大学1年生に聞きました。 日本の政治・経済で、今、一番気になっていることは?184人にアンケート

日本の政治・経済で、気になっていることはありますか?

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大学1年生に、日本の政治・経済で気になることがあるかどうかを尋ねたところ、8割以上の学生が「ある」と回答し、多くの学生が日本の政治・経済に関心を持っていることがわかった。属性別に見ると、理系学生よりも文系学生の方が、関心がある学生の割合が高い傾向が見られた。

 一番、気になっていることは何ですか?(複数回答)

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次に、一番、関心があることについて尋ねたところ、半数以上の学生が、2015年10月5日からスタートした「マイナンバー制度」と回答し、同9月19日に成立した「安全保障関連法」も、4割以上に達した。次いで、「消費税増税や軽減税率」も、約2割の学生が関心を示した。「その他」では、「TPP(環太平洋パートナーシップ)協定交渉」といった声が複数聞かれた。

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安保関連法が強行採決された時に、国会での議論を尽くさずに成立させたことを疑問に感じたから。(理工学部)

私たちの世代は、将来、年金をもらえないかもしれないので、社会保障問題が気になる。どっちみち保険料は支払わなければならないし…。(法学部)

北朝鮮拉致問題。いつまでたっても解決しないから。(工学部)

来年に消費税が10パーセントに上がるのに、軽減税率を設けるかどうかなど、決まっていないことが多すぎると思います。(国際文化学部)

マイナンバー制度は、すぐに自分にかかわってくるので、知っておかなければならない気がするから。(文学部)

安保関連法。日夜テレビなどで抗議活動の様子が放映され、国家に関する非常に大きな出来事だと感じたから。(外国語学部)

社会保障問題。特に介護保険制度は、高齢化の進む日本社会にとって重要な課題だと思う。(医学部)

尖閣・竹島・北方領土問題が気になります。歴史と深くかかわっていて、各国の主張に興味があるので。(人文学部)

マイナンバー制度が導入されて、自分の個人情報が漏れないか心配。(経済学部)

安保関連法。あれだけ国民の意識が政治に向いた瞬間は久しぶりだったかも。反対を押し切って強行したようにも見えたが、多くの人が政治に関心を持ったことに変わりはなく、決して無駄にはならないと思うから。(文学部)

インフラの老朽化問題。橋やトンネルなど、高度経済成長期に造られたインフラが、確実に老朽化しており、対策を急がないといけないから。(工学部)

TPPで日本の農業が危機にさらされること。食料自給率の低下を招きかねず、国の根幹を揺るがす問題だと感じる。(工学部)

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安全保障関連法が成立し、マイナンバー制度がスタートしてすぐの調査だったせいか、みんなの関心が政治・経済に向いていた時期だったようだね。2014年の年末の調査のときは、気になることが「ある」と答える人の割合は7割台だったから、8割を超えた今回は、そのときよりもさらに関心が高まっているということかも。政治・経済の問題は、私たち一人ひとりの暮らしに大きくかかわっているし、社会の一員としても知っておくべきことだから、普段からアンテナを張って、関心を高めておきたいね。

文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか

記事作成日:2015年10月29日 記事更新日:2024年2月27日

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