理系のシゴトバ

Vol.174 <後編>【日本水産株式会社】社員インタビュー

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おいしくて高品質な魚肉ソーセージを生産する「日本水産株式会社」のシゴトバ紹介

-基本情報-
【本社場所】東京都港区
【支社・営業所】仙台、名古屋、大阪、中四国(広島市)、福岡 計5カ所
【営業所】北陸(金沢市)、四国(高松市) 計2カ所
【工場】つくば(茨城県)、鹿島(茨城県)、船橋(千葉県)、八王子(東京都)、安城(愛知県)、姫路(兵庫県)、戸畑(福岡県)計7カ所
【R&D部門】東京イノベーションセンター(東京都)、中央研究所大分海洋研究センター(大分県)
【従業員数】1116名(2016年3月末現在)
【事業内容】漁業・養殖生産、加工、販売まで一貫して手がける水産事業、家庭用・業務用冷凍食品や練り製品、フィッシュソーセージなどを生産・販売する食品事業、水産資源由来の機能性素材の提供およびそれを活用した食品開発を行うファインケミカル事業のほか、物流事業、海洋関連・エンジニアリング事業を展開している。
-日本水産のすごいトコロ-
1911年の創業以来、「水の水道におけるは、水産物の生産配給における理想である」という創業の理念に基づき、水産、食品、ファインケミカルなどの事業を展開。食品事業の主要製品であるフィッシュソーセージでは、6年連続シェアナンバーワンを獲得している。また世界26カ国・地域に拠点を設け、世界の水産資源とマーケットを効率よく結ぶネットワークを構築、顧客の価値向上を実現する商品を提供。海外売上高比率も31パーセントとなっている。

前編では【日本水産 八王子総合工場 加工食品第二工場 ソーセージ工場 生産管理担当】のシゴトバを紹介しました。

後編では同担当の吉永佳世さんに入社の決め手やシゴトバの魅力、これから就活を迎える学生さんへのアドバイスなど、お話しいただきます。

<後編>「日本水産株式会社」で活躍する社員にインタビュー

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-学生時代の専攻を教えてください

京都大学大学院医学研究科検査技術科学専攻を修了し、2012年4月に日本水産(ニッスイ)に入社しました。
学生時代に学んだ専門分野は、分子細胞生物学。トリプトファンなど必須アミノ酸が人体に及ぼす影響を、マウスを使って研究したりするなど、生命にかかわる基礎研究に従事していました。この学科を選んだのは基礎研究がしたかったということもありますが、テレビドラマ『科捜研の女』に憧れ、「将来はああいう職業に就きたい」と思っていたからです。

 

-就活中の企業選びで大切にしていたことと、入社の決め手を教えてください

基礎研究に携わっているうちに、「自分がやっている仕事はいったいいつ、世の中の役に立つんだろう」と考えるようになり、もっと商品に近い研究に従事したいと考えるようになりました。また学生時代の研究は、病態の解明など病気になった後のこと。それよりもいかに病気にならないか、予防医学の方が大事だと考えるようになりました。予防医学の観点で重要になるのは、食事です。そこで食品会社を中心に就職活動を行いました。
食品会社といってもさまざまな会社があります。そこで私は健康というキーワードで魅力のある商品を持っている会社にターゲットを絞りました。例えばニッスイであればEPAです。ニッスイでは1981年より製薬会社と共同で医薬品を目指したEPA高純度化の取り組みを開始。今では青魚から高純度のEPAを抽出・精製することを実現。そしてその有用性を生かした商品開発を進めています。そこに魅力を感じましたね。
ニッスイはそのほかにも事業をグローバルに展開しており、海外にも生産拠点をたくさん設けています。日本だけではなく海外でも活躍できる可能性があると感じました。そして最大の決め手となったのは、面接時はもちろん、就職活動全般の相談に乗ってくれたり、内定後もいろいろフォローしてくれるなど、社員の方々の私たち就活生への対応が非常に温かだったことです。「人を大事にしている会社だな」と思えたのです。

 

総括すると私がニッスイに入社を決めた理由は次の3つとなります。
1.直接お客さまの手に渡る、健康をキーワードとした魅力的な食品を製造していること
2.海外に拠点を設けるなど、グローバルで活躍できるチャンスがあること
3.面接時や内定後のフォローなどで感じた温かな雰囲気

 

この中でも重視したのは、1番の健康をキーワードとした魅力的な商品を製造していることです。入社当時、携わりたかったのは冷凍食品の開発です。病院食など、健康に結び付く商品を開発したいと思い、入社しました。

 

-入社してから感じるニッスイの魅力は?

