理系のシゴトバ

Vol.175 <前編>【明治機械株式会社】シゴトバ紹介

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工場の屋根や遊休地を活用する太陽光発電システムを提案する「明治機械」のシゴトバ紹介

-基本情報-
【本社所在地】東京都千代田区
【事業所】足利事業所(栃木県足利市)
【支店・営業所】西日本支店(兵庫県西宮市)、八戸(青森県八戸市)、鹿島(茨城県神栖市)、越谷(埼玉県越谷市)、長野(長野市)、福岡(福岡市)、鹿児島(鹿児島市)以上営業所 計7カ所
【従業員数】130人(2016年4月1日現在)
【事業内容】3つの主要事業を展開。第一は穀物(米、麦、大豆、とうもろこし、コーリャンなど)、活性炭、化粧品素材を粉砕する機器を中心とした周辺関連分野の機械設備およびプラントの開発、生産、建設。第二は太陽光発電に関する材料手配から施工までを手がける太陽光発電事業。第三は立体駐車装置の開発・製造および立体駐車場設備の組み立て事業を展開している。
-明治機械のすごいトコロ-
1899年の創業以来、穀物を粉砕する機器を中心とした機械設備の分野で100年以上業界をリードしてきた明治機械。同社が得意とする「粉砕」技術を生かしてきた配合飼料業界は事業環境が厳しく、現在はケミカルやバイオなどほかの分野に転用すべく技術革新を展開している。そのほかにも事業の柱として太陽光発電事業、立体駐車装置事業を展開。特に太陽光発電事業は2014年に参入して以来、着実に売り上げを伸ばし、同社売り上げの約3割を占めるまでに成長している。

明治機械の会社概要・沿革

うどんやラーメン、スパゲッティ、ケーキ、クッキー…。これらの材料となる小麦粉を作るためには、小麦を細かく粉砕する装置が必要です。明治機械はそんな小麦をはじめとする穀物を粉砕する装置の開発を、1899年の創業以来手がけて成長してきました。現在でも明治機械は製粉・飼料用機械の分野ではリードする存在ですが、製粉・試料業界は再編が進むなど、取り巻く環境は厳しくなっています。そこで新しい事業の柱を確立すべく、明治機械は2014年にTCSホールディングスと資本業務提携契約を締結したことを機に、TCSホールディングス傘下のグループ会社が蓄積していたノウハウを生かして、太陽光発電事業へと参入しました。当初は住宅用や産業用太陽光発電システムの材料を手配して販売する、という仲介業務が主でしたが、現在はもともと取得している建設業の許可の資格に加え、新たに宅地建物取引業者票を取得し、EPC事業(設計、資材調達、建設工事を含む一連の工程を請け負うこと)にも注力しています。参入して3年ですが、売り上げを徐々に伸ばし、現在は同社売り上げ全体の約3割を占めるまでに成長しています。
また明治機械では第三の事業の柱として立体駐車装置事業を展開。限られた土地と空間を有効活用して、より多くの人が車社会の豊かさを享受できる立体駐車装置の開発を行い、会社として盤石な体制を築いています。

 

太陽光発電事業部のシゴトバ紹介

今回は明治機械 太陽光発電事業部のシゴトバを紹介します。

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同事業部のシゴトバがあるのは、本社が入っているビル(東京都千代田区神田多町)の一画。最寄り駅はJR神田駅。そこから徒歩で3分の場所にあります。
神田駅周辺は昔から職人や町人の街として発展してきました。同社本社周辺は比較的大きなビルなどが立ち並んでいますが、少し歩くと戦前の風格ある建築物なども残っているなど、下町情緒も感じられるオフィス街です。

 

太陽光発電事業部は、国内外のさまざまなメーカーから太陽光発電システムを構築するための部材を仕入れ、お客さまのニーズや要望に合わせてシステムを提案するところから携わります。事業部が発足した当初は、部材の取り扱いだけでしたが、現在は施工も請け負っています。全国の現場で専門知識にたけた施工班を用意し、太陽光発電システムの施工はもちろん、電力送電網につなげるところまでを一貫して担当します。お客さまの大半は企業ですが、一般(個人)の住宅用も扱っています。案件の大きさはさまざまですが、大きいモノだと1メガワット(約100世帯分の電気使用量をまかなえる)、いわゆるメガソーラー案件、小さいものだと個人住宅の屋根への設置案件などを手がけています。

 

太陽光発電事業部はどんな仕事をしているの?

