内定者インタビュー

Vol.339 総合商社内定 近畿大学 前川仁耶さん

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就活データ
志望業界:金融、総合商社 説明会参加:20社(うち合同会社説明会2回) 先輩訪問:1人(商社) エントリーシート提出:10社 面接:6社 内定:3社(専門商社、銀行、総合商社) 活動費用:6万6000円(交通費約2万円、スーツ代4万5000円、書籍代約1000円。自宅は三重県だったけれど、大阪市内までの定期を購入していたので、交通費を安く抑えることができた。スーツをオーダーしたので、その費用がかかった)

インターンシップ先の社員から総合商社に向いていると言われ企業研究を進める

1つ年上の兄が銀行に内定し、母も金融の仕事をしていたので、自然と銀行に興味を持っていました。大学3年秋に、銀行のインターンシップに参加。5日間、その銀行が実際に行っているビジネスを参考に、グループワークを進めるという内容でした。その時にお会いした女性社員の方から、「総合商社に向いている」と言われたのです。理由は、自分の思っていることをきちんと伝えられている、ということでした。

 

その言葉をきっかけに、総合商社はどういう事業を行うかをリサーチ。スケールの大きなプロジェクトを動かすこと、多岐にわたる事業にかかわることなどを知るにつれ、興味を持ちました。また、現在の内定先はたまたま僕の大学と産学連携でつながっていると知り、親近感を覚えました。就活用のWebサイトやホームページなどでさらに情報収集し、ますます魅力を感じました。

 

3年の2月中旬からは、企業説明会がスタート。周りの人は応募先を広げようと、多くの企業の話を聞いていましたが、僕は数が多くなると企業研究が深掘りできず、散漫になると判断。あえて、社数を絞ろうと決めました。興味のある分野、聞いたことのある社名などでピックアップし、企業パンプレットやWebサイトで情報収集。自分に合わない、興味がないと思う会社は、応募するのを辞めました。その結果、総合商社を中心に、銀行、生命保険、建材会社など15社を選定。それらの会社の説明会や先輩社員との懇談会の情報は欠かさずチェックし、参加できたと思います。

 

ただし、企業説明会にはあまり比重を置きませんでした。というのも、どの企業も学生にいい会社だとアピールするので、魅力的な情報を並べることが大半。それでは表面的なことしかわからないので、より具体的な事業や仕事内容を知るには先輩社員に話を聞くべきだと思いました。そこで、キャリアセンターで紹介してもらい、自動車メーカーに勤務する入社3年目の先輩に会いに行きました。

 

その方は東京勤務だったので高速バスを活用。オフィス近くで、ランチをしながら話を聞きました。仕事内容や会社の雰囲気を聞き、エントリーシートへのアドバイス、面接対策なども質問。キャリアセンターの方にもエントリーシートのアドバイスをもらっていたのですが、「時系列がごちゃごちゃになっていること、事実の羅列でストーリーがない」など具体的にアドバイスをいただくことができました。

応募企業を絞って行動したことで、本命企業から内々定

現在の内定先は、大学4年の5月初旬に先輩社員との懇談会に参加。いろいろな社員の方と話す中で、社員の雰囲気や自分との相性もいいと感じました。さらに、会社説明会に参加した中で、ある地方銀行にも興味。この時点で、総合商社を第1志望、地方銀行を第2志望に絞りました。

 

大学4年6月からは、面接がスタート。現在の内定先は3回の面接がありました。基本的には志望動機や自己PR、学生時代に頑張ったことなどを聞かれました。その中で、記憶に残っているのが「前川くんにとって、ライバルとはどういうものか?」という質問です。できる限り具体的に答えようと思い、高校時代に出場した甲子園で対戦した同期が現在、プロ野球で活躍していること。そんな有名な選手に負けないよう、自分は違うステージで世界に通用する人になりたいと答えました。

 

先に地方銀行から内々定をもらっていましたが、第1志望の総合商社の選考が残っていることを正直に伝えると、自分の納得がいくまで続けていいと言ってもらえました。そして、現在の内定先の面接が進み、6月中旬に第1志望から内々定をもらうことができました。

 

就活を振り返ってみて良かったのは、何より行動力です。会社説明会では、前の方の席で聞く、説明会のあとに質問する機会があれば最後まで残ってほかの学生の質問も聞きました。また、行きたいと思った会社の情報は常にチェックし、説明会以外のイベントも逃さず参加しました。応募企業を絞っていたからこそ集中して行動できたと思います。

 

また、総合商社はSPIでの選考比重も大きいと思いました。兄からもSPI対策を行うようアドバイスされていたのですが、準備不足のためSPIが不合格になってしまった総合商社もありました。面接には自信があっても、そこに進めなければ力を発揮できません。だからこそ、時間に余裕のある時に、SPIや筆記試験対策を行うべきだと思います。

 

 

低学年のときに注力していたことは?

大好きな野球を怪我で断念することになり、大学1、2年はやる気が出ず、もがいていた時期。最低限の単位だけ取得することしかやっていません。アルバイトは飲食店での接客、塾講師、ガソリンスタンド。人と接する仕事が好きでした。

 

就活スケジュール

大学3年11月
銀行のインターンシップに参加
業界・企業研究のため、銀行の5日間のインターンシップに参加する。その時、女性社員から総合商社に向いていると言われ、総合商社に興味を持つ。
大学3年1~2月
自己分析やエントリーシート対策

キャリアセンターを活用し、自己分析やエントリーシートの書き方についてアドバイスをもらう。2月中旬から会社説明会に参加。
大学3年3月
SPI対策に力を入れる
兄から、総合商社を受けるならSPI対策を行っておいた方がいいとアドバイスを受ける。就活が本格的に始まる前のこの時期に、参考書などでSPI対策を行った。3月下旬には、説明会で出会った鉄鋼の専門商社の面接が始まる。
大学4年4月
個別の会社説明会に参加

企業研究で応募企業を15社に絞り、それぞれの企業の理解を深める。面接を受けていた鉄鋼専門商社から内々定をもらう。ただ、ほかの企業の選考がこれから始まる時期だったので、就活を続行。エントリーシートの提出が迫っていたので、キャリアセンターの方にアドバイスをもらいながら作成。
大学4年5月
面接や先輩社員との懇談会に参加
現在の内定先は、先輩社員との懇談会があり出席。多くの社員と話すことで、社風や働く人の特徴をつかみ、自分に合っていると実感。面接が始まる企業も。
大学4年6月
第1志望から内々定をもらい就活を終了
総合商社を第1志望、地方銀行を第2志望に決める。ほかの会社の選考を辞退し、現在の内定先は3回の面接を経て、6月2週目に内々定。地方銀行も内々定をもらっていたが、現在の内定先に決め、就活を終了する。

就活ファッション

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普通の人よりも体格が良く、既製サイズでは入らないので、スーツはオーダー。色は黒で、体にフィットするフォルムに仕上げてもらった。1着約3万円。ネクタイはブルー系のもの1本のみ。靴はシンプルなビジネスシューズを選んだ。

 

取材・文/森下裕美子 撮影/嶋並ひろみ

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