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Vol.400 <後編>株式会社オーダーチーズ

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今回の取材先 株式会社オーダーチーズ
事業内容:2000年設立の輸入・通販事業会社。フランス・イタリアをはじめとする世界各地から輸入したナチュラルチーズの販売サイト「オーダーチーズ・ドットコム」、フランス・ボルドーのビンテージワインの販売サイト「オールドビンテージ・ドットコム」を運営。ほかにも、オリジナルブランドの化粧品やプレミアムペットフードなどの通販を幅広く手がける。

前編では、入社7年目の野原あす菜(のはら・あすな)さんに、新人時代についてお話をうかがいました。後編では、これまでのキャリアの中で印象に残っていること、1日のスケジュールについて紹介します。

印象に残っている仕事とオーダーチーズで働く魅力

-担当してきた仕事で印象に残っていることを教えてください

入社3年目に、食品・ワイン・ペットフードとは異なる事業の柱をつくるため、新たに発足したコスメティクス事業に携わりました。コスメティクスは、ライフスタイルを豊かにする商品の1つですし、市場規模が大きいだけに「会社の発展に寄与できるチャンスだ」と胸が高鳴りました。

 

それまでは海外にある商品を日本に輸入する仕事でしたが、今回は自社のオリジナルブランドとしてシャンプーとトリートメントを開発する仕事。商品開発は初めてだったので、まずは外部の新商品開発セミナーに参加し、市場ニーズをどのようにつかみ、そのニーズを商品パフォーマンスにどう反映させ、どのように開発・販売していくのかを学びながら、取り組んでいきました。

 

試行錯誤しながらメーカーとサンプル作成を繰り返し、自分も使い続けたいと思える自信作『守り髪』が完成した時は、大きな達成感がありました。このシリーズは2013年夏に販売を開始し、事業目標の年商1億円まであとひと息です。

 

-今後の目標を教えてください

現在は、アメリカから輸入するサプリメントや、皮膚科医と共同開発したオリジナルのドクターズコスメなどの新規事業開発に携わっています。目標は、現在約78億円の年商を100億円にするべく、10億円事業となる柱を10本つくること。そのために、芽が出そうな商品を探して、常に新しい種をまいています。普段から心がけているのは、情報のアンテナを高く広く保つこと。異業種で働く友人や起業した友人と情報交換をしたり、海外出張先では「今、この国ではどんなビジネスが注目されているのか」に目配りをしています。

 

2015年にはマネージャーに昇進し、自分自身のステージが変わりました。人を育てる経験はまだ浅いので、マネジメントスキルを伸ばすことも目標の一つ。新規事業を立ち上げた自分の経験を後輩に引き継ぎつつ、手取り足取り教えるのではなく、自ら考えて判断できるような成長を促していきたいと考えています。

 

-働いてみて感じるオーダーチーズの魅力を教えてください

学生時代から思い描いていた、人生を豊かにするような商品やライフスタイルを提供できている実感と喜びがありますし、自分自身が欲しいと思って輸入・開発した商品をお客さまが購入し、喜んでくださる仕事にやりがいを感じています。

 

また、想像していた以上に裁量が大きいことも、うれしい驚きです。自分がいいと思った商品は、その根拠となるデータや情報を示し、経営陣を説得できれば、世に送り出すことができるのですから。自分の力で新しいことにチャレンジしたい、自分の力を伸ばしたいという人には、働きがいのある会社だと思います。

 

-学生へのメッセージをお願いします

どんな組織が自分に合うのか、社会に出て自分はどうなりたいのかを、じっくり考えてみてください。企業選びは大手志向になりがちですが、企業名で「すごいね」と言われるのは内定後の数カ月だけ。社会人になった後は、企業名ではなく、手がけた仕事や実績で評価されるようになっていくと思います。

 

私が選んだのは、当時アルバイトを含めて従業員30名程度のベンチャー企業でした。その選択に不安がなかったと言ったらうそになりますが、大手企業に入ったから安泰ということはありません。私は、大手に入ることよりも、ビジネスパーソンとして自身の能力を最大化することこそが、「安定」の本当の意味だと思っています。今、会社と自分が一緒に成長していくという貴重な経験をしながら、あの時の決断は間違っていなかったと確信しています。

 

ある一日のスケジュール

6:30 起床。掃除・洗濯などの家事を済ませる
9:00 出社。その日の予定を確認し、タスクシートを作成
9:30 部署での朝礼後、メールチェック。続いて、受注チームでの朝礼に参加
11:00 新商品リリースに向けたサイトチェック・システム検証などを行う
12:30 オフィス近くのレストランでランチ後、タブレットで経済新聞をチェック
13:30 部下の報告事項の確認や相談に対応
15:00 国内メーカーと新商品開発の打ち合わせ
16:00 イギリスの取引先と輸入に関する電話ミーティング
17:00 広告出稿のための原稿執筆、新規事業のためのリサーチ
20:00 退社。会社帰りに、銀座・有楽町で買い物や食事を楽しむことも

 

プライベート

2015年、同僚の自宅でのクリスマスパーティー。クリスマス商材を多数扱っているので、社員割引で自社商品を購入し、新商品を試食しながらパーティーを楽しんだ。今では毎年の恒例行事となっている。左から2人目が野原さん。

 

取材・文/笠井貞子 撮影/刑部友康

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