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Vol.397 <前編>日本信号株式会社

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今回の取材先 日本信号株式会社
事業内容:鉄道や自動車、航空、駅などで使用される多様な交通システムに必要な製品の製造・販売を手がけ、社会インフラを支える。例えば、鉄道関係では、「鉄道信号制御装置」「自動券売機」「自動改札機」などの開発・保守を行い、安全運行を支えると同時に、利用者と駅業務の従事者に対する交通システムの効率化・迅速化などにも貢献。「人にやさしい社会の実現」を目指し、きめ細かな配慮と高度なテクノロジーを通じ、安全で快適な生活をサポートするシステムを提供する。

2007年に日本信号に入社した田代智志(たしろ・さとし)さんに、これまでのキャリアと仕事の醍醐味(だいごみ)をうかがいました。前編では新人時代のお話をうかがいます。

キャリアステップ (部署名は所属当時のもの)

2007年 法政大学経済学部経済学科 卒業
2007年4月 入社後、2カ月の新人研修を経験(入社1年目)
2007年7月 鉄道信号事業部 JR営業部:JR東海やJR東日本の担当として営業を経験(入社1年目~8年目)
2015年 東北支店:JR東日本、仙台市交通局、福島交通などを担当。入札業務も経験(入社8年目)
2017年 営業本部 鉄道信号事業部 第二営業部:JR東日本・本社に向けた営業を主に担当(入社11年目~現在)

就職活動の時の思い・新人時代のエピソード

-入社のきっかけを教えてください

就職活動の際は、業界で絞ることなく、人生設計を大事にしました。「自分の地元・宇都宮にUターンできる企業」という視点で探したところ、宇都宮に工場があり、地域とのかかわりも深いこの会社の存在を知りました。鉄道をはじめとする公共交通を支える各種機器やシステムの製造・販売を手がけているため、「社会インフラを担う」という大きな使命感を実感できると思いました。また、文系出身でも機器やシステムの営業として多様な提案ができる点も魅力でしたね。最終的な決め手は、選考時に出会った人事担当者の誠実な対応。「社会や地域に対して誠実であれ」という企業の考え方が、働く社員一人ひとりにしっかりと根付いていると感じました。

 

-入社後はどのように仕事を覚えていったのですか?

入社後、約50名の同期と一緒に2カ月間の新人研修を受けました。社会人マナーや事業内容を学んだのち、グループワークも経験。仮想の会社の事業コンセプトを考え、それを基にロボットの動作プログラム設計、実際に動かすという内容でした。ロボコンのようで面白かったです。

 

その後、東京本社の鉄道信号事業部に配属され、東海道新幹線をメインに、信号制御システムや運行状況を見守る司令室のシステムを担当することに。最初の1年は先輩の業務サポートをしながら仕事を覚えていきました。システムの仕組みを理解するために、各種構成図を自分の部屋の壁に貼って日ごろから目に入るようにしたり、プロジェクトの工程表や提案資料の要点を一冊のノートにまとめたりしましたね。また、現場と同じシステムを再現した工場内の設備を見学することも、非常に役立ちました。

 

最も勉強になったのは、システムの更新・改修や修繕の現場に立ち会う瞬間。東海道新幹線は毎日300本走っていますが、日々、安全に走れるのは、夜間に機能向上や修繕などの作業を行っているからなんです。こうした現場に立ち会う中、お客さまである鉄道事業者の困りごとや要望をくみ取り、的確に工場の機器担当に伝えて連携していくことの大切さを学びました。

 

-新人時代に印象に残っているエピソードを教えてください

入社2年目で、東海道新幹線の信号関連システム大幅改修案件に携わりました。いくつかの区間に分けて改修作業を進め、最終的に全区間のシステムを新しいものに切り替えるという長期プロジェクトです。私は、現場の最前線である機器室内で、作業状況の管理とトラブル発生時の緊急対応を担当しました。
このプロジェクトでは、鉄道事業者はもちろん、各種機器のメーカー、施工会社などが団結して作業を進めることが必要なため、各現場には50人〜100人もの人々が集結します。それぞれ自分の役割を果たしながら、一緒にゴールを目指すので、チームとしていかに連携していくべきかを考えさせられましたね。プロジェクトに入る前、お客さまからは「感動できる切り替えを目指そう」と言われましたが、まさに、立場を超えて多くの人々が団結する大きなやりがいを実感。すべての区間の改修作業が終了し、システムの切り替えが終わった当日、初列車が無事に出発した様子を見た瞬間、大きな達成感を味わうことができました。

 

仕事中の1コマ

2017年の4月から係長に就任し、2名の部下の指導も行っている田代さん。デスクで提案資料を作成しながら、部下の仕事内容にも的確なアドバイスを行う。向かって左側が田代さん。

→次回へ続く

(後編 11月17日更新予定)

 

取材・文/上野真理子 撮影/刑部友康

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