【重要】会員サービス終了のお知らせ
ユニーク新人研修カタログ

Vol.3 株式会社第一ビルサービス

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
企業PROFILE
総合ビルメンテナンス業(清掃・設備・警備・工事)、プロパティマネジメント(不動産の運営・管理)を中心とする不動産経営代行、公共施設の指定管理事業、分譲マンション管理などを事業とする不動産総合サービス会社。1963年7月6日設立。新しいビジネスへの挑戦を続け、公営住宅、公園、宿泊施設などの公共施設の指定管理事業を、スタートから7年で10億円事業に育てた。現在は、広島にある大型商業施設マリーナホップの再生事業も手がけている。

研修内容

10年以上前から、新入社員が自ら研修を企画し、社長と新入社員が昼食をとりながら行う社長勉強会で、社長にプレゼン。承認を得たのち、準備から実施まで行う体験研修を実施している。実施するのは、8月以降の約1週間。2014年は新入社員9名が参加し、8月に発生した広島土砂災害の復興ボランティア活動を行った。9月1日~6日まで、一般のボランティア参加者と一緒に、初日は土のうの撤去作業、2日目は民家の家財撤去や泥出し作業、3日目は民家車庫の泥出し作業、5日目は民家の家財撤去と泥出し作業、6日目は民家側溝の泥出し作業を経験した(4日目は雨天のため中止)。過去には、「300kmウォーキングラリー体験」(13年)、「ミャンマー難民キャンプ訪問体験」(12年)、「東日本大震災ボランティア活動」(11年)、「無人島サバイバル研修」(10年)、「高温多湿のアンコール遺跡で清掃ボランティア活動」(09年)などを実施。

 

ph_training_vol3_01

初日、支給された道具を持って災害現場に向かう。

 

ph_training_vol3_02
土砂で埋まってしまった住宅。玄関から出入りできるよう、土砂を土のう袋に詰めて、リヤカーで運搬。

 

ph_training_vol3_03

休む間もなく作業を行い、唯一休憩をとった昼食時。

 

体験者インタビュー

ph_training_vol3_04

PROFILE
神田祥太(かんだ・しょうた)●ビル事業部。広島修道大学法学部法律学科卒業。2014年4月入社。生まれ育った広島に貢献できる企業で働きたいと考え、不動産系企業を中心に就職活動。介護や給食など、幅広い分野に挑み、成長している現社で自らも成長したいと考え、入社を決意。現在は不動産の運営・管理と営業を担当。

6月に「福島の復興を風化させないためのボランティア活動」に研修内容が決定し、リーダーに推薦された私は、9月24日から実施する予定で、福島のボランティア事務局と計画を進めていました。ところが、8月20日に広島で土砂災害が発生。福島の担当者に事情を話して理解していただき、ボランティア先を急きょ福島から広島に変更したのです。

 

通常は約2カ月ある準備期間が10日足らずだったので、段取りは大変でした。「被災地に行っても人員が多すぎて、やることがなかった」では、研修としての成果報告ができませんから、ボランティア事務局と密に連絡をとって正確な情報を把握し、調整しました。

 

現場では、初めて目にした自然災害の威力に言葉を失いました。私たち新入社員9名と一般参加者の計18名のグループで、主に土砂の撤去作業に当たり、2日目からは、私たちが持ち回りで事務局との連絡係やグループのまとめ役となるリーダーを買って出ることに。2日目は私がリーダーとなり、精神的にも肉体的にも疲れが見えていたメンバーに声をかけ、気分を盛り上げるよう心がけました。

 

丸1日かけて住宅内の土砂を撤去し、家主の方に感謝してもらった時は、達成感を得られましたが、つらかったのは、ある住宅の音楽室で、ピアノや楽譜、賞状などが土砂に埋まっている光景を目にした時。「思い出を少しでも残したい」という家主の思いを胸に、土砂の中から記念の品々を掘り集めました。

 

被災者の方たちの優しい気遣いに感激したり、不動産にかかわる者として「何か対策できることはないのか」と考えさせられた研修でしたが、一番の成果は積極性が身についたことだと思います。実務では、賃貸物件のオーナーの収益を最大化するための提案を進んでできるようになり、結果として収益が増えてオーナーに感謝され、仕事のやりがいにつながっています。

 

大学時代は、4年間は短いと思いましたが、社会人になると時間はもっと限られます。だからこそ、やりたいことに迷わず挑戦した方がいい。勉強も遊びも大切なので、オンとオフをうまく切り替えて、時間を有効に使ってください。

 

人事インタビュー

ph_training_vol3_05

PROFILE
中谷由希(なかたに・ゆき)●人財サービス部主任。メーカーで営業事務を経験したのち、2012年2月に中途入社し、人事業務全般に携わる。採用活動をはじめとする人事の仕事は、前年と同じことをしても同じ成果を得られないので、人の流れや市場の変化を敏感にとらえるために、常にアンテナを張るよう心がけている。

当社は、自ら学び、新しい取り組みをしていく「自修自得」の姿勢を大切にしています。ビルメンテナンス事業は、業績としては安定していますが、著しい成長は望めません。成長に弾みをつけるには、発想力や企画力、実行力が不可欠。ですから、入社1年目からこうした力を養って本業に生かしてもらうため、新入社員が自ら企画・準備・実行する体験研修を導入しています。

 

5月に本配属になると、月1回の「社長勉強会」が始まり、一緒に昼食をとりながら研修について話し合い、数カ月かけて内容を詰めていきます。2014年からは新入社員が各自3案ずつ企画し、社長にプレゼン。その中から候補を選び、多数決で研修内容を決定します。企画段階では「海外に行ける」「楽しそう」など、安易に考えがちなので、「会社の経費を使って本業の時間を割いていくのだから、遊び半分の企画では実施する意味がない」と、体験研修の厳しさを理解してもらいます。

 

研修を通して身につけてほしいのは、実行力。言われたからやるのではなく、自主性を持って実行することが重要です。学生時代は、気の合う友達同士でまとまっていられますが、研修では、そうではない人たちとのチームプレーが求められます。仲間とのぶつかり合いや肉体的なつらさなど、ハードな体験を共有することで真のチームワークが生まれると考えています。体験研修を終えると度胸がつきますし、調整力や交渉力も鍛えられますね。また、帰属意識が強まるので、体験研修を経験した社員は離職率が低いという効果も見られます。

 

会社に入ると、いろいろな仕事を経験することになるので、どんな環境でも活躍できるよう、学生時代からチームプレーとフットワークの軽さを身につけておくといいですね。狭いカラに閉じこもらないで、アルバイトやサークル活動、遊び、勉強など何でもいいので、自ら積極的に飛び込んで、いろいろな経験を積んでほしいと思います。

 

取材・文/笠井貞子 撮影/滑(なめら)恵介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
10分トレーニング:みんなの回答をチェック! ▼
1年生も、もちろん!
大学生・院生・短大生・専門学校生になったら!

リクナビで詳しく見てみよう!

この企業についてリクナビで研究する