内定者インタビュー

Vol.364 通販会社内定 奈良女子大学 中野幸乃さん

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就活データ
志望業界:メーカー(玩具、食品)、IT インターンシップ参加:6社(食品メーカー2社、保険1社、印刷1社、通販1社、小売1社) 説明会参加:30社(うち合同企業説明会5回) 先輩訪問:11人(通販5人、IT3人、人材2人、教育1人) エントリーシート提出:23社 面接:14社 内定:3社(通販、IT、マーケティング会社) 活動費用:約16万7700円 (交通費10万円、洋服代5万円、書籍代3000円、外食費5000円、証明写真9000円、文具200円、郵送費500円)。東京に4回、高速バスを利用して行った。最終面接以外は負担してもらえず、費用がかさんでしまった。就活スーツと、私服指定の企業向けにワンピースを購入したので、洋服代もかかった。

事業内容にひかれ、現在の内定先を「本命」に決める

大学3年の夏からインターンシップに参加しました。女子大学だったので、男性の社会人と話す機会が少ないこともあり、あらかじめ接点を持ち、会話に慣れておきたいと思ったからです。そこで、まずは業種を問わず、1dayインターンシップに参加しました。
さらに、食品メーカーでは2週間、パーケージメーカーでは2カ月の間に週1ペースで集まり、商品企画のグループワークなどを行うインターンシップも体験しました。

 

現在の内定先である通販会社も、大学3年の冬に1dayインターンシップに参加。サークルの先輩が就職していたので身近に感じていました。その後、先輩の紹介で社員5人の方を訪問し、話を聞くことに。大手企業にもかかわらず、自由度が高くやりたいことができる環境があること、女性の多い会社なのでライフスタイルの変化に応じて休暇など制度を活用しやすいことなどをうかがいました。

 

何より興味を持ったのが、事業内容です。メーカーとして製品を企画製造しながら、eコマース(Electronic Commerceの略。電子商取引のこと)を主軸にしたWebサービスにも力を入れているという、メーカーとITを融合した事業内容に魅力を感じました。インターンシップに参加し、OB・OG訪問を通して「自分が本当にやりたいこと」と会社の事業内容が合っていることに気が付いたんです。もともと絵を描くのが好きで、モノを生み出すことに興味があるとともに、成長産業であるITの側面もあるとわかり、この時点で現在の内定先を「本命」にしました。

 

会社説明会やWebでの情報を基に、企業ごとに情報を整理

大学4年4月になると、面接も本格化。志望動機など一般的な質問よりも、入社後に何がやりたいかを具体的に聞かれることが多かったと思います。その点でも、事前にWebサイトや会社説明会で得た情報を基に、企業ごとの強みなどを整理しておいてよかったと思います。志望動機もノートにびっしり記入し、面接時にそのノートを見せながら会話しました。現在の内定先で意外な質問は、「クリエーティブな人、サービスをどれか1つ挙げて説明する」というもの。一瞬、戸惑いましたが、おそらく何を答えるかよりも、想定していない質問に対してどう対応するかを見られていたと思います。

 

現在の内定先は1次、2次と通過し、残すは最終面接のみ。その時点で、他社の選考をすべて辞退したんです。自分の持てる力を本命企業に集中したいと思っていました。企業側の役員を含む3名を相手に、今までとはまったく違う緊張感あふれる雰囲気に飲み込まれてしまいました。「当社の商品で売りたいと思うものはどれか」など聞かれ、思うように答えられず泣きながら帰りました。内々定の連絡をもらった時も、信じられない気持ちでした。

 

通販会社も昨今はeコマースが強く、ITの側面が求められます。今後、ますますITは伸びる業界ですし、通販で取り扱う商品を企画、製造するメーカーの側面も持ち合わせています。そんな事業内容にひかれて、この会社に入りたいと強く思いました。どの部署に配属になるかわかりませんが、絶対ここで働きたいと強く思った会社だからこそ、今から楽しみでなりません。

 

就活で大変だったこと、学んだこと

面接対策には力を入れましたが、Webテストの準備が不足していました。特に、大手企業はWebテストの選考が厳しく、面接に進むためにもWebテスト対策は必要だと思います。
就活を通じて得たことは、いろいろな人と話をすることができたことです。業界も年齢もさまざまな方から、「中野さんはこういうことが向いているのでは?」と言われたことも。人とのつながりの大切さを、就活を通じてあらためて思いました。

 

就活の流れ

大学3年5月
学内の就活ガイダンスに参加
スタートアップガイダンスという、就活における基本ノウハウを学ぶ。インターンシップ応募を目前に控えていたので、企業へのメール文面の書き方、就活時の服装などのアドバイスも。
大学3年6月
合同企業説明会に参加
特定の業界に絞らず、幅広い業種の企業をチェック。それまで社会人の男性と話す機会が少なかったので、人事担当の男性と話すことで慣れる努力もした。
大学3年7~8月
インターンシップに参加
小売業の1day、食品メーカーの2weekのインターンシップに参加。パッケージメーカーのインターンシップでは、週1日を2カ月間続けて集まり、グループで商品を企画するという内容だった。
大学3年12~1月
合同企業説明会に参加 
就活支援団体が主催する面接練習会など、就活に役立つイベントに参加。面談で志望動機などを聞かれたがはっきり答えられず、厳しく注意を受ける。このことをきっかけに、面接での準備を徹底して行い、本番の面接では緊張せず落ち着いて臨むことができた。
大学3年2月
会社説明会や面接など多忙
ベンチャー企業の説明会や面接で、予定がぎっしり。事業内容にひ かれ、現在の内定先を 第1志望に決める。さらに詳しい話を聞きたいと5人の先輩社員に話を聞く。
大学3年3月
エントリーシートの提出が始まる
食品メーカーや玩具メーカーなど、少しでも興味を持った企業で、エントリーシートを提出。大手企業の会社説明会にも参加する。
大学4年4月
面接選考が本格化
東京での面接は、1日4社など予定を詰め込む。IT業界ではこの時点で最終面接に進んだ企業も。2社から内々定をもらう。
大学4年5月
他社を辞退し、現在の内定先の選考に絞る
面接では特に、学生時代で経験したことを詳しく聞かれた。想定していない質問に緊張もあってか答えに窮し、不合格になったと落ち込んだ。
大学4年6月
現在の内定先に決める
6月に入ってすぐ現在の内定先から内々定の連絡が来る。不合格だとあきらめていたので、合格の連絡に驚いた。ほかの内定先に断りの連絡を入れ、就活を終了する。

インターンシップ参加時のファッション

IT業界は私服OKな場合が多く何を着用するか悩んだけれど、ワンピースなどキレイめの私服を着用。くだけすぎず、かしこまりすぎない雰囲気になるよう配慮した。

 

 取材・文/森下裕美子  撮影/嶋並ひろみ

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