【最新版】大学生のインターンシップ事情

Vol.2 経験者1280人に聞いた「何社に参加した?参加して良かったことは?」

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第2回目は、インターンシップに参加した回数、参加時期、実施期間や参加したインターンシップのタイプなどについて詳しく紹介。参加して良かったこと、不満だったことについてのコメントも参考にしよう。そして、低学年の皆さんは、低学年から参加するべきかどうかの意見もぜひ参考にしてほしい。

 

何社のインターンシップに参加した?

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平均は2社に満たないが、「28社」(参加業界:ホテル、ブライダル、不動産ほか/文学部4年/女子学生)、「22社」(参加業界:ソフトウェア、鉄鋼メーカー、化粧品メーカーほか/経済学部4年/男子学生)という回答も。中には、「5社」(参加業界:インターネット、システムインテグレーター、専門商社、鉄道ほか/経済学部1年/男子学生)や「4社」(参加業界:インターネット、電機メーカーほか/理工学部1年/男子学生)など、大学1年で複数のインターンシップに参加している学生もいた。

 

参加したインターンシップの実施期間は?(複数回答)

※印象に残った2社について回答

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インターンシップ期間が「2日以上~1週間未満」だった人が4割近くと、1日参加を上回った。ちなみに、1社のみ参加で期間が1日だった学生は、1280人中165人(13.0%)。後述の「参加して不満だったこと」の回答に、「1日だったこと」を挙げている人も目立ち、「できれば2日以上のインターンシップに参加したい」というのがホンネのようだ。

 

参加したインターンシップのタイプは?(複数回答)

※印象に残った2社について回答

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その他のタイプとしては、1日参加では「見学」や「説明会」、2日以上では「講義」という回答が目立った。2週間以上になると、「ワークショップ型と業務実践型」や「ワークショップ型とプロジェクト型」などの複合型が増え、1カ月以上になると「一人でプログラムを作成」(参加業界:システムインテグレーター/経営情報学部4年/女子学生)、「会社が経営する飲食店のメニュー開発」(参加業界:食品メーカー/学芸学部3年/女子学生)など、内容がかなり充実してくる。

 

いつ参加した?(複数回答)

※印象に残った2社について回答

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就活を控えた「大学3年生」時の参加が約6割と多く、1年生の参加が約1割ある。さらに、参加開始時期についても質問してみたところ、「8月」が40.5%、「9月」が15.5%、「7月」が8.0%と、夏の参加が多いことがわかった。

 

低学年のうちから参加した方が良いと思う?

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<良いと思う理由>

「インターンシップに参加することで広い視野を持つことができ、就活や自分の勉強にも生かすことができるから」(参加業界:印刷/工学研究科大学院2年/男子学生)

 

就活の不安を減らせるだけでなく、人脈が広がる」(参加業界:不動産/商学部4年/女子学生)

 

「早めに体験することで、今後の人生を考える指標が増え、より豊かな選択ができる」(参加業界:インターネット/総合管理学部1年/男子学生)

 

「大学1年から参加することで、自分のやりたい職業や、どのような将来像を描いていきたいのかが明確になってくるので、残りの大学生活が充実すると思う」(参加業界:教育/音楽学部1年/女子学生)

 

「2年時に参加するのがベストだと思う。1年は必修科目などが多く、3年は就活本番に向けてやることが多いので」(参加業界:コンサルティング/人間科学部3年/男子学生)

 

<良いと思わない理由>

明確な目的意識もなしにインターンシップに臨むのは、時間の無駄だと思う。自分の幅を広げる意味では、ほかにもやれることはたくさんある」(参加業界:銀行/法学部3年/男子学生)

 

業界についてよく知っているならともかく、予備知識が不足した状態で参加しても、不完全燃焼で終わると思うから」(参加業界:化学メーカー/理工学研究科大学院1年/女子学生)

 

「インターンシップも大事だが、低学年のうちはアルバイトや部活動、資格の勉強、旅行などをした方が、面接対策にも有利だと思う」(参加業界:官公庁/法学部4年/男子学生)

 

参加して良かったこと/不満だったことは?

<良かったこと>

「その業界を実際に体験し、向き不向きを確かめることができたこと。また、人事担当者から『エントリーシートや面接でどんなところを見ているか』など、ためになる話をたくさん聞けたこと」(参加業界:インターネット/国際文化部3年/女子学生)

 

「置かれた環境の異なる人たちと接し、就活を行う同年代の価値観や考え、レベルを知ることができたこと。自分の価値観や視野が広がったこと」(参加業界:専門商社/文学部4年/男子学生)

 

「志望業界が広がった。社員とFacebookでのつながりができ、イベントの情報が入ってくるようになった」(参加業界:出版/工学部3年/女子学生)

 

「社員と接する機会が多かったので、社風や企業カラーを理解することができた」(参加業界:損害保険/商学部4年/男子学生)

 

「まったく興味のなかった業界の企業だったが、自分が興味を持っている業務があることがわかり、志望先選びの視野が広がった」(参加業界:ソフトウェア/水産学部3年/女子学生)

 

「実際に仕事を体験することによって、Webサイトなどでは調べられないこともわかり、仕事内容や仕事の大変さを体感することができた。今後の職業選択に役立つので良かった」(参加業界:映像制作/表現学部3年/男子学生)

 

「優秀な学生に出会えたことで、自分の足りないところや努力するべき点がわかったこと。その業界についての理解が深まったし、営業の大変さがわかった」(参加業界:人材/現代福祉学部3年/女子学生)

 

<不満だったこと>

「プログラムが盛りだくさんで、それぞれに対して多くの時間が与えられず、深く突き詰めることができなかった」(参加業界:損害保険/経済学部4年/男子学生)

 

「グループワークと会社説明が中心で、実践的なことをやらせてもらえなかった」(参加業界:百貨店/文学部3年/女子学生)

 

「アルバイトのような扱いだった上に、報酬もないこと」(参加業界:コンサルティング/言語コミュニケーション学部4年/男子学生)

 

「参加したインターンシップが1日や2日など短期間だったため、その会社のことを深く理解することができなかった」(参加業界:電機メーカー/産業社会学部3年/女子学生)

 

編集部より

インターンシップに参加することは、“相手(業界、企業の社風)を知る”だけでなく、“自分(向き不向き、自分に足りないこと)を知る”ことにもつながる。長い期間のインターンシップに参加した学生ほど、「ワークショップ型と業務実践型」などの複合型を経験しているので、“働く疑似体験”をするためにも、プログラム内容や実施期間をしっかり確認しよう。

 

▼次回予告・Vol.3 経験者1280人に聞いた「交通費、報酬、服装…実際はどうだった?」

 

構成・文/笠井貞子 撮影/西山武志

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