内定者インタビュー

Vol.369 スポーツ関連企業内定 日本大学 永井 馨さん

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就活データ
志望業界:スポーツ、不動産、ホテル、石油関連など インターンシップ参加:0社 説明会参加:約10社(うち合同企業説明会5回) OB・OG訪問:0人 エントリーシート提出:8社 面接:8社 内定:4社(スポーツ2社、不動産1社、石油関連1社) 活動費用:約17万7000円(交通費2万円、洋服代15万円、書籍代5000円、証明写真2000円) お弁当やおにぎりを持参したので、外食代はかからなかった。余裕を持って就活したかったので、1日に複数の訪問予定を入れないようスケジュールを管理したので、同日に別の会社を訪問するための時間調整でカフェに行くこともなく、費用と時間を節約できた。

自分の人生にずっと身近だったスポーツにかかわる仕事を第1志望に

幼稚園は水泳と体操、小学校から高校まではラグビーをやっていて、高校時代は全国大会にも出場。大学ではトライアスロン部に所属するなど、僕の人生にはずっとスポーツが身近にありました。ですから、スポーツにかかわる仕事は志望先の1つの大きな軸でした。また、大学2年からスポーツショップで販売員のアルバイトをしていて、「人と接することが好き」ということや、「デスクワークよりも外に出るような仕事の方が好き」ということも、自己分析などを通して自覚していたので、ホテルや不動産など、接客や営業の仕事も視野に入れました。あとは、合同企業説明会でお会いした人事担当者の話し方や表情などから、会社に対する愛着や情熱が感じられた企業にエントリー。企業選びは、業種や知名度よりも、社長や人事担当者の人間的な魅力を優先しました。

 

就活するに当たってテーマとしたのは、“心の余裕”を持つこと。1日に複数社を回ると焦りが出ると思ったので、後々のスケジュールまで見越して、エントリーする時点でかなり社数を絞りました。
また、周囲の友人とは必要以上に就活の話をしないようにしました。周りの話を聞くと、「自分と比較して焦ったり、不安に駆られてしまうのではないか」と思ったからです。周囲から情報を集めたり、相談して意見を聞いたりするのはいいと思いますが、大切なのは自分がどう動くか。就職は自分自身の将来のことですから、「人は人、自分は自分」と割り切って、両親や先輩にもほとんど相談することなく、自分の考えを信じてマイペースで進めていきました。

 

具体的に動き出したのは、大学3年の11月末ごろ。まずは、インターンシップガイダンスに参加することから始めました。とはいっても、僕の目的はインターンシップに参加することではなく、世の中にどんな企業があるのかを知るためでした。インターンシップにはあまり興味がなかったのと、アルバイトを精力的に続けており、時間的な余裕がなかったので、参加はしませんでした。何より、当時はまだ就活に対するエンジンがかかっていなくて、「焦らなくても、まだ大丈夫だろう」と悠長に構えていました。いずれにしても、僕の場合はインターンシップに参加してもしなくても、結果は変わらなかったのではないかと思います。

 

入社を決めた企業を知ったのは、3月1日の合同企業説明会がきっかけです。初対面の僕に、人事担当者が満面の笑顔で「君はうちに来たら絶対に成功するから、ぜひおいで」と語りかけてくれたのです。その日はエントリーを迷っていたのですが、とても好印象でしたし、「学生誰もが同じようなスーツで参加しているのに、なぜ僕にそんな言葉をかけてくれたのだろう」と、そのことがずっと頭から離れなかったので、縁を感じてエントリーしてみることにしました。

 

エントリーシートを書くに当たって意識したのは、ウソをつかないこと。自分がやってきたことを素直に正直に書きました。「自分の言葉で自分をアピールしてダメだったら、その企業とは縁がないのだ」と考えていたので、書いた内容を誰かに見せてアドバイスを受けるようなことはしませんでした。ただし、言葉遣いが間違っていないかどうかは、辞書で調べるなどして念入りに確認しました。

 

選考の準備として、SPI適性検査の準備のために本を購入しましたが、面接での質問の方が重要だと感じたので、自己分析や面接での応答の練習に注力しました。志望動機をきちんと自分の言葉で語れるよう準備したほか、大学時代に頑張ったことを、しっかりアピールできるよう明確にしました。僕が頑張ったのは、インカレで男子は団体4位、女子は準優勝という成績を残すことができたトライアスロン。チームの副キャプテンとして、あいさつやほうれんそう(報告・連絡・相談)の大切さなど、社会でも通用するマナーの徹底を呼びかけてきたことなどをアピールしました。

