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Vol.392 <後編>株式会社コングレ

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今回の取材先 株式会社コングレ
事業内容:コンベンション(大型国際会議・学術会議等)・展示会・企業イベント(IR・年次総会等)・国際イベント(万博・スポーツイベント等)の企画運営から、MICE(※)施設の経営、MICE施設開業のコンサルティングまで幅広く展開。その他、各種調査、会議・展示・文化施設の指定管理者業務、観光文化施設運営(水族館、科学館、展望台等)、通訳・翻訳、人材サービスなども行っている。

※MICE=「Meeting」:企業主催のミーティング・セミナー、「Incentive tour (travel)」:報奨旅行・研修旅行、「Convention」:国際会議・学術会議、「Exhibition/Event」:展示会・イベントの頭文字を取った造語。

前編では、入社5年目の佐藤雄太(さとう・ゆうた)さんに、新人時代についてお話をうかがいました。後編では、これまでのキャリアの中で印象に残っていること、1日のスケジュールについて紹介します。

印象に残っている仕事とコングレで働く魅力

-担当してきた仕事で印象に残っていることを教えてください

入社3年目の2015年から施設・人材サービス事業本部に異動し、集客施設や会議施設の運営を担当。念願だった現場に近い仕事に就くことができ、胸が高鳴りました。いくつかのプロジェクトに携わった後、六本木で開業する「スヌーピーミュージアム」を担当させていただくことに。

 

最初の関門は、運営権獲得コンペのための企画書づくりです。まだ建設も完了していない施設なので情報も手探りの状態でしたが、施設の特徴や運営上の留意点、そして当社のアピールポイントを記載し、企画書をまとめました。その際、コングレならこれができるという「夢」はもちろんですが、同時にコスト面などの「現実」も把握している必要があります。企画書には当社のこれまでの施設運営ノウハウが総動員されているので、見ているだけでも新しい発見があり、勉強になりました。
10月にプレゼンを行い、提案が通った11月からは、運営準備に着手しました。当初のメンバーは3名。組織づくりをゼロから始めることに不安はありましたが、メンバーの得意分野を把握して、任せていくことにしました。

 

翌年2月にスタッフ募集を行い、700名と面接して120名のスタッフを採用。3月には運営マニュアルを作成して、スタッフ研修を実施。同時進行で施設内備品の準備やルール整理、日々の業務の設計を行いました。4月初旬からは完成した施設を見ながら想定されるケースの対応策を準備し、2016年の4月23日にオープンを迎えました。

 

当日は、予想以上の大盛況でした。オープニング業務は、実際にお客さまが来場しないとわからないことも多く、準備は万全を期したつもりでしたが、現実は想定外のことだらけ。「次々発生する課題に対処しているうちに、終わった」というのが正直な感想です。嵐に巻き込まれたかのようで、息をつく暇もありませんでした。ご来場者数がピークとなる5月の連休を乗り切って、ようやく成功の喜びをかみしめました。

 

-今後の目標を教えてください

今では、ミュージアムの混雑具合を見れば、売り上げや利益が大まかに予測できるようになり、新たな面白さを感じています。施設運営の責任者として、入場者やショップの売り上げに貢献するのはもちろんですが、安全性と楽しさを両立させていくのが目標です。

 

また、先日ミュージアムで開催されたTシャツづくりのワークショップがとても好評でした。Tシャツプリントのメーカーとのつながりもできましたし、予想以上に好評だったので、同様の試みは他の施設でも展開できるのではと考えています。このように、現場でお客さまと近い距離にいるからこそ生まれるアイデアを、コングレの新たなビジネスに結び付けていくことにも注力していきたいですね。

 

-働いてみて感じるコングレの魅力を教えてください

社員が考えた提案を許容してくれる懐の深さがあり、現場に裁量を与えてくれるので、さまざまなことにチャレンジできます。例えば、スヌーピーミュージアムのスタッフ採用の際、私は「旧来の履歴書持参方式では他のアルバイト先との人材獲得競争に負けてしまうので、Webでエントリーさせたい」と考え、スヌーピーミュージアム単体のWebエントリーフォームをつくることを上司に提案。新しい試みでしたが、エクセルで作成したフォーム見本と見積書を添えて説得することで社内承認を得て、迅速に想定どおりの人数を採用できました。

 

-学生へのメッセージをお願いします

情報はたくさんあったほうがいいと思いますし、いろいろな情報ソースから集めることをオススメします。例えば、自分が関心を持っている業界の専門誌を読んだり、『日経新聞』だけでなく、『日刊工業新聞』などの業界新聞を読んだりしてみると、B to B分野で伸びている会社の情報が見つかるかもしれませんよ。ニッチな業界なら、業界団体の加盟社一覧で社名をあたって比較検討するのも1つの方法です。

 

1日のスケジュール

8:30 起床。
10:00 スヌーピーミュージアムに出勤。事務所のデスクで、クライアントへの請求、スタッフ労務、運営面の改善業務などを行う。
12:00 ミュージアム内で、お客さま誘導や人員の配置変更などの現場対応にあたる。
13:00 ランチ。近所のレストランに行くか、買ってきたお弁当を事務所で食べる。
15:00 同じ事務所内に常駐しているクライアントと情報共有ミーティング。
16:00 クライアントと、次回のワークショップ企画についてミーティング。
20:00 退勤。帰宅後は、読書をすることが多い。最近読んだのは田中角栄に関する本。

 

プライベート

趣味はオフロードバイク。社会人になって購入したバイクで、千葉や茨城などのコースに向かう。ミュージアム勤務は、シフトによる週休2日制なので、平日の休みに一人で練習に出かけることもある。

 

取材・文/笠井貞子 撮影/刑部友康

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