2000人に聞きました

Vol.4 「最初のバイト・おいしいバイト」第4回

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おいしいバイトをデータから見つけ出す、という特集記事も今回で最終回。思いのほか「おいしさ」は、その辺に転がっているわけではないことがわかった。今回も、先輩2000人(社会人/学生・各1000人)へのアンケート結果をひもときながら、気がついた「意外な」ことについて、レポートしてみることにしよう。テーマは「本当のおいしさ」と「まだ間に合うのか」だ。夏休みはまだ半分以上残っている。今からでも間に合うおいしいバイトを、データを参考に探してほしい!

 

おいしいと言えば、やっぱり「おいしいご飯」だと思うのです

今回の調査で「まかないはありましたか?」という質問項目を用意していた。まかない、文字通りの食事つきのバイト。食事がついているなんて、食べ盛りの大学生の皆さんにとって、それこそ“この上ないおいしいバイト”なのではないだろうかと推測しての設問だ。ということで、現役の大学生および大学院生(要は皆さんの先輩)1000人の「初めての」アルバイトで食事がついていたかどうか、結果はご覧の通り。

 

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全体の2割程度しか、まかないはついていなかったようだ。もちろん、飲食店スタッフなどにはついているケースが多く、それ以外の仕事でのまかないはレアケースなので、この結果は妥当と言える。が、まかないがついていることと、そのバイトへの満足度の相関性を調べたのが以下の表だ。

 

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それぞれの項目を5段階で評価してもらった平均値でスコアが5に近いほど満足度は高い。このデータを見る限り、まかないがついている仕事ほど、わずかながら満足度が高いという結果になっている。しかし、注目したいのは「もうかる」という点においての満足度だ。まかないがない方が高いスコアが出ている。ちなみに、それぞれの平均時給を調べてみても1割弱まかないなしのバイトが高くなっているので、ある程度の相関が垣間見えている。

 

おいしいといえば、時給の高さも気になるはず!

おいしいバイトと銘打つ企画なのだから、やはり「時給が高いバイト」が気になるはず。まかないがついていたり、和気あいあいと働けたり、恋のキッカケになる出会いがあったり、友達ができたり…しなくてもいい!!! とにかくもうけたい、という人にお勧めのバイトを先輩学生1000人の「初めてのバイト」の中から時給の高いトップ100を集計して、探し出してみた。

 

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トップ100だけ切り出して、最高額、最低額、平均額とまとめてみた。トップは時給5000円である。調査全体の平均が約1000円なので、ちょうど5倍。トップ100では平均が2000円弱で、全体の倍近いの数値をたたき出している。では、これらの「高額時給バイト」の内訳を見てみよう。

 

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「家庭教師」と「塾講師」が圧倒的である。それ以外の初めてのバイトとして人気の「カフェ店員」や「飲食店スタッフ」は、高額時給バイトの職種には入ってこない。バイトの満足度もまとめておこう。

 

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満足度は非常に高い。ただし、異性との接点や友達が増えるという項目に関してはあまり高いといえない。これらの項目を重要視して、初めてのバイトを探したいという人は別だが、とにかく「稼ぐぞー!」という人にとっては、やはりこれらのバイトを中心に探すことをお勧めしたい。

 

 

今からでも間に合うバイトはあるのか?

そして、今からでも間に合うバイト、しかもおいしかったり楽しかったり役に立ったりするバイトは何だろうか、ということで、現役の大学生および大学院生(要は皆さんの先輩)1000人にアンケートした結果から、7月~8月に「アルバイトを始めました」という人、しかも「やってよかったと思えるバイト」がある64人だけを抽出してまとめてみた。まずは職種から。

 

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ほかの時期でも人気のある飲食店スタッフも上位だが、塾講師や家庭教師が「やってよかった」と思えるバイトで圧倒的な強さを発揮している。子どもたちが夏休みのこの時期は、大学生がこの手のバイトに就くには格好のタイミングなのかもしれない。要は、まだ間に合うということなのだ。では、どのようにして見つけているのかまとめてみた。

 

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インターネットのアルバイト情報サイトで見つけている人が多いことがわかる。便利にサクッと、と思いきや、先輩・友人の紹介や、たまたま通りすがりに見つけたという例も少なくなく、果報は寝て待てという感じではなさそうだ。周囲にも「バイト探しているのだけれど、よい話はない?」と積極的に聞いてみるのが、この時期からおいしいバイトを探す方法の一つなのかもしれない。

 

もう1つ、この時期から始めるバイトの時給について調べてみた。すると「時給の平均は1077円」と意外に高い! しかも、5000円を筆頭に、3000円台が2人、2000円台も3人いた。今までの記事を振り返ってみてもらうと一目瞭然だが、バイトは早いうちからやっておく方がいい。しかし、大学1年生の皆さんは、今からでも遅くない。まずは始めてみることが大事なようだ。最後に、この時期からバイトをしてみてよかったと回答している先輩たちの「なにがよかったのか」というフリーコメントを掲載して、この企画の終わりとしたい。

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有名写真家と仲良くなった。ほのぼの働けるし、花とか展示物とか見ていて面白かった。(植物園、博物館の受付/時給800円/龍谷大学・経営学部・女子学生)

 

社員、アルバイトスタッフ皆知り合いや友達になった。職場の雰囲気もよい。スタッフの人数が多く交代制なので都合でほかのスタッフと交代したりできる。(スポーツショップのレジスタッフ/時給850円/大阪大学・経済学部・男子学生)

 

素敵な仲間、きれいなお店、おいしいまかない、最高だった。大好きすぎてやめるのがつらかった。(ワインバーのホール/時給900円/愛知淑徳大学・コミュニケーション学部・女子学生)

 

全体の流れの中で自分と役割をきちんとこなすことが求められ、自分には合っていた。(スポーツ会場での群衆を相手とする警備/時給1100円/東京理科大学・理工学部・男子学生)

 

ちょびっとまとめ

・まかないつきのバイトは、全体の満足度も若干高い傾向

・時給が高いバイトは「家庭教師」と「塾講師」の2つ。満足度も高い!

・今からバイトを探すなら「インターネットのアルバイト情報サイト」がお勧め。ただし「周囲にもおいしい話」はある様子

※写真は、本文とは関係ありません。

 

 

構成・文/サカタカツミ 撮影/西山武志

 

【調査概要】
期間:2013年3月26日~28日 対象:大学入学後にアルバイトを経験した大学・大学院に在籍している全国の学生1000人(うち男子学生475人、女子学生525人)、学生時代にアルバイト経験のある全国の20代の社会人1000人(うち男性519人、女性481人) 協力:株式会社クロス・マーケティング
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