内定者インタビュー

Vol.356 政府系金融機関内定 中央大学 山崎大久さん

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就活データ
志望業界:不動産、電鉄、IT、金融  インターンシップ参加:8社(ハウスメーカーなど不動産業界やコンサルティング会社など)  説明会参加:約40社(うち合同企業説明会1回)  先輩訪問:1人 エントリーシート提出:30社 面接:25社 内定:1社(金融系) 活動費用:約15万円(交通費4万円、洋服代3万円、書籍代2万円、外食費4万円、証明写真2万円) 自宅から大学までの定期券以外に、就活用に都心までの定期券も購入した。

多くの企業説明会に足を運び、肌で感じたものをメモに残した

就職活動を本格的に始めた大学3年の3月の時点で、業界はほとんど絞れていませんでした。大学2年から、地方都市活性化をテーマにしたゼミに入っており、地方に貢献できる仕事がしたいという思いは漠然と持っていました。ただ、どの業界のどんな仕事がいいのかがわからなかったので、「自分の目で見て、聞いて感じたことを大切にしよう」とできるだけたくさんの業界の企業説明会に足を運ぼうと行動を開始。3月中は、1日2~3社の説明会に行き、合計40社ほどを回りましたね。
主に参加したのは、不動産、電鉄、IT、金融、コンサルティング業界の説明会です。集まっている学生や、お話ししている社員の雰囲気を感じ、気になったことはノートにメモを残すようにしていました。書きためたノートは5~6冊になっています。

 

大学3年の夏に短期インターンシップを8社経験し、同じ業界でも、会社によってカラーが全然違うということは説明会以上に肌で感じ取ることができたと思います。説明会でも、社員の方の雰囲気は特によく見ていましたが、あらためて社員の方が話す内容、会話のテンポも異なり、一緒に働く姿をイメージできる会社とできない会社があるということに気づいたんです。ホームページや企業パンフレットからでは得られない情報をつかんで帰ろう、という意識は変わらず持ち続けていました。

 

ゼミで鍛えられた論理的思考力が就活に生きた

動きが早い企業では、3月から選考が始まり、僕も6社の選考が進んでいました。しかし、4月の選考ですべて落ちてしまい、就活はゼロリセットに…。周りの友人が内定をもらい始め、焦りや不安が大きくなっていったのもこの時期でしたね。
ただ、企業を多く見てきたからこそ、「地方都市活性化につながる仕事をしたい」という、もともと抱いていた思いが明確になっていき、最終的に、僕がやりたいことと、会社に入ってできることとがうまくマッチングした金融機関から内定を頂くことができました。そこは、地方の中小企業への融資を全国的に展開している企業で「ゼミで研究してきたことを生かして、こんなふうに活躍できるのではないか」という視点で話ができたのも、よかったのかもしれません。

 

選考のなかで意識したのは、結論から伝え、その後に具体的なエピソードを説明することです。エントリーシートでも結論から書き、面接でも質問に対する答えを最初に伝えました。相手に、「どうしてそう思うのだろう?」「どういうことだろう?」と思っていただけるように話し始め、その疑問に対して論理的に説明できるよう心がけました。大学2年時からゼミで論文を書き、シンクタンク出身のゼミの教授にプレゼンテーションをしては論理の破綻を指摘されるなどして、論理的思考力を鍛えられていたので、その積み重ねは非常に役立ったと思っています。

 

就職活動で大変だったこと・学んだこと

就活を振り返って思うのは、業界研究や企業研究をもう少し深くするべきだったということです。自己分析はもちろん大切ですが、その業界でなぜ自分が活躍できるのか、自分の経験や強みに結び付けて語れなければ、説得力がありません。実際に、最終面接で落ちてしまった企業が6社あったのですが、「なぜこの業界なのか」「この企業じゃなければだめなのか」という点を、自信を持って伝えきれなかったことも理由の一つだったと思います。

 

逆に、内定を頂いた企業では、企業説明会で業界を幅広く見て得た情報をかみ砕いて、「なぜ金融業界なのか」をしっかりと自分の言葉で伝えられたことがよかったのかなと思います。体力面でも、交通費などの金銭面でも、約40社の会社説明会に行くのは大変でした。でも、できる限り行動をして、自分なりの感覚で業界や企業に触れられたという自信から、「金融業界のこの会社に行く理由」に自分自身も納得し、最後は迷いなく会社を絞れたなと思います。

 

就活スケジュール

大学3年7月
インターンシップに参加
数多くの企業を見たかったので、比較的期間の短めのものを中心に、多くの企業のインターンシップに応募。社員の方と直接話せる機会は貴重だった。
大学3年3月
企業説明会に参加
必ずノートを持って参加し、社員の雰囲気や何を大事にしている企業なのかなど、聞いたことだけでなく、その時感じたことまでランダムに書き込んでいった。
大学4年4月~6月
本選考開始
5月に入ると内定をもらう友人も出てきて、焦りを覚える。初めて“外からのプレッシャー”を感じた。結果に一喜一憂する日々。
大学4年6月
内々定
地方都市活性化を具体的に実現できる金融機関から内々定をもらった。

インターンシップ参加時のファッション

ビジネスカジュアルを意識し、「清潔感」と「シンプルさ」という2点を心がけた。また、上下でコントラストをつけることでメリハリをつけ、印象に残るよう意識した。

 

 取材・文/田中瑠子 撮影/臼田尚史

 

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