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Vol.393 <前編>エレコム株式会社

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今回の取材先 エレコム株式会社
事業内容:マウス、ヘッドフォン、スピーカーなどPC周辺機器からヘルスケア製品まで1万7000点以上の商品数を誇る家電・PC周辺機器メーカー。BCNアワード2017では、マウスやUSBメモリ、スマートフォン・タブレット関連製品など13分野で、国内販売台数第1位を記録している。機能性はもちろん、洗練されたデザインの製品を作っており、2016年度のグッドデザイン賞では7シリーズ、iFデザイン賞で4シリーズ受賞。

2012年にエレコムに入社した井上由佳理(いのうえ・ゆかり)さんに、これまでのキャリアと仕事の醍醐味(だいごみ)をうかがいました。前編では新人時代のお話を紹介します。

キャリアステップ (部署名は所属当時のもの)

2012年 学習院大学法学部法学科 卒業
2012年 特販第2支店(のちの通販支店)特販第2営業2課:4月に入社後、Web通販営業を経験(入社1年目)
2013年 通販支店通販営業2課:Web通販営業に加えカタログ通販を経験(入社2年目~5年目)
2017年 通販第2支店通販営業2課:Web通販営業(大手通販サイトのPCアクセサリカテゴリ)を担当(入社6年目~現在)

就職活動の時の思い・新人時代のエピソード

-入社のきっかけを教えてください

気づけば身の回りにあってお世話になっている、そんな身近なものを扱いたいとメーカーを中心に就職活動をしていました。ふと手元にあった電子辞書のケースを見た時、「ELECOM」と書かれていて、こんなメーカーもあるんだなと会社説明会に足を運んだのがきっかけです。そこで社長が、製品への思い、社員への思いを熱く語っている姿にひきつけられました。社長の熱意に呼応するように、若手の社員も「会社をこんなふうにしていきたい」と話していて、やりたいことを言い合いながら働けるフラットな社風を感じました。
実際に入社してからも、1年目から任される仕事の幅も広く、新人の話にも耳を傾けてくれる先輩ばかり。抱いていたイメージそのままでしたね。

 

-入社後はどのように仕事を覚えていったのですか?

エレコムは展開している商品数が膨大で、最初は商品を把握するのが大変でした。研修では商品カテゴリの型番テストがあって、必死に覚えましたね。
その後1年目で配属になったのは、東京の特販第2支店。課長を含む7人の先輩と新人の私、というメンバーでした。34人いた同期の多くは量販店の営業担当になったのですが、私の仕事は大手通販サイト上に商店を出している販売店さまや通販企業さまに対し、エレコムのどの商品をどう売るべきか提案すること。最初の数カ月は先輩に同行し、提案内容や売り上げ実績の説明の仕方など、商談の進め方をOJTで学びました。

 

その後、新規開拓した企業を含む約20社を担当。月に1回のお客さまとの定例商談で、先月の売り上げ実績の振り返りや来月の目標などを設定し、Webサイト上でいかにエレコム商品を見つけてもらえるよう露出を増やすか、季節に合わせた特集をどう組むかなどを提案していきました。量販店のように“限られた売り場面積”があるわけではないので、掲載できる商品点数には上限がありません。随時「こんなふうに売っていきましょう」と売り場や売り方の提案を行い、売り上げアップという同じ目標に向けて、スピーディーに商談を進めていくことがとても楽しかったですね。

 

-新人時代に印象に残っているエピソードを教えてください

あるお客さまが、当社のiPhone用のワンセグ機器を専売したことで、過去に例のない売り上げ実績を挙げられたことです。Web通販では、お客さまが在庫を持つことは少なく、受注を受けて当社から出荷するのが通常。当社商品は早いものでは半年程度で新製品へと切り替わっていくため、生産しなくなる商品が随時出るのですが、生産が止まり在庫数も限られていく商品に関しては、お客さまが在庫をすべて買い取り「専売店」として売ることができるのです。
iPhone用のワンセグ機器はユーザーからの注文が多い商品だったため、お客さまに「この商品の在庫全数買い取りをしていただければ、他店との価格競争で値崩れもせず売り上げにつながると思います」と提案。その提案が通り、想像以上の売り上げ増につながりました。

 

1年目に担当したお客さまは、社員数人で経営している中小企業がほとんどで、私は新人でありながら経営者や役職がある方々と1対1で商談を進める機会に恵まれました。周りの先輩も「若いうちから、いい経験ができているね」「この1年ですごく成長しているよ」と声をかけてくださって。褒められて伸びる私の性格をよく理解して、伸び伸びと育てていただいた新人時代でした。

 

仕事中の1コマ

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現在担当している大手通販サイトの営業チームメンバーと打ち合わせ。既存商品の訴求ポイントを何にすると売れるのか、意見を交わす。

→次回へ続く

(後編 10月20日更新予定)

 

取材・文/田中瑠子 撮影/刑部友康

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