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ユニーク新人研修カタログ

Vol.6 帝人株式会社

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企業PROFILE
1918年、日本初のレーヨン(繊維の一種)メーカーとして創業。現在は、「モビリティ」「情報・エレクトロニクス」「ライフプロテクション」「環境・エネルギー」「ヘルスケア」の分野に向けて、高機能繊維・複合材料、電子材料・化成品、ヘルスケア、繊維製品・流通、ITなど、多岐にわたる事業をグローバルに展開。事業間の強みを融合した新規ビジネスの創出や、モノにサービスを付加したソリューションの提供にも挑戦。グループ会社は国内58社、海外94社。

研修内容

2011年から新人海外派遣研修の導入を始め、11年と12年は中国とインド、13年は中国、インドとインドネシアの3カ国、14年からはベトナムを加えた4カ国で実施。例年、グループ内の中核企業の新入社員を含む約100名が参加。入社後2週間は、ビジネスのマナー・基礎や理念・事業内容などを学ぶ国内研修に参加し、4月後半から現地滞在約7~10日間(年によって異なる)の海外派遣研修に参加する。研修先は、グループ企業が進出し、拠点として力を入れている重要なマーケット。現地でサバイバル体験もしてほしいとの思いから、新興国で実施している。約100名が4カ国に分かれ、大学の寮などに宿泊し、5名程度のグループで活動する。現地のビジネスパーソンとのディスカッション、現地企業や帝人グループ企業への会社訪問、現地の一般人の声を聞くフィールドワークなどが組み込まれ、最終日には現地で見聞きした情報をもとに、現地ニーズと帝人の事業領域を組み合わせたビジネスの提案を行い、優勝グループを決定する。その国での優勝グループは、帰国後に各国の優勝グループ発表会で発表できる。

 

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インドでの研修をサポートしてくれ、仲良くなった大学生フェローとの1枚。

 

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2014年のインドでの研修風景。現地企業を訪問した。

 

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2015年のベトナム研修。フィールドワークでは一般人に課題に関するリサーチを行った。

 

体験者インタビュー

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PROFILE
北島雄太(きたじま・ゆうた)●帝人デュポンフィルム株式会社企画管理部。慶應義塾大学経済学部卒業。2012年4月入社。世界に誇れる技術を持っている素材メーカーを中心に就職活動し、帝人の炭素繊維に将来性を感じて入社を決意。入社後3年間、東京と大阪の経理部で原価管理を担当。15年5月より、現部署にて、経営層向けの事業データを集計する管理会計などに携わる。入社時のTOEIC(R)Testは830点。

私は、15名でインド研修に参加。学生時代に東南アジアやヨーロッパ、アメリカや南米は回りましたが、インドは初めて。荒涼とした地に高層ビルがそびえ、道路を豚や牛が行き交うカオスな光景に圧倒されました。5人のグループの中では英語はできる方でしたが、インド人の英語はアクセントが独特。ビジネス英語の知識もなかったので、最初はコミュニケーションに苦労しました。助かったのは、研修にアテンドしてくれた現地の大学生フェローの存在。わからない英語は、あとで彼らに聞いて補いました。

 

私たちは、発表テーマを「インドへのオートメーション(機械による自動化)導入ビジネス」に決定。会社訪問では、日本の自動車メーカーの現地法人とインドの太陽光発電設備メーカーを訪れ、安い労働力確保の難しさ、人力に頼る製品品質の不安定さ、人事管理の難しさなど、テーマに役立つ話をたくさん聞くことができました。

 

ビジネスパーソンとのディスカッションでは、大学教授からロジカルシンキングを学び、大学生フェローにも助けてもらって、何とか発表テーマをまとめることができました。彼らとは年齢も近かったので仲良くなり、今でもSNSで連絡を取り合っています。

 

帝人インディア社員との会食では、インド人社員のマネジメントや市場開拓の苦労など、日本人駐在員として働く厳しさを知りました。一方で、帝人に愛着を持って働いているインド人社員の話なども聞くことができ、海外で認められている企業であることもわかり、海外で働くやりがいも予感できましたね。「インドなんてイヤだ」と嘆いていた同期が、帰国後には「海外転勤もいいな」に変化。私自身も、今では海外で働くことが具体的な目標になっています。

 

学生の皆さんは、卒論に真面目に取り組むなどして、ロジカルに考える訓練をしておくと役に立つと思います。あとは、学生時代にしかできないことをやっておくこと。私は、1カ月単位のバックパッカー旅行を3回経験したせいか、海外に抵抗がありませんし、仕事先の国のイメージがなんとなくつかめるのもメリットです。

 

人事インタビュー

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PROFILE
久保田はる菜(くぼた・はるな)●人事総務部組織・キャリア開発グループ兼採用・人材開発グループ兼改善活動全社事務局。2006年4月入社。大阪本社で人事制度の企画を2年、岩国事業所(山口県)で工場の業務管理と教育、人事考課を2年経験し、10年より現部署。12年から14年まで新人海外派遣研修の同行を経験。現在は、社員が自主的にキャリアを考えられる仕組みづくり、グループ同士が連携できる仕組みづくりに携わる。

入社後早い段階で「グローバルに活躍したい」という意識づけを行うことが、新入社員の海外派遣研修の目的です。そのために、ビジネスパーソンとのディスカッションでは、グローバルに活躍する人たちの想い・働き方に触れ、会社訪問では、現地企業と日本企業との共通点や相違点なども肌で感じてもらいます。

 

現地で街頭インタビューなどを行うフィールドワークでは、現地の人たちがどんなことを大事にしていて、何を求めているのかニーズを探り、「帝人の事業内容と組み合わせて、どんなビジネスができるか」を、グループごとに提案することが最終課題です。与えられたプログラムをこなすのではなく、インターネットでは得られない生の情報を自分たちで収集するなど、現地でしかできない体験をたくさんしてほしいと考えています。

 

実際には一概には言えないのですが、グループ企業にはIT系もあれば商社系もあるので業種によってカラーが異なっていると感じたり、文系と理系で考え方が異なっていると感じたり、グループ内で意見が衝突することは少なくありません。こうした壁にぶつかりながら、わずか5人でも多様性があることに気づき、相手を認め、協調していくことを学んでいると思います。

 

現地では大学の学生寮などに宿泊するので、最初は「こんなところに寝泊まりするの!?」という不安と戸惑いが。見慣れない虫や停電に悩まされたり、インドネシアでは渋滞に巻き込まれることも。それでも、渋滞を見越して早めに行動したり、逆に先方が送れることも許容するなど、現地の環境に素早く順応して活動しています。こうした経験に鍛えられ、目標をやり遂げたことも自信となって、帰国すると頼もしく見えますし、海外で仕事をする実感が湧いて、海外勤務に対して積極的に考えられるようになっているようです。

 

語学やビジネスの考え方は、入社後でも勉強できます。それよりも、学生のうちに環境の変化に順応する力や、バックグラウンドの異なる人と協調していく力を身につけておくことをお勧めします。そのためには、同じ価値観を持つ学生同士の付き合いだけでなく、いろいろな環境に身を置いてさまざまなことを経験し、自分の許容範囲を広げておくといいですね。

 

取材・文/笠井貞子 撮影/鈴木慶子

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