内定者インタビュー

Vol.330 日用品メーカー内定 慶應義塾大学 高田季代子さん

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就活データ
志望業界:日用品メーカー、医薬品メーカー、食品メーカー、化学メーカー 説明会参加:約35社(うち合同企業説明会6回) 先輩訪問:15人(医薬品メーカー、広告会社、銀行、コンサル、ITベンチャー) エントリーシート提出:15社 面接:9社 内定:4社(日用品メーカー1社、医薬品メーカー3社) 活動費用:約11万9500円(交通費2万5000円、カバン・靴・ワイシャツ等4万円、ストッキング代1万円、外食費2万円、証明写真2万1000円、郵送代3500円。SPIや就活本は先輩から貰ったものを使用。ストッキングがよく破れて思わぬ出費となった。証明写真はもっと安く抑えてもよかったと思う)

薬剤師になるのではなく、民間企業に就職することを決意

6年制の薬学部に在籍しているため、卒業前に薬剤師の免許を取る予定ではありますが、入学当初から民間企業への就職も一つのキャリアの選択肢として考えていました。実際に就活を始めたのは5年生の6月。まずは友人の勧めでインターンシップに参加することに。私は1年留年していたため同期はすでに就活を終えていて、その友人たちがインターンシップに参加することを勧めてくれたんです。

 

インターンシップに参加する目的は、「自分を知る」「社会を知る」、そして「就活の友達を作る」の3つでした。まだ自己分析もできていませんでしたし、経済など世の中の動きも理解していなかったからです。そして、せっかくなので、就活中にいろいろな学生に出会いたいなと思っていました。例えば、ある企業のインターンシップでは、山の中でサバイバル生活をするというプログラムの中で自己分析ができましたし、仲間も作ることができました。

 

また、「薬剤師と言えば医薬品メーカー」というイメージがあったので、本当にそうなのだろうかという疑いの気持ちであえて医薬品メーカーのインターンシップに参加。以前は、MR(医薬情報担当者)はお医者さんにペコペコして接待しているというイメージを持っていましたが、インターンシップに参加したことで、実際には医療現場の情報をヒアリングして患者さんのためになる情報提供をしているということがわかりました。また、女性が働きやすい会社が多いこともわかり、医薬品メーカーへの志望度が高まっていきました。

 

そんな中、インターンシップと並行して参加していたのが薬局実習と病院実習。いずれも6年制の薬学部を卒業し、薬剤師の資格を取るための必須カリキュラムで、それぞれ3カ月間現場で仕事をさせてもらいます。これらの実習に参加するまでは、新卒で薬剤師として就職することも一つの選択肢として考えていましたが、病院では当然のことながら医師や看護師の方が患者さんとの距離が近いことを実感。そして、ここで働いていると自分はずっと「はがゆい思い」をするのではないかと思うようになり、まずは民間企業に就職することを決意しました。

 

実習期間中は平日の朝から夕方まで、場合によっては夜まで拘束されるので、就活を並行して行うのはかなり大変でした。人気企業のインターンシップや説明会は、予約をするために採用ナビに張り付いていないといけないこともあるくらいですから…。その点、医薬品メーカーは、薬学部生が実習に参加しているという事情を知っているので、土日にインターンシップなどを開催してくれるところが多く大変助かりました。また、ほかの薬学部生に聞いた話では、「この日は就活があるので実習を休み、その代わり別の日に実習を行う」といった振り替えを認めてくれる実習先もあったようです。

 

大切にしたいのは「こんな仕事をしている」という自分の未来の姿

以前から、商品コンセプトを考え、それを形にする仕事がしたいと思っていたので、年が明けてからは、ある日用品メーカーの商品企画のインターンシップに参加。グループワークでは、普段多くの人が使っている商品の問題点を洗い出したり、それを改善する方法を考えたり、実際に新しい商品を作ったりするという一連の「商品開発」のプロセスを実体験することができ、業務内容を具体的にイメージすることができました。

 

ほかにも日用品メーカーはたくさんありますが、マーケティングや営業などに力を入れているところが多いため、商品企画に力を入れているこの会社に強くひかれていくことに…。そして、5月にエントリーシートや面接といった本選考を受け、6月には内々定をいただくことができました。

 

