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Vol.399 <前編>株式会社オーダーチーズ

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今回の取材先 株式会社オーダーチーズ
事業内容:2000年設立の輸入・通販事業会社。フランス・イタリアをはじめとする世界各地から輸入したナチュラルチーズの販売サイト「オーダーチーズ・ドットコム」、フランス・ボルドーのビンテージワインの販売サイト「オールドビンテージ・ドットコム」を運営。ほかにも、オリジナルブランドの化粧品やプレミアムペットフードなどの通販を幅広く手がける。

2011年にオーダーチーズに入社した野原あす菜(のはら・あすな)さんに、これまでのキャリアと仕事の醍醐味(だいごみ)をうかがいました。前編では、新人時代のお話を紹介します。

キャリアステップ (部署名は所属当時のもの)

2011年 東京大学 文学部言語文化学科英語英米文学専修 卒業
2011年 ペットフード事業:4月に入社後、新規事業としてプレミアムペットフードの輸入・通販の立ち上げを経験。イギリスからの商品買い付け・輸入手配・サイト立ち上げ・広告出稿などに携わる(入社1年目)
2012年 コーヒー事業:新規事業としてコーヒー通販の立ち上げに携わる。イタリアでの商品選定・サイト立ち上げ・広告出稿などを経験(入社2年目)
2013年 コスメティクス事業:リーダー(係長)に昇進。新規事業としてシャンプー・トリートメントのオリジナルブランドを立ち上げる。商品開発・サイト立ち上げ・広告出稿などを担当(入社3年目)
2014年 サブマネージャー(課長)に昇進(入社4年目)
2015年 新規事業開発部に異動し、マネージャーに昇進。各新規事業のマネジメントに携わり、国内外の取引先との商談・交渉を統括(入社5年目~現在)

就職活動の時の思い・新人時代のエピソード

-入社のきっかけを教えてください

高校時代から、雑誌などを通して「人生を豊かにするような商品やライフスタイルを提案・提供したい」と考えていたので、出版やテレビなどマスコミ系企業約20社にエントリーしました。しかし、就職活動をしていく中で「マスコミで必ずしも自分が思い描いてきた仕事に就けるとは限らない」と気づき、商品に携わる仕事にも視野を広げ、メーカーや商社などにもエントリーしました。選考に進む中で、ナチュラルチーズやグルメ食材を扱う事業を通して、人々の生活を豊かにできること、そして、若手にも裁量を与えて責任ある仕事を任せていく社風に魅力を感じ、入社を決意しました。

 

-入社後はどのように仕事を覚えていったのですか?

新入社員2名は、数日間のビジネスマナー研修後、すぐに社長直属の新規事業であるペットフード事業を担当することになりました。6月には、社長に同行してイギリスに出張し、現地ペットフードメーカーとの商談通訳を務めるなど、実践で仕事を覚えていきました。商談に同席しながら、「社長はどのような視点で経営判断していくのか」を間近で見ることができ、とても勉強になりました。

 

10月にはペットフードの販売がスタートし、商談から輸入手続き、販売サイトのシステム開発、商品発送、お客さま対応まで、1年目で主要業務をひと通り経験することができました。最初の注文が入った時は、本当にうれしかったですね。当時は発送伝票を手書きしていたので、最初に発送したお客さまのお名前は今もフルネームで記憶しています。最も苦労したのは、システム開発のディレクションです。まったく知識がなかったので、社長と外注先のシステム開発会社との間で飛び交う専門用語を、エンジニアの友人に聞いて必死で勉強しました。

 

-新人時代に印象に残っているエピソードを教えてください

ペットフード事業と並行して、輸入食材のバイヤー業務も行っていましたが、失敗の連続でした。5歳の時にアメリカに住んでいたことから、アメリカのピーナツバターを輸入したいと考え、入社前からインターネットで検索を続けていました。入社半年後ぐらいに、パッケージが目を引く高級ピーナツバターを見つけ、サンプルを取り寄せて試食。社長の承認を得て、輸入・販売をスタートしました。

 

自分がゼロから手がけた初めての商品だったので、期待は大きかったのですが、スーパーマーケットには手ごろな価格の商品がいくつも並んでいる上、日本の家庭には容器が大き過ぎたようで、ほどなく販売は中止に。内心落ち込みましたが、「これは失敗ではない。市場のニーズに合っていない商品は売れないという新しいデータが1つ増えたと考えればいい」と励まされ、次の挑戦への意欲が湧きました。

 

仕事中の1コマ

普段は海外取引先とメールや電話でやりとりをすることが多い野原さん。展示会の出展や新しい商品探しなどで、年6回以上は1週間から10日程度の海外出張をこなす。ヨーロッパ、アメリカ、アジアと行き先はさまざまだ。

→次回へ続く

(後編 12月1日更新予定)

 

取材・文/笠井貞子 撮影/刑部友康

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