。「近すぎて『オン・オフ』の切り替えが難しいのでは?」とよく聞かれるが、毎日、渋滞に巻き込まれて時間を無駄にする生活と比べれば遥かにましだと思う。

 

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同じく徒歩通勤時に撮影。朝は、路上にこのような露店が出ており、朝食を買い求める人でにぎわう。1食あたり120円ほどだが、工事関係者は体力勝負なので、多めに買って、腹ごしらえをしている模様。

 

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ランカウイ島には、客室が水上コテージとなっているホテルもあり、別荘気分が味わえる。

 

構成/日笠由紀

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