【最新版】大学生のインターンシップ事情

Vol.3 経験者1280人に聞いた「交通費、報酬、服装…実際はどうだった?」

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第3回目は、交通費や報酬、参加時の服装など、インターンシップの現実的な部分について紹介しよう。事前にどんな準備をして臨むべきか、どんな視点で参加先を探すべきかなどのアドバイスは、これから参加しようと考えている人たちにも役立つはず!

 

参加したインターンシップに報酬はあった?(複数回答)

※印象に残った2社について回答
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中には、報酬「20万円」(参加業界:音楽系/2日以上~1週間未満のワークショップ型に参加/法学部4年/男子学生)や報酬「18万円」(参加業界:総合商社/1カ月以上の業務実践型に参加/経済学部3年/女子学生)などの高額報酬を得た人もいるが、約9割は「報酬なし」というのが現実だ。

 

交通費は支給された?(複数回答)

※印象に残った2社について回答

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2日以上~1週間未満のワークショップ型に遠方から参加し、「交通費、宿泊費を含め、すべて企業が手配してくれた」(参加業界:ソフトウェア/工学部3年/女子学生)というケースもあったが、8割以上は交通費の支給はないのが実情。「参加して不満だったことは?」という質問に「交通費の支給がなかったこと」と回答した人も、少なからずいた。

 

インターンシップに参加した時の服装は?(複数回答)

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私服と答えた人に、具体的にどんな服装で参加したかをたずねたところ、多かったのは「動きやすい服」「普段どおりの服」など。中には、「そこのブランドを意識した服装」(参加業界:ファッション・アパレル関連/発達科学部3年/女子学生)という回答も。医療、看護、レジャー・アミューズメント、建設系の参加者には、ユニフォームや作業着が貸し出されているケースも見受けられた。

 

インターンシップで友達ができた?

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「他大学の友達ができ、インターンシップ後も情報交換などをしている」(参加業界:生命保険/教養学部3年/女子学生)など、参加して良かったことに“友達”を挙げた人は複数いた。「学校や学年の違う友達が多くでき、将来について具体的に考えることができた」(参加業界:介護・福祉/家政学部2年/女子学生)、「友達ができて、一緒に頑張ろうという気持ちになった」(参加業界:出版/教育学部1年/男子学生)など、低学年の参加者にとっても友達ができることの意義は大きいようだ。

 

参加に当たって、どんな準備をしておけば良かったと思う?

「ビジネスマナー」(参加業界:銀行/経済学部4年/男子学生)

 

「もっと企業について研究して、質問などを考えておけば良かった」(参加業界:通信/人間科学部3年/女子学生)

 

「エントリーシートを容易に書けるように、自己分析をしておく」(参加業界:ソフトウエア/情報学部3年/男子学生)

 

「インターンシップの内容を事前に問い合わせ、下調べをしておくこと」(参加業界:官公庁/人間社会学部4年/女子学生)

 

「会社の一員になるという意識を持って参加した方が良かった」(参加業界:化学メーカー/先進理工学研究科大学院2年/男子学生)

 

これからインターンシップに参加するとしたら、どんな視点で企業やプログラムを選ぶ?

「自分の観念にとらわれず、いろいろな企業のインターンシップに参加したい。社会人として働いた経験がないので、自分の観念にとらわれると、選択の幅が狭まってしまうと思うからです」(参加業界:公務員/人文学部4年/女子学生)

 

「ある程度の期間、仕事の一部を実際に経験できること。単なる企業訪問や学生同士のグループワークだけでは、企業説明会や大学でのワークショップと変わらないし、それほど進路や企業選びの参考にならない」(参加業界:シンクタンク/法学政治学研究科大学院2年/男子学生)

 

「興味のある業界の中で、あまり知らない企業やB to B企業のインターンシップに参加したい。なぜなら、企業を知ることができる良い機会だから」(参加業界:リース/法学部3年/女子学生)

 

「さまざまな業界を選ぶ。業界によって仕事内容や社風も違うと思うから」(参加業界:教育/地球環境学科大学院1年/男子学生)

 

「就活時期が迫ってきているので、興味本位ではなく、実際に自分が行きたい企業を絞り込み、ある程度の知識を養った上で臨みたい」(参加業界:化学メーカー/工学研究科大学院1年/女子学生)

 

編集部より

インターンシップ仲間との出会いは、就活の刺激や励みになるだけでなく、自分を客観視する機会にもなる。そして何より、今まで頭の中だけでイメージしていた業界や企業の選択肢に、実体験に基づく選択肢が加わることは、大きなプラスになるだろう。また、低学年から参加することで、違う年代や違う大学の友達ができて視野が広がるだけでなく、自分のキャリア形成を早い時期から考える好機にもなる。積極的にインターンシップに参加して、自分の視野を大きく広げてほしい。

 

構成・文/笠井貞子 撮影/西山武志

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