 

周囲に流されることなく、納得感のある楽しい就活だった

最終的に、スポーツ関連2社、不動産会社1社、石油関連会社1社から内定を得ましたが、入社の決め手となったのは、身体を動かしながら仕事ができることが自分に合っていること。これからも健康や美への意識はますます高まっていくでしょうし、男性のヨガ人口も拡大傾向にあるので、事業の将来性も感じました。また、入社後3~6カ月の研修で、世界共通のヨガインストラクターの資格を取得できる点も、僕にとっては魅力でした。就活をしていく中で、自分の中に「将来はフィットネスジムの経営管理に携わりたい」という思いが芽生えてきたので、若いうちから店長やエリアマネジメント業務に携われることも、自分の将来のキャリアに役立つだろうと期待しています。

 

就活において、反省点があるとすれば、やや余裕を持たせ過ぎたことでしょうか。プレエントリーの時点で、「興味を持った会社すべてに応募すると、エントリーシートの提出や面接などのスケジュールがタイトになりそうだ」と、先々のことまで考えて、選考を受ける企業を絞り込んでしまいました。最初の時点では、もっと多くの企業にエントリーしておいてもよかったかなと思います。面接日を複数日程から選べるシステムがあることは後から知りましたし、OB・OG訪問をしている人が多いことも知らなかったので、そういった情報はきちんと収集しておくべきでしたね。

 

ただ、あらためて全体を振り返ってみると、周囲に流されることなく終えることができましたし、自分としては納得感のある就活だったと思います。インターンシップガイダンスや合同企業説明会では、業界トップクラスの会社を初めて知るなど、発見が多くてワクワクしましたし、個別の企業説明会では「この会社で働くようになったら、こんな仕事をして、こんなふうにステップアップしていくのだろうな」と自分の将来像を想像するのも楽しかったですね。面接では、毎回「この会社の将来像を教えてください」と質問していたのですが、人事担当者が短期から長期まで企業展望を熱く語ってくれるなど、自分にとっても見識が広がり、人生において有意義な経験になったと思います。

 

就職活動で大変だったこと、学んだこと

「心に余裕を持つ」という信念で就活に臨んだものの、やはり焦りは出てしまうもの。面接前には「これでいいのか」と自問自答したり、終わってからは「ああ言えばよかった」と、帰りの電車の中でナイーブな気持ちになってしまったり…。全力でアピールしたにもかかわらず選考途中で落とされた時は、正直へこみました。

 

そんなときは、「焦ったら終わりだ」と自分に言い聞かせて、オン・オフのメリハリをつけるよう意識しました。面接の時は面接のことだけに集中し、次の会社の面接まで日程が空いたら、友人と遊びに出かけたり、トライアスロンの練習をしたりして気分転換に努めました。周りの就活仲間を見ていて実感したのは、焦っているのは、自信がなくて情報ばかり詰め込んでいる人や自己分析ができていない人。だから、後輩にも就活では心の余裕を大切にするようアドバイスしています。

 

就活スケジュール

大学3年11月
企業研究をスタート
11月末ごろ、インターンシップガイダンスに参加。インターンシップには興味がなかったが、企業について広く知るために参加した。ガイダンスで初めて知った企業も多く、情報収集に役立った。
大学3年12月
自己分析を行う
親から「自己分析は、自分を見返すよい機会になる」と言われ、年末を利用して自己分析を行った。自分はこれまでどんなことをしてきたのかを、あらためて見つめ直すことができた。
大学3年1月
一部選考がスタート
大学のトライアスロン部に所属していることから、スポーツ関連企業から声がかかり、1月に面接を受け、2月末には一部の企業で内々定をもらった。
大学3年3月
合同企業説明会に参加
1日に千葉県・幕張で行われた合同企業説明会に参加し、約5社のブースを訪問。話を聞いた担当者の人柄や熱意に魅力を感じて、会社に興味を持った。入社を決めた会社も、この合同企業説明会で初めて知った。
大学4年5月
就活を終える
合同企業説明会などを通して知ったスポーツ、ホテル、不動産、石油関連企業8社の選考に進み、スポーツ関連2社、不動産会社、石油関連会社の計4社から内定をもらう。内定先のスポーツ関連企業では4回の面接や実技体験を経て、5月末に結果が出た。入社を決意して就活を終了。

 

 取材・文/笠井貞子 撮影/臼田尚史

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