内定者インタビュー

Vol.179 ウェディング会社内定 学習院女子大学 齋藤由佳さん

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就活データ
志望業界
:ウェディング、CA(キャビンアテンダント) 説明会参加:18回(うち合同企業説明会2回) 先輩訪問:なし エントリーシート提出:16社 面接:12社 内定:1社 活動費用:約9万1000円(交通費2万円、スーツなど洋服代5万円、外食費1万円、証明写真8000円、書籍代3000円。定期の使える区間が長かったので交通費がかからなかった。面接対策などの本は大学の図書館を利用して節約)

 

夢を見直すきっかけは、なんとなく参加した合同企業説明会

小さいころからCA(キャビンアテンダント)に憧れていました。親も昔から「CAのような華のある職場で働いてほしい」と考えていたそうで、3歳から私を英会話教室に通わせていたんですよ。この話を聞いたときにはちょっとビックリしたんですけど(笑)。ただ、押し付けがあったわけでは全然なくて、小学校1年生で初めて飛行機に乗ったとき、CAさんが本当にきれいで優しかったのが印象的で。それからはずっと、「大人になったらCAになるんだ」と心に決めていたんです。

 

大学3年の12月、いよいよ本格的に就活がスタートした時期にも、「CAになりたい」という思いに変わりはありませんでした。とりあえず、周りに合わせてリクナビに登録して、スーツを購入。「せっかく買ったのだから、早く着てどこかに行きたい」という軽い気持ちで、初めての合同企業説明会に参加したんです。この説明会が、私の将来を大きく変えることになるなんて、そのときには想像もしていませんでした。

 

合同企業説明会には行ったものの、興味のある業界などは航空以外まったくなかったので、ただ当てもなくグルグルと回っていました。そこで、ウェディング会社のブースで足が止まって。社員の方の笑顔がとても素敵で、会場の中でも一際目立って見えたんです。それで、なんとなく説明会を聞いていたのですが「人が一番幸せな瞬間が結婚式、私たちはその場を作るのが仕事です」という言葉に、胸を射抜かれました。ただ純粋に「すごく素敵な仕事だな、そんな仕事に携われたら楽しいだろうな」と思ったんです。

 

合同企業説明会が終わってから、それまではただひたすらCAの道しか見ていなかった私は、あらためて将来について考え直すようになりました。CAは確かに夢のある魅力的な仕事ですが、基本的にはマニュアルに従って、与えられた仕事を手際よくこなす業務が大部分を占めていると感じていました。一方でウェディングの仕事は、お客さまの幸せの舞台を、自らのアイデアを生かして主体的に作っていくことができます。「そんな創造性のある仕事が、自分はしたいんだ」と、ついには長年の夢を見直すまでに至ったんです。ただ、CAの選考はスタートが遅いので、「ひとまずウェディング業界の選考を受けてみて、ダメだったらCA、に切り替えよう」という気持ちでいました。

 

そうと決めてからは、さっそく業界研究と会社選びに集中。業界分析については、大学のキャリアセンターでブライダル業界の研究本を購入して読み込みました。自分がそこで実際に働くイメージができるようになるよう、仕事の内容や流れをこと細かに把握。会社選びでは、昇給・表彰制度などが充実している「実績が評価されるところ」、説明会などでふとした瞬間も笑顔でいるような「魅力的な人が多いところ」、という2つの軸でエントリーする企業を検討していきました。

 

ひとりで試行錯誤した就活、選考過程で変化した志望

エントリーシートでは、「この数行だけを読んで、自分のことがわかってもらえるように」という意識を強く持ち、気合いを入れて書いていました。書き出しに「特技:バトントワリング」「学生時代頑張ったこと:アルバイト」など、テーマを先に書き出して、文章がわかりやすく簡潔になるよう工夫。また、紙が汚くなるのが嫌だったので、鉛筆などで下書きはせず、一枚一枚心を込めて清書しました。1文字でも間違えれば最初からやり直しで、ときには何度も書き直したこともあります。そうした心意気は、読んでもらったときに伝わっていたのではないかなと、私は思っています。

 

面接は、最初とても苦労しました。今まで、面接に落ちるという経験が一度もなかったので、初めて落ちたときには精神的に大きなダメージを受けました。何がいけなかったのか…いろいろと考えたのですが、やはり単純にほかの子たちがしっかりと面接対策をしていたんだと思います。面接担当者とのやり取りを聞いていると、「この質問には、この答え」というような返し方がわかっているんだなと感じさせるような、テキパキとした返答をしていて。私は、聞かれたことを理解するまで少し時間が必要で、すぐに的確な返答ができていなかったので、「これはもっと練習しないといけない」と気づきました。

 