例えば研究に従事していた方が生産管理を担当したり、生産管理担当が営業職に就いたり、やりたいと思えばいろいろなキャリアを積めることだと思います。
私も入社する前は商品開発に携わりたいと思っていましたが、今は生産管理担当で良かったと思っています。というのも営業と製造の橋渡しをし、工場を自分の采配で動かして、ソーセージができていくまでのすべてに従事できるからです。しかもこのような責任ある仕事に入社3年半ぐらいから携わることができる。こんな若手のうちから仕事を任せてもらえる会社はそうないと思います。そこがニッスイで働く最大の魅力だと思います。
就活時に感じた温かさも魅力です。私が所属しているソーセージ工場は、社員のほかに契約職の人もたくさん働いています。年齢は10代から60代まで。長年働いている方、中には海外の方もいますが、皆さん、優しく接してくれます。アットホームな雰囲気のシゴトバなので働きやすいですね。
そしてもう一つ、八王子総合工場は意外に女性スタッフが多いことです。男性には相談しにくい内容など、女性ならではの悩みを相談できる相手がいるので、心強いですね。

 

-八王子総合工場 加工食品第二工場 生産管理担当で必要とされるスキル・知識はありますか?

生産管理や品質管理など、八王子総合工場のスタッフ部門として働いている社員の多くは、学生時代に農学や水産学を学んでいた人が多いですね。ですが、理系でも私のようにまったく関係しない学科出身の者もいますし、文系出身者もいます。
確かに細菌や食品衛生に関する知識など、持っていて損はしないというものはありますが、特にこれがなければならないというような知識はありません。それよりも大事なのは興味とやる気
こう変えるとおいしくなる、こうすると生産効率が上がるというように、常に興味を持って改善策を探求していく意欲が必要です。
生産管理という仕事では、生産効率を上げるために常に改善が求められます。自分で考えた施策が数字となって表れるのも面白い。そういう意味では数字に強い人が向いているかもしれません。
そしてもう一つ大事なのがコミュニケーション能力。生産現場の人とはもちろん、営業、発注担当者、材料や包材の管理担当者、さらには原材料メーカーや包材メーカーともコミュニケーションを取って仕事を進めていきます。たまに、営業と生産現場との板挟みになることもあります。そんなときは、双方と何度も話をし、落としどころを見つけていかねばなりません。コミュニケーション能力はかなり求められる仕事だと思います。

 

-入社を目指す学生さんへアドバイス

いろんな会社を見ることをお勧めします。有名ではない会社の中にもいい会社はたくさんあります。時間が許す限り、知っている会社だけではなく、知らない会社もぜひ、訪ねてほしいと思います。というのもそういうことができるのも、就職活動の時ぐらいだと思うからです。いろんな会社を訪ねて、自分に合う魅力的な会社を見つけてほしいと思います。

 

充実の食堂、日ごろの疲れが癒やされるさまざまなイベント

社員食堂です。日替わりランチは350円。カレーと麺類は300円で食べられます。
「安くておいしいので、毎日、利用しています。予約すれば夕食も食べられるんです」(吉永さん)

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八王子総合工場では会社の福利厚生として、暑気払い、クリスマスパーティー、日帰り旅行などさまざまなイベントが開催されています。写真は2016年のクリスマスパーティーでのひとコマ。
「16年のクリスマスパーティーでは、大道芸人のパフォーマンスや抽選会が行われたんです。参加者全員が小さなホールケーキを持ち帰ることができるというお土産もあり、すごく楽しかったですね」(吉永さん)

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取材・文/中村仁美  撮影/臼田尚史

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