内定者インタビュー

Vol.372 精密機器メーカー内定 同志社大学 島越春奈さん

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就活データ
志望業界:食品関連、メーカー インターンシップ参加:6社(カード会社、食品メーカー、精密機器メーカー、下着メーカー、飲料メーカーなど) 説明会参加:44社(うち合同企業説明会0回) 先輩訪問:2人(飲料メーカー) エントリーシート提出:26社 面接:16社 内定:2社(精密機器メーカー、地方銀行) 活動費用約20万1000円(交通費15万円、洋服代2万円、書籍代3000円、外食費2万円、証明写真5000円、郵送代3000円)。関西での移動は格安チケットを購入するなど、少しでも節約するよう努力した。東京に行く場合は、行きは新幹線を利用したが、帰りは高速バスを利用した。

企業との相性を判断するためにインターンシップを活用

先輩たちが、なかなか内定をもらえず苦労しているのを見て、早めに就活を始めました。
まずはインターンシップに参加するための企業をリサーチ。私が考えるインターンシップ参加の目的は、その企業と自分とのマッチングの確認、そして自己理解を深めることでした。仕事への意欲や取り組み姿勢が自分に合っているか、経験不足の自分を応援してくれる企業か、その業界や企業で貢献できることがあるかなどを判断するための一つの材料になります。また、自分に合わない業界や企業を知ることにもつながると思っていました。何より、インターンシップに参加している学生はとても意識が高く、わからないことを知ろうとする探求心が強いと思っていたんです。そんな人たちと知り合うと意見交換やアドバイスをもらうことができ、自分にとってとてもプラスになると考えました。

 

インターンシップの応募に際し、まずどんな仕事をしたいかを考えました。
私の場合、大学のゼミの授業の一環で、食品メーカーの新商品開発に携わった経験から、今までにない新しいものを生み出す仕事に就きたいと思ったんです。その軸を基準に企業をリサーチした結果、ゼミでの勉強が生かせる食品や飲料メーカー、さらに精密機器メーカーや自分には向いていないと思う金融にも参加しました。
特に印象に残っているのが、クレジットカード会社のインターンシップです。課金収入につながる新規ビジネス提案のグループディスカッションを体験したのですが、これまでの事業にとらわれない挑戦をする姿勢に驚きました。漠然としたイメージですが、金融業界は堅苦しい印象で自分には向いていないと志望から外すつもりでしたが、この経験から、自分で見て、聞いた上で会社を判断しなければと痛感しました。

 

その企業で働くイメージが描けるかを重視した

会社説明会でのリアルな話も、企業を知る上では大きなポイントです。私の場合、もともと興味のある食品メーカーやそのほかのメーカー、地方銀行、カード会社など、時間の許す限りさまざまな業種で話を聞きました。会社説明会は実際に働いている先輩社員が登場することが多く、詳しい仕事内容や働く意義を聞くことができたり、その方の表情や雰囲気をチェックし、自分自身が働くイメージが描けるかを判断しました。

 

OB・OGの訪問も、できるだけ行った方がいいと思います。私の場合は2名しかお会いできませんでしたが、詳しい仕事内容ややりがいなどを聞くことができました。就活の経験者として、不安なことを相談に乗ってもらえるのも心強く感じました。私は面接での答え方について、「文章で答えを考えるのではなく、キーワードやトピックだけ決めておけばいい」とアドバイスを頂きました。先輩のアドイバイスで、面接は答えの中身よりも受け答えや態度、話し方などキャラクターを見極め、その会社にマッチしているかを判断する場だと気づくことができました。

 

大学4年の6月の時点で、応募企業は7社に絞られていました。飲料メーカーや消費財メーカー、地方銀行など業種はさまざま。その中で、現在の内定先は会社説明会や先輩社員との座談会を通じ、新しいニーズを切り開く風土であることがわかり、とても興味を持ちました。ただ、現在の内定先での面接は、どれも失敗と思えるほどうまく話せませんでした。1次面接では「自己紹介をどうぞ」と言われ、何分ぐらい話せばいいのか悩んでしまい、ダラダラした回答に。2次面接でも「学生時代に頑張ったこと」を聞かれ、特別なことを話した方がいいのか悩んでしまうなど、一貫しない答えになってしまったんです。それでも、私の話す内容をきちんと聞いてくださった印象はあります。

 

最終面接では6人の面接担当者を前にかなりのプレッシャーでしたが、悔いのないよう自分の思いをぶつけようと開き直りました。面接の最後に質問はありますか?と言われ「私が頑張ってきたことや得意なことを理解していただけたと思いますが、私が入社した場合、どのような仕事を任せたいと思われますか?」と聞きました。すると「あなたは、ダイヤの原石のような方なので、いろいろな部署で多くの経験を積んで輝きを増してほしい」と。その言葉にとても感動しました。ただ、応募しているすべての会社の選考を最後までやり終えたいと思っていたので少し待っていただきましたが、最終的に現在の内定先を選びました。リアルな情報を基に行きたいと思えた会社ですし、私のこともきちんと評価してくださっていることが何より、この会社を選んだ大きな理由です。

 

就職活動で大変だったこと、学んだこと

会社説明会や面接が行われる大阪・梅田まで、自宅から電車で2時間かかるんです。なので、活動がピークになると、時間管理がとても難しかったです。時間を無駄にしないよう、電車の中ではパソコンをひざに置いてエントリーシートを作成したり、応募している企業の情報を整理したりと忙しかったのを覚えています。また、電車の本数が少ないので、遅刻しないように事前に時間を考えて行動することも必要でした。さらに、一度の機会にできるだけ複数の会社の予定を入れるように心がけました。今は、就活までに社会人と話す機会を持っておくべきだったと反省しています。端的に話をするコツ、相手がイメージしやすいような話し方など、もっと工夫できたと思います。

 

就活スケジュール

大学3年8~9月
インターンシップに参加
業界を決めず、インターンシップに応募。興味のある会社だけでなく、自分には合わないと思っていた金融のクレジットカード会社のインターンシップにも参加。
大学3年2月
冬のインターンシップにも参加
精密機器メーカーでの5日間、飲料メーカーでの3日間、アパレルメーカーの1dayで、インターンシップに参加する。
大学3年3月
会社説明会に参加
大学内での合同企業説明会に参加したり、個別の会社説明会に参加。同時期に、エントリーシートの提出期限もあり、忙しい日々。大学の友人とエントリーシートをチェックし合い、ブラッシュアップした。
大学4年4月
会社説明会やテストセンターを受ける
引き続き、会社説明会で連日、予定が埋まる。グループディスカッションに参加し、合間にテストセンターで筆記試験を受けた。
大学4年5月
OB・OG訪問や面接
ゼミの先生の紹介で、学部の先輩で飲料メーカーに勤める方を訪問。仕事内容を聞き、面接に向けて質問してもらうなどアドバイスをもらう。さらに、友人を通じ、別の飲料メーカーの社員も訪問。同様に面接での受け答えについて、アドバイスをもらことができた。
大学4年6月
2社から内々定
6月時点で、現在の内定先を含む7社に絞られる。最初に地方銀行から内々定をもらったが就活を続行。現在の内定先の最終面接ではいい意味で開き直ったことで、自分の言葉で話すことができた。終わって程なく、現在の会社から内々定をもらったが、他社の面接が残っていたので、最後までやり遂げた上で内々定を受けた。

 

 取材・文/森下裕美子 撮影/嶋並ひろみ

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