それから、面接の参考書を買って、ひとりで面接のシミュレーションを繰り返しました。「自分の強みは・弱みは?」「人生で一番感動したことは?」「人を幸せにした瞬間はどんなとき?」と質問内容を頭の中で再生して、それに対しての返答を実際に声に出して練習。実は同じ大学の友達にはCAや一般職志望の子が多く、同じ業界を志望している子がいなかったんです。その上「就活は誰かと協力してやるもの」という雰囲気や認識はなかったので、就活は基本的にひとりで頑張りました。今振り返ってみると、このときに練習をする友達がいたら心強かっただろうなと、少し感じます。

 

選考が進む中で、会社の志望順位も変わっていきました。当初第1志望にしていた会社は、選考受けるにつれて徐々に圧迫面接に。自分のやりたい仕事について話すと「具体性がないんだけど」と一蹴。あまりにも面接担当者の言葉づかいが怖くて、私は面接中に泣いてしまったんです。それから「ここの人たちと一緒に働きたいのか」と疑問を持つようになって、志望度は落ちていきました。

 

一方、現在の内々定先は、選考が進むにつれてどんどん社員の方の対応が丁寧になっていったんです。面接でも笑顔を絶やさず、こちらが緊張しすぎないように気づかってくださって。そして、選考通過の連絡は電話でくるのですが、その度に人事部の責任者の方がフィードバックをくれたんです。「今回の面接ではこういうポイントが評価されたから、今後も大事にしてほしい」など親身なアドバイスをくださって、とても元気づけられました。最終的にはこの会社が第1志望になり、3月の下旬に内々定をいただくことができて、本当によかったです。その後、CAの選考を受けるかどうか少し考えましたが、選考を通してあらためてウェディングの仕事の魅力を深く知ることができたので、あまり悩むことなくウェディングの道に進む決心がつきました。

 

入社後は、とにかく営業成績で1番を目指していきたいと思っています。ウェディングプランナーの仕事は大きく「マーケティング」と「ゲストリレーション」の2つに分かれていて、前者は式場選びのサポート、後者は式内容のプランニングをする業務です。どちらの部署でもしっかりと経験を積んで、お客さまに喜ばれるプランナーになることが、今の私の目標です。

 

低学年のときに注力していたことは?

中学・高校の間はずっとバトントワリングをやっていたので、大学では少し違ったことに取り組みたいと考え、インカレのダンスサークルに入りました。そこでガールズヒップホップに挑戦したのですが、最初のうちは全然踊れなくて。初めて舞台に上がった新入生公演では、一番後ろの端っこで踊ったんです。そこはカーテンに隠れてしまうようなポジションで…バトンではずっとセンターのポジションで踊っていたので、舞台上なのに人から見えない所で踊るなんて、初めての経験だったんですね。それが本当に悔しくて。

 

その後はもう、ひたすら練習の日々でした。長年のバトンの経験が影響して、動きがどうしてもバレエっぽくなってしまっていたんです。だから、うまい先輩のダンスをじっくりと観察して、ヒップホップダンスの基礎的な動作を繰り返し体にたたきこみました。毎日足が棒になるくらい、必死で踊っていましたね。そんな努力が実って、大学3年の秋、一年の中で一番大きな舞台である学園祭の公演で、私はついにセンターで踊ることができました。これが、大学生活の中で一番頑張ったことでもあり、最高の思い出です。

 

就活スケジュール

大学3年 4〜10月
学内セミナー開始
学校が主催する就活対策のセミナーが始まり、週1回程度のペースで参加。これから始まる就活のフローを把握し、イメージを膨らませた。
大学3年 11月
就活モードに切り替え
サークルを引退してから、就活に向けた活動を本格的にスタート。参考書を読みながら、業界研究や自己分析などに取り組む。
大学3年 12月
説明会スタート
まず始めに合同企業説明会に参加。雰囲気に少し慣れてから、学外のセミナーにも頻繁に足を運ぶように。周囲の就活生から多くの刺激を受けた。
大学3年 1〜2月
選考の本格化
個別の会社説明会、エントリーシート提出、面接が比較的短いスパンで行われる。多いときには1日に3回面接があることも。面接で聞かれたことと答えたことは、終わった後に必ず手帳に記録。似ていることを聞かれることが多々あったので、その都度振り返って反省することで、次の面接で改善できた。
大学3年 3月下旬
就活終了
第1志望の企業より内々定をいただき、ほかの選考を辞退して就活を終える。

就活ファッション

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スーツは実際に試着して体にフィットするものをチョイス。スカートは実際に座ってみて、長さがちょうど良いものを選んだ。会社によってはパンツスーツにすることも。シャツは3枚ほど、襟元が開いているものをメインに着用。靴はベルトがついているもので、歩きやすさを重視しました。髪型はワックスを使って1つに束ね、前髪の長さが中途半端だったので、頭を動かしても目にかからないようにスプレーなどを使用して固定するように。

 

取材・文/西山武志 撮影/鈴木慶子

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