太陽光発電事業部のシゴトバを藤田幸輔さんが案内してくれました。

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太陽光発電事業部は2014年に新設された事業部です。明治機械が太陽光発電事業に参入するきっかけとなったのが、2011年8月、再生可能エネルギー買収法案が可決したこと、そして2014年にTCSホールディングスと資本提携をしたことです。

 

「TCSグループ内の太陽光発電事業を手がけているグループ会社とコラボレーションすることで、新たな事業として太陽光発電事業を立ち上げることとなりました。当初は太陽光発電の材料を調達するという商社的な活動のみでしたが、今ではもともと取得している建設業許可、さらに新たに取得した宅地建物取引業者票を生かして、設計から建設までを請け負うEPC事業を展開しています」(藤田さん)

 

同事業部は大きく営業と技術営業の2つの職種で構成されます。主に理系出身者が携わるのが、技術営業です。
「技術営業は営業に同行してお客さまのニーズをうかがい、それを満たすようなシステムの企画を立案し、提案書にまとめるところから業務がスタートします。施工までを担当する案件であれば、施工管理までを担当することもあります。また、太陽光パネルをどのように配置するか、施工図を作成したり、工事のスケジュールを立てたり、管理表を作成したりします。作業員の手配なども行います」(藤田さん)

 

太陽光発電事業本部で技術営業に携わっているメンバーの多くは、学生時代に機械、電気、建築を学んできていますが、中には文系出身者もいるとのこと。太陽光発電に関する知識がなくても勉強する意欲さえあれば活躍できると言います。ただただ、施工管理業務に携わるには、それなりの専門知識が必要となります。

 

太陽光発電事業部 藤田幸輔さんのおシゴト紹介

藤田さんは2015年に中小の建設会社から転職し、太陽光発電事業に携わることとなりました。
「当社は実際の施工までを担当しますが、当事業部には施工管理の知識のある人材が乏しく、そのような人材を求めていました。また、私も学生時代に学んだ建築や前職での施工管理の経験を生かせる仕事を探していたのです。そんな時、明治機械の太陽光発電事業を知り、ここでならこれまで培ってきた知識が生かせると考え、転職しました」(藤田さん)

 

現在、藤田さんは技術営業としてお客さまへの提案から施工管理に至るまで、太陽光発電システム設置に関する一連の業務すべてを担当しています。
お客さまに提案するためには、商品知識が欠かせません。藤田さんも最初の1年は「お客さまへの提案資料を作成しながら、国内外の太陽光発電の商品に関する知識を覚えていきました。今ではお客さまやメーカーとの商談も任されるようになりました」と語ります。
しかも太陽光発電がほかの商材と異なるのは、国の施策によって商品も価格帯も随時変化をしていくことです。
「常に最新の情報を把握しなければお客さまに最善の提案ができません。そのために講習会や展示会に出かけ、他社との情報交換などを積極的に行うことも私たちの重要な仕事なのです」(藤田さん)

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メガソーラー(1メガワット級)など、大規模な案件に携わることも増えていると言います。
「太陽光パネルの枚数で言うと、3000~4000枚です。一般的なパネルの大きさは約1.6メートル×1メートルなので、それがすべて設置された眺めは壮観です。ただそれだけのパネルを設置するとなると、工期は半年近くにもなり、スケジュールが押してくると施工管理の担当者は現地に泊まり込みになることもあります。私も2016年6月から施工管理を担当したメガソーラーの案件では、最後の2カ月間は現地近くにマンションを借り、毎日、現場に出向いて、工事の安全・品質だけでなく、工程や原価が計画通りか、チェックしていました」(藤田さん)

 

写真は藤田さんが担当したメガソーラー案件。
「私にとってはもちろんですが、当社にとっても初めての大型案件でした。若手のうちからこのような案件を任されるのは、責任が伴い大変ですが、大きなやりがいとなりました」(藤田さん)

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前編では【明治機械 太陽光発電事業部】のシゴトバを紹介しました。
後編では藤田さんに入社の決め手やシゴトバの魅力、これから就活を迎える学生さんへのアドバイスなど、お話しいただきます。

次回へ続く

(後編 5月12日更新予定)

取材・文/中村仁美  撮影/臼田尚史

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