同じように商品開発ができそうな食品メーカーの選考も受けたのですが、自主的に商品の研究をするためにその企業の商品ばかりを買って同じようなものばかり食べていたら、体調を崩してしまって…。おそらく実際に食品の商品開発をする際も同じようなことをするので、ちょっと自分には無理かなと感じました。

 

一方、夏や冬のインターンシップに参加していた医薬品メーカーは、順調に選考が進んでいき、6月には内々定をいただくことに。最終的には、医薬品メーカー2社と日用品メーカー1社のどこに入社するのかで悩むことになりました。

 

ある医薬品メーカーは、採用担当者から「高田さんは強く見えるけど本当はもろいところがあるよね」「実はちゃんと周りを見ているでしょ」といったことを言われ、本当によく私のことを見てくれているということをうれしく感じました。また、同期もノリが良く笑いが絶えない学生が多かったので、人という面では一番良いかなと感じていましたね。

 

一方、内々定を頂いたもう一つの医薬品メーカーは、働きやすい制度作りに力を入れており、女性管理職をつくっていきたいと言っている点が魅力的でした。自分がその会社の中でステップアップしてキャリアを構築していくイメージを持つことができたんです。

 

そして日用品メーカーは、商品のコンセプトを考えて形にするところまで携わることができる、つまり商品開発という自分のやりたい仕事ができるという点にひかれていました。

 

それぞれ良いところがあるため、どこに入社するのかとても迷ったのですが、突然自分の中で結論が出ることに…。ある日の夜、車で好きな音楽をかけて一人でドライブをしていたところ、ふと「あ、やりたい仕事ができる日用品メーカーで働こう」と思いました。企業を選ぶための軸はたくさんありますが、私の場合は、「自分が何に熱中していたいのか」「何をしている自分でありたいのか」が重要なんだなと気づいたんです。

 

いくつかの軸を持つことで、逆に、本当に自分が一番大切にしたいことが何なのかを最終的に知ることができた就活だったと思います。まずはいろいろな可能性を考え、最後は自分の直感を大事にするのも、一つのやり方なのかもしれません。

 

低学年のときに注力していたことは?

1年生の時になんとなくの憧れで国際サークルに入ったのですが、周りの人たちは本気で国際的な活動をしている一方で、私はかっこよさにひかれて入ったのでやっぱりちょっと違うなと思うように…。「かっこよさ」や「将来のために」といった考えではなく、せっかくだから今やりたいこと、好きなことをやろうと思うようになり、他大学のゴスペルサークルに参加。そこでは「想いをコンセプトにして形にする」というイベント企画をしてきたので、その経験が商品開発をしたいという就活の軸にもつながっていったのだと思います。

 

就活スケジュール

大学5年5〜8月
薬局実習(大学のカリキュラム)

平日5日間は朝から夕方まで薬局での実習に参加。
大学5年6月
夏のインターンシップに応募

インターンシップナビやインターンシップ合説で情報収集。「自分を知る」「社会を知る」「就活の友達をつくる」のいずれかに当てはまりそうな企業プロセスに応募していた。
大学5年8月
インターンシップに参加

医薬品メーカーやブライダル企業のインターンシップに参加。
大学5年9〜11月
病院実習(大学のカリキュラム)

総合病院での実習。薬剤師よりも医師や看護師の方が患者さんとの距離が近いことを実感し、民間企業への就職を決意する。
大学5年10〜大学6年4月
インターンシップに参加

医薬品メーカーや日用品メーカーのインターンシップに参加。医薬品メーカーは土日に開催しているところが多かったため実習と両立しやすかった。その分、2日+2日+1日+1日など、飛び飛びの日程になっていることが多かった。
大学6年3月
合同説明会に参加

リクナビLIVEや学内で開催されている合同説明会に参加。
大学6年5月
本選考開始

エントリーシート、グループディスカッション、個人面接などの選考が開始。
大学6年6月
内々定

日用品メーカーと医薬品メーカーからの内々定が出る。最終的には「商品開発ができる」という仕事内容を大事にし、日用品メーカーへの入社を決意。

就活ファッション

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スーツは入学時に購入したものを使用し、バッグは就活用に新調した。よく歩き回っていたのでパンプスは2足用意、靴磨きも毎日忘れずに行った。髪の毛はハーフアップで、くし・ケープを持ち歩いた。夏のインターンシップに参加していたこともあり、ブラウスは半そで2着と長そで2着を用意。

 撮影/鈴木慶子

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