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Vol.398 <後編>日本信号株式会社

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今回の取材先 日本信号株式会社
事業内容:鉄道や自動車、航空、駅などで使用される多様な交通システムに必要な製品の製造・販売を手がけ、社会インフラを支える。例えば、鉄道関係では、「鉄道信号制御装置」「自動券売機」「自動改札機」などの開発・保守を行い、安全運行を支えると同時に、利用者と駅業務の従事者に対する交通システムの効率化・迅速化などにも貢献。「人にやさしい社会の実現」を目指し、きめ細かな配慮と高度なテクノロジーを通じ、安全で快適な生活をサポートするシステムを提供する。

前編では、現在入社11年目の田代智志(たしろ・さとし)さんに新人時代についてうかがいました。後編では、これまでのキャリアの中で印象に残っていること、1日のスケジュールをうかがいました。

印象に残っている仕事と日本信号で働く魅力

-担当してきた仕事で印象に残っていることを教えてください

仙台の東北支店に異動した入社8年目、仙台市交通局様を担当し、初めて入札を手がけました。地下鉄南北線の信号や標識、ケーブル、機器室の端末などを更新する十数億円規模の案件。入札で競合他社に勝つためには、企業が公示する予定価格と最低入札価格の幅の中で、より安く、より充実した提案をしなければなりません。入札資料の作り方も情報収集の方法もわからないまま、仙台市の公営地下鉄に関連する入札資料を読み込み、上司や同僚に話を聞きながら手探りで学んでいきましたね。そこから自社製品をベースに、どんな部品や機器が必要なのかを考え、各種部品メーカーともやりとりしながら見積もりを作成していきました。
無事に案件を取り、事業部長から表彰を受けることもでき、いい経験になりました。3年計画の工期が終了する前に本社異動となりましたが、完成したら乗りに行きたいと思います。

 

-今後の目標を教えてください

物事を大局で捉える力を身につけ、若手社員を引っ張っていくような存在になることですね。最近では、日本信号として地域全体にどう貢献していくかを常に考えています。鉄道は、相手が見えにくい仕事なので、地域の人たちのためにインフラを守っていくという姿勢を忘れてはいけない。東北支店にいたころ、転勤者同士のつながりを生むコミュニティーを立ち上げた経験もあるので、自分に何ができるかをこれからも考えていきたいです。

 

-働いてみて感じる日本信号の魅力を教えてください

交通に関連するインフラ製品やシステムを広く扱い、事故予防や設備保全などの提案もできます。それらは国内だけでなく、海外諸国でも求められるため、世界のインフラや地域の発展にもかかわることができ、活躍のフィールドは幅広いですね。今、交通インフラは無線の信号制御がITシステム化されるなど、過渡期にあります。この会社では、若いうちから大きなプロジェクトを任せてくれるので、時代の転換点の中、歴史に残るインフラシステムに携わるチャンスも多いと思います。
私たちの仕事は、「安全運行の仕組み」に携わるため、一見地味です。しかし、「無事に運行していること」こそ、やり遂げた証拠。自分の仕事を残す大きな達成感を味わえますよ。

 

-学生へのメッセージをお願いします

働く中で人の価値観は変化するもの。今の自分の視点だけにとらわれることなく、自分の成長に合わせて道を選べるよう、多様な事業を手がけている企業を選んだ方がいいと思います。

 

ある一日のスケジュール

6:30 起床。朝食を取ってから会社へ向かう。
8:30 出社。メールチェックとその日の予定確認。
9:00 グループミーティングに参加。各メンバーの進捗状況を共有。
11:00 見積書、提案書を作成。
12:00 部署のメンバーと近場のレストランでランチタイム。
13:00 JR東日本の本社を訪問。進行中の案件について打ち合わせ。
15:00 JR東日本の工事事務所を訪問。新規案件の提案を行う。
17:00 帰社。本日の打ち合わせの要点を整理。明日に向けて資料などの準備も行う。
18:30 退社。帰宅後はゆっくり読書。週に一度、ジムにも通っている。

 

プライベート

東北支店時代に転勤族を集めて飲み会を開催した時の写真。壁側左から4人目が田代さん。2015~16年に現地で活動していた時のものだが、「今後もこうしたヨコのつながりを広げる会を開催していきたいです」と話す。

 

取材・文/上野真理子 撮影/刑部友康

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