内定者インタビュー

Vol.359 銀行内定 國學院大學 鹿野真裕美さん

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就活データ
志望業界:金融 インターンシップ参加:3社(百貨店、商社、IT) 説明会参加:43社(うち合同企業説明会7回) 先輩訪問:0人(学内のセミナーで講演しに来た先輩に話を聞く機会は多かった) エントリーシート提出:24社 面接:21社 内定:5社 活動費用:約21万円(交通費6万円、洋服代10万円、外食費2万円、写真撮影代2万円、参考書籍代1万円) エントリーシートの写真にはこだわり、百貨店内のスタジオで撮影

日本語の教育実習経験が、就職へと道を定めるきっかけになった

就活を始めたのは大学3年の11月ごろと、周りの友人に比べ少し遅めでした。友人たちは夏休みには、就活を意識して行動していましたが、私はオーケストラのサークル活動や、専攻していた日本語教育の実習のため台湾に行くなど、時間を割けなかったんです。

 

夏の海外教育実習に参加するまでは、企業に就職する以外に、外国人向けの日本語教師になる道も考えていました。しかし、同じ実習に参加した大学院の先輩が、7年間の社会人経験を経て院に入っている方で、経験の多さからくる実習内容のレベルの違いを実感。生徒である台湾人の方たちとのコミュニケーションの取り方、言葉の選び方、あらゆる領域の知識量に圧倒され、社会に出ることの重要性に気づかされました。

 

その経験から、教師ではなく企業に就職する道に照準を定め、大学側が主催する就職セミナーにできるだけ多く参加。金融、製薬、商社など、業界ごとのセミナーで社員の方の話を聞いたり、12月から1月にかけて百貨店、商社、IT企業の短期インターンシップに参加したりと、この時点で行きたい業界などはなく、とにかく幅広い業界の知識を得ようと思い行動していました。

 

金融業界に興味を持ったのは、「お金」を扱うことで、あらゆる年代の方の人生に直接かかわれると思ったからです。大学1、2年の教職課程の実習で介護施設(老人ホーム)を訪れる機会があったのですが、普段接することがないお年寄りの方と話すことで、貴重な人生の教訓を得たり、学ぶことが多くありました。そんなふうに幅広い層の方と話せる機会がある仕事、と考えたとき、金融業界の仕事がとてもしっくりきたんです。また、百貨店でアルバイトをしていた経験から、お客さまに接する仕事が合っているという実感もあり、就活が本格化する前までには金融業界に行きたいと強く思うようになっていました。

 

会社説明会での社員の姿が志望の決め手に

1、2月は、大学が主催する就活対策の講座に参加しました。エントリーシートは、就職課の方が添削し、アドバイスをくれる講座に予約。面接対策では、企業の人事の方が大学に来て模擬面接をしてくれました。グループディスカッションスタイルの模擬面接もあり、「周りに気をつかい過ぎているから、もっと自分の意見を主張してもいい」と助言いただくなど、実践的な準備ができたのは心強かったですね。

 

3月からは、金融系の会社説明会に43社(うち合同説明会に7回)参加しました。仕事内容の違い、社員の方の雰囲気の違いなどを知りたくて、1日平均2社の説明会に足を運びました。夜はエントリーシートの準備などを進めていたので、2社以上は入れず、余力を残しておくようにスケジュール管理をしていました。

 

応募したのは、都市銀行、地方銀行、信用金庫など24社。面接では、どんなに緊張していても笑顔で話すことを心がけました。笑顔でいると、自分自身がリラックスでき、自然と明るい気持ちになります。面接の時間を楽しめたのは、笑顔の力が大きかったなと思います。

 

最終的に、信用金庫、都市銀行など5社から内定を頂き、第1志望だった都市銀行に決めました。「ここで働きたい」と気持ちが固まったのは、会社説明会で社員の方と個別で話す機会があり、どこよりも本気で向き合ってくれていると感じたからです。マイナスになりうる会社や業務内容の話も包み隠さず、誠実に話していただき、ここなら私も自然体で働けるだろうと思えました。数多くの説明会に参加したからこそ、企業ごとの違いを肌で感じることができ、よかったなと思っています。

 

就職活動で大変だったこと・学んだこと

就職活動を振り返って反省点があるとしたら、活動を始めた時期ですね。3年の夏に参加した教育実習は進路を定める上で貴重な経験になったので、後悔はありません。教師という仕事と比較して企業への就職を選んだからこそ、就活に全力で向かえたとも思います。ただ、うまく時間をつくって就活も並行させるなど、もう少し早く動き出すべきだったなと思います。

 

特に私は、あらゆる業界の話を聞いた上で、自分には何が合っているのか、どこに進みたいのかを考えたいと思っていたので、業界研究には時間がかかりました。11月から2月にかけて、業界研究、自己分析、SPI対策の苦手な算数の勉強など、やることを詰め込み過ぎて忙しくなってしまったので、もっと余裕を持ったスケジュールを組み立てられたのでは、と思っています。

 

就活スケジュール

大学3年11月
学内の就職セミナーに参加
もともと教師になるつもりだったが、夏の教育実習によって「就職しよう」と心が固まり、秋から就活を本格化。大学側が提供するさまざまなセミナー、講座などを活用した
大学3年12月
インターンシップに参加
業界を幅広く見るために、百貨店、商社、IT企業の短期インターシップに参加。サークルの友達とSPIの勉強会を開くなど着々と準備を進めていった
大学3年3月
会社
説明会に参加
余裕を持ったスケジュールを組むため1日上限2社と決め、合計43社の説明会に参加。働く社員の雰囲気など気づいたことをノートに細かくメモしていった
大学4年6月
内々定
内定先の企業は、会社説明会で、社員の方が最も誠実に話をしてくれた都市銀行。説明会で生の情報に触れたからこそ、志望企業を絞ることができた

 

 取材・文/田中瑠子 撮影/鈴木慶子

 

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