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Vol.394 <後編>エレコム株式会社

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今回の取材先 エレコム株式会社
事業内容:マウス、ヘッドフォン、スピーカーなどPC周辺機器からヘルスケア製品まで1万7000点以上の商品数を誇る家電・PC周辺機器メーカー。BCNアワード2017では、マウスやUSBメモリ、スマートフォン・タブレット関連製品など13分野で、国内販売台数第1位を記録している。機能性はもちろん、洗練されたデザインの製品を作っており、2016年度のグッドデザイン賞では7シリーズ、iFデザイン賞で4シリーズ受賞。

前編では、入社6年目の井上由佳理(いのうえ・ゆかり)さんに新人時代についてうかがいました。後編では、これまでのキャリアのなかで印象に残っていること、1日のスケジュールについて紹介します。

印象に残っている仕事とエレコムで働く魅力

-担当してきた仕事で印象に残っていることを教えてください

2年目に入り、それまでのWeb通販営業と兼務して、カタログ通販を担当したことです。お客さまはオフィス向け通販企業さまで、1年単位で更新される商品カタログを任されました。1年目の担当領域はWebだったため、在庫が少なくなればサイトへの掲載をやめるなど臨機応変に対応できます。しかし、紙のカタログではそうはいきません。
エレコムの商品は新商品が半年単位で出てくることが多く、その商品展開に応じて既存商品を生産しなくなるケースが発生します。ですので、1年間カタログに掲載する商品に関しては、あらかじめ売り上げ予測を立て、在庫を確保しておく必要があります。

 

注文が入ったのに在庫がない、という事態は何としてでも避けなければならず、一方、在庫を持ち過ぎてコストになってしまってもいけません。その予測を立てるのが本当に難しく、売れ筋状況の数字をいつもチェックしていました。それでも、お客さまに「(注文が入ったのに)商品数が足りていません」「在庫管理をしっかりしてください」とお叱りを受けてしまったことも。お客さまの販売業務に差し支えがあってはいけない、社内の在庫コストが膨らんで迷惑をかけてもいけない…と、一人思い悩んだこともありました。

 

ようやく自分のペースを取り戻したのは3年目に入ってからです。エレコムの営業は、お客さまの売り上げに貢献するべく新商品や売り方を提案し、二人三脚で同じゴールに向かうべき存在です。2年目は自分に余裕がなく、失敗しないように、と自分を守ることしか考えていませんでした。1年たってようやくカタログ通販業務の流れが見えてきてから、「お客さまと協力体制を組んで、売り上げ増に向けて一緒に頑張る」という初心に戻れるように。お客さまとのコミュニケーションも格段とスムーズになりました。

 

-今後の目標を教えてください

現在は、大手通販サイトの担当営業として、マウスやキーボードなどのPCアクセサリカテゴリを担当しています。12人でチームを組んで1社の営業を担当しており、チームで動くところはこれまでの働き方とはまた違います。私は主に商品がより魅力的に見えるような写真の提案をしたり商品とともに掲載するキャッチコピーを考えたりしています。
例えば、小型のマウスを担当した際は、「女性でも持ちやすい」「持ち運びやすい」ところを商品の魅力として引き出し、カフェで女性がマウスを使っているような手元のカットを撮影し掲載しました。すると、商品のみの物撮りカットよりも見られる数(PV数)が格段に上がり、購入転換率(購入に至る率)も伸びたのです。同じ商品でも「何を魅力と捉え、どう見せるか」の視点を変えることで結果は大きく変わることを実感した、貴重な経験でした。

 

今後の目標は、現在の担当企業さまに対し、商品の販売展開提案ができるような営業力を身につけること。ほかにも、商品のプロモーションにかかわっている経験を生かし、広報などより大きな範囲で商品や企業のブランディングを考える仕事にも興味を持っています。

 

-働いてみて感じるエレコムの魅力を教えてください

自分の意見をしっかりと持っている人が多く、先輩や上司に対しても気兼ねなく提案や相談ができるところです。相手の言葉をまず受け止め、否定から入らないという考えがベースにあり、コミュニケーションが取りやすい環境だなと思います。

 

-学生へのメッセージをお願いします

学生時代は「仕事としてやりたいことがわからない」ことがコンプレックスでした。就活中も「これをやりたい」と言い切っている周りの友人らを「すごいな」「いいな」と感じて自信をなくしていました。でも、どんな仕事もやってみないとわかりません。私は、社長の思いや社員の雰囲気に魅力を感じて当社を選びましたが、「やりたいことがわからない」からこそ、与えられた仕事をまずは全力でやってみようと真っさらな気持ちで仕事に向かうことができました。やってみて違うなと思ったり、やってみたからこそほかにやりたいことが見えてきたりしたら、その道に進めばいいと思います。自分の道を定め過ぎることなく就活をするのも悪くないよ、と言いたいですね。

 

1日のスケジュール

6:30 起床。
8:30 出社。メールをチェック。
9:00 担当の大手通販サイトの売り上げ実績を確認。商品カテゴリ別に課題を洗い出し、商品がより売れるようになるための施策を考える。
11:50 チームのメンバーとランチ。タイ料理にハマり中。
13:00 商品の画像を作成しているチームと打ち合わせ。ターゲットユーザーと商品の訴求ポイントがぶれていないかなど、協議を重ねる。
15:00 効果測定。
18:30 退社。好きな音楽を聞きながら夕食作り。夫の帰りを待ってから一緒にご飯を食べる。

 

プライベート

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2017年5月に千葉で行われた野外音楽フェスに夫婦で参戦!フェスは好きなアーティストを楽しむのはもちろん、新しいアーティストを知るいい機会でもあるのでやめられません!!

 

取材・文/田中瑠子 撮影/刑部友康

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