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Vol.389 <前編>イッツ・コミュニケーションズ株式会社

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今回の取材先 イッツ・コミュニケーションズ株式会社
事業内容:東急グループの一員として、メディア事業、ICT(情報通信技術)事業を展開している。放送事業を始め、東急沿線地域を中心とした電気通信事業、デジタルサイネージなどの広告事業やWi-Fi事業などを展開。2015年には、日本ではほかの企業に先駆けてスマートホーム(※)事業を開始するなど、スマートライフ事業者として人々の生活を豊かにするサービスを提供している。2017年5月、光ファイバー回線を利用した最速2ギガの高速通信「イッツコムひかり」をスタート。

※スマートフォンで家の鍵を開閉するスマートロック、外出先からのエアコンや照明をオン/オフできる家電コントローラー、子どもの帰宅確認やペットの様子などを確認できるカメラ・センサーなど、外出先から家の中を自在にコントロールできるサービス。

2006年にイッツ・コミュニケーションズに入社した川北泰久(かわきた・やすひさ)さんに、これまでのキャリアと仕事の醍醐味(だいごみ)をうかがいました。前編では、新人時代のお話を紹介します。

キャリアステップ (部署名は所属当時のもの)

2006年 同志社大学 経済学部経済学科 卒業
2006年 ネットワークグループ伝送路保守チーム:4月に入社後、CATV(ケーブルテレビ)インフラネットワーク設備の構築・保守を経験(入社1年目)
2010年 カスタマー本部テクニカルサポート:9月に異動し、お客さまのサービスに関するアフターケア・サポートを経験(入社5年目)
2015年 経営統括室経営企画担当:9月に異動し、新規・部門横断プロジェクト推進・管理、商品・サービスの企画・設計に従事。2017年、マネージャーに昇進(入社10年目~現在)

就職活動の時の思い・新人時代のエピソード

-入社のきっかけを教えてください

ケーブルテレビ会社で働いている兄と仲が良く、普段から自らの仕事内容に誇りを持って働いているその姿に憧れ、ケーブルテレビ業界に興味を抱きました。とはいっても、就活の当初は業界を絞り切れず、経済学部だったことから金融業界も志望しました。どちらの業界も複数の企業で選考が進みましたが、「この先の長い人生、自分はどっちの業界で働いていたいか」と考え、途中からケーブルテレビ業界を選択。中でも、イッツ・コミュニケーションズは、東京の渋谷や田園都市線沿線という大きな市場を単独局でカバーし、最先端のサービスを提供していること、若いうちから大きな仕事を任せてもらえる環境があることに魅力を感じたので、入社を決意。出身の三重県や大学のあった京都などの勤務地にこだわりはなく、仕事のやりがいを重視しました。

 

-入社後はどのように仕事を覚えていったのですか?

同期11人と新入社員研修に参加し、ビジネスマナーや業務内容などを学びました。配属となったのは、ネットワークグループ伝送路保守チーム。テレビやインターネット、電話サービスを提供するための根幹であるセンター設備や屋外のケーブル幹線設備の構築・保守を行うチームで、最初の6カ月間は協力会社の方々に同行して現場に行き、電柱に設置されている機器などの障害の調査・復旧作業に当たりました。まさに兄が携わっていた業務で自身が希望していた部署だったのでうれしかった半面、技術系の知識はなかったので不安もありました。ただ、実務を通して着実に学ぶことができる環境でしたので、半年後には1人で調査・復旧のオペレーションができるまでになりました。

 

その後は、監視センターで機器の稼働状況を監視しながら、緊急障害時などの際に、必要に応じて設備保守作業者を手配し、調査・復旧対応をする業務を経験。部内に蓄積されている故障パターンなどをマニュアルで学びながら、お客さまにサービスを提供するまでの上流機器との連携についても知識を習得し、約1年でケーブルテレビのシステム全体を理解することができました。

 

障害の復旧は、誰かの指示を待っていても時間が無駄に過ぎていくだけ。いま何をすべきなのかを自らが率先して考え、チームで目的を共有することで、パフォーマンスを最大化し、対処していく重要性を、新人時代の1年間で学びました。

 

-新人時代に印象に残っているエピソードを教えてください

センターで障害が起きると、一人のお客さまだけではなく、数百から数千世帯のお客さまにご迷惑をかけてしまいます。一方で私たちは、そうした根幹である設備に携わっているため、どうしても一人のお客さまに対する意識が薄くなってしまいがちです。
しかし、ある障害発生時に上長が「障害の規模に大きいも小さいもない。ご迷惑をおかけしているお客さま一人ひとりのことをしっかりと考えながら、最善を尽くさなくてはいけない」と同じチームの先輩に話しているのを耳にすることがありました。私への言葉ではありませんでしたが、自分にも思い当たる場面があったので、ハッとしました。その一件から「技術であっても、常に一人ひとりのお客さまのことを考え、最善を尽くすことが大切」という価値観が自身の中でも大切にしたい価値観となり、今も私にとっては忘れられない言葉となっています。

 

仕事中の1コマ

経営企画担当として、複数のプロジェクト・商品企画にかかわっているので、毎日5、6件のミーティングに参加している

→次回へ続く

(後編 9月22日更新予定)

 

取材・文/笠井貞子 撮影/刑部友康

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