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Vol.382 <後編>小松精練株式会社

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今回の取材先 小松精練株式会社
事業内容:1943年創業。ファッション・スポーツなどの衣料用ならびに産業用の繊維素材と関連品の製造・販売。技術力の高さから、国内外のトップブランドなどに高機能・高感性素材を供給している。そのほかに医療関連、建築建材関連、電材関連などの資材分野、さらには炭素繊維や超発泡セラミックス建材など環境共生素材を軸とした先端材料分野まで、幅広く事業を展開。

前編では、入社4年目の篠原 盤(しのはら・ばん)さんに新人時代についてうかがいました。後編では、これまでのキャリアの中で印象に残っていることについて紹介します。

印象に残っている仕事と小松精練で働く魅力

-担当してきた仕事で印象に残っていることを教えてください

入社3年目、世界的なあるイベントで使う衣装の生地開発を担当したことですね。衣装デザインを手がけたのは、僕が学生時代から大好きなブランドのデザイナーさん。入社当初から「いつかこのブランドと仕事をしたい」と思っていましたし、国家的な一大イベントのプロジェクトを任せてもらえたことが本当にうれしかったです。

 

しかし、関係各所からのデザイン変更依頼が続き、それによって生地の仕様も変更され続け、通常なら開発期間に1カ月はもらうところを1週間で仕上げざるを得ない状況になってしまいました。極秘プロジェクトのため、工場サイドに事情を説明することもできず、必死で頼み込むことに。しかし過去にいろんな案件で工場の方々と築き上げた関係性があったので、「篠原さんの頼みなら」と言ってもらえて、なんとか間に合わせることができました。テレビ中継された式典で、衣装を着けたパフォーマーを見た時には、なんとも言えない達成感がありましたね。また、このデザイナーさんには「生地は篠原さんからしか買いたくない」といううれしいお言葉を頂き、現在はブランドの生地開発を二人三脚で手がけています。このデザイナーのパリコレのショーでも、自分が手がけた生地の衣装を着たモデルがランウェイを歩く姿を映像で見て感無量でした!

 

-今後の目標を教えてください

2017年9月にパリで開催される生地の展示会があるので、東京の営業代表で参加することが直近の目標です。また、3年以内に現部署でトップ営業となることを目指します。後輩の育成でも組織に貢献していきたいです。

 

-働いてみて感じる小松精練の魅力を教えてください

裁量権が大きく、自分で自由に判断しながらものづくりに携われること。「若手のうちからチャレンジさせてくれる」という風土があり、自分次第でいろんな挑戦ができます。世界のトップブランドや有名デザイナーと直接仕事できる点も大きな魅力です。自ら提案し、生地からファッションの流行を生み出していくことができ、ファッションが好きな人にはお勧めですね。世界で認められる技術力と築き上げた信頼の下、幅広い分野でものづくりのやりがいを味わえると思います。

 

-学生へのメッセージをお願いします

会社に入ることが目標ではなく、そこで何を成し遂げ、どう成長していくかが大事です。また、仕事においては、どんな時間を過ごすにしてもその分の給料を頂くものなので、まずは会社にどう貢献していくかが重要と私は思っています。やりたいことをやれるかどうかはその先のことなんですよね。

 

1日のスケジュール

6:30 起床。本日の出勤ファッションをじっくり考える。
8:00 出社。メールチェック。
9:00 営業事務のアシスタントと納期や出荷業務の打ち合わせ。
10:00 生地手配や新商品開発について工場と電話で打ち合わせ。
13:00 商社を訪問し、新商品の生地や加工方法を提案。
15:30 アパレル企業を訪問し、商品の提案と次のシーズンの展示会についての打ち合わせ。
17:00 百貨店、セレクトショップを巡り、流行や売れ筋商品を調査。
18:00 自社にて、仕入れ先の糸メーカーと生産についての打ち合わせ。
19:00 メールチェック。開発指示書の作成、そのほかの事務処理を行う。
20:30 同業同期交流会。繊維商社の友人たちと情報交換を行う。
24:30 帰宅。映画やアニメのDVDを見たり、漫画を読んだりしている。

 

プライベート

 

毎月、週末には学生時代の仲間と一緒に河口湖に出かけ、ウェイクボードを楽しむ。写真は2017年6月に撮影。この時ばかりは仕事のことを忘れてリフレッシュしている。一番左が篠原さん。

 

取材・文/上野真理子 撮影/刑部友康

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