理系のシゴトバ

Vol.188 <後編>【日本鉄塔工業株式会社】社員インタビュー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
-基本情報-
【本社所在地】東京都江東区
【国内事業所】若松工場、若松鉄構センター、北九州営業所(いずれも福岡県北九州市)、仙台営業所(宮城県)、名古屋営業所(愛知県)、大阪営業所、広島営業所、福岡営業所
【従業員数】240名(2017年3月末時点)
【事業内容】送電・通信用鉄塔、橋梁(きょうりょう)に加えて、東京スカイツリー(R)などの特殊鋼構造物も手掛ける、鋼構造物のリーディングカンパニー。設計、製作から溶融亜鉛めっき、メンテナンス、長寿命化、技術開発まで、一貫したサービスを提供している。
-日本鉄塔工業のすごいトコロ-
日本鉄塔工業は、送電・通信鉄塔、橋梁に加えて、東京スカイツリー(R)の部材などの特殊鋼構造物も手掛ける、鋼構造物のリーディングカンパニー。1922年(大正11年)に、溶融亜鉛めっき槽を備えた日本初の鉄塔メーカーとして創業し、戦後間もなく橋梁事業にも進出。鉄塔については、全国各地の送電鉄塔の設計・製造を手掛けているほか、海峡越え鉄塔など、高さ200メートル超の超大型鉄塔の設計・製作も得意としている。また、大型鉄塔の代名詞である中空鋼管鉄塔を世界で初めて開発したことから、中空鋼管鉄塔のパイオニアとしても知られている。

前編では【日本鉄塔工業 技術部】のシゴトバを技術部長の石田伸幸さんと同部所属の姉川徹矢さんに紹介してもらいました。
後編では新卒入社3年目の姉川さんに入社の決め手やシゴトバの魅力、これから就活を迎える学生さんへのアドバイスなどを、お話しいただきます。

<後編>「日本鉄塔工業」で活躍する社員にインタビュー

-学生時代の専攻を教えてください

九州大学工学部物質科学工学科で材料工学を専攻していました。鉄の精錬といった、材料の精錬方法や材料組織(成分や結晶の大きさ)の制御方法について学んでいました。材料工学を専攻しようと思ったきっかけは、高校の理科の教科書に載っていた、カーボンナノチューブや光触媒、超伝導などに関心を持ったからです。

 

-就活中の企業選びで大切にしていたことと、入社の決め手を教えてください

企業選びで大切にしていたことは、自分が興味の持てる仕事ができることと、自分の持っているスキルを生かせることです。それらを念頭に置き、業界を絞ることにしました。私が希望したのは社会に貢献できるインフラにかかわれる業界。鉄塔メーカーもその一つ。そのほかにも高速道路運営会社や製鉄、鋼材、線材メーカーなども候補に入れました。

 

次に考えたのは、企業規模。自分のスキルを生かして若手のうちからチャレンジするのであれば、大手では難しいと考えました。

 

さらにもう一つ、条件がありました。地元の九州を拠点にしている会社で働きたいということ。九州を一つの拠点として事業展開している企業を検討したところ、最終的に2社に絞り込むことができました。

 

こうした中で、日本鉄塔工業に入社を決めた理由は次の3つです。
1. 九州を一つの拠点として活動している企業であること
2. 自分に合った働き方ができること
3. 福利厚生が充実していること

 

日本鉄塔工業の事業内容は学生時代の専攻とは少し離れてはいましたが、鉄を扱うという点で、材料工学で学んだ鉄に関する知識は決して無駄にはならないと考えました。またもう一つ、趣味の一環で独学をしていたプログラミングの知識も生かせると思いました。これも自分に合った働き方ができると判断した大きな理由です。実際に今、設計業務を効率化するプログラム開発を任されるなど、プログラミングの知識は業務に大きく生かせています。

 

当社の福利厚生で最もひかれたのが、借り上げ社宅制度を設けていること。今、東京で楽しく生活ができているのも、通常の家賃相場より格安で住めるこの制度があるからです。就活に臨む皆さんには、転勤の可能性がある場合には、就職先の福利厚生の充実度をしっかりとチェックすることをお勧めします。ちなみに、私は、地元である九州を離れてしまうのが少し寂しかったのですが、自分が設計したモノを実際に形にする若松工場の製造部のメンバーと話すことが頻繁にあるので、九州を離れたという実感はそうありません。

 

-入社してから感じる日本鉄塔工業の魅力は?

上司や先輩社員との距離が近く、他部署との垣根が低いことです。技術部はもちろん、仕事で交流する営業部などの人たちと、業務後に食事に行くこともよくあります。組織が少数精鋭で大きすぎないことが、コミュニケーションの活性化に良い影響を与えているのではないでしょうか。さまざまな人からいろいろな部署の話を聞けるので、とても勉強になります。

 

-技術部で必要とされるスキル・知識はありますか?

私たちの部署は、学生時代に建築や土木を専攻した人が多いものの、私のように材料工学や機械工学を専攻した人も少なからず在籍しており、非常に多様性のある職場となっています。このため、設計の知識がなくても、不安に思う必要はありません。私の場合は、入社して半年間、鉄塔設計に必要な知識を身につけるため社内研修を受講しました。また、技術部に配属されてからも、いきなり設計を任されるのではなく、既設鉄塔の耐震強度検討を通して、鉄塔に関する基礎知識や設計のコツを段階的に身につけることができました。

 

そして、こうしたスキルや知識だけでなく、仕事に臨む姿勢として大事なことが2つあると考えています。1つ目は、やり遂げる意思を持つこと。高度な設計や解析を行っても、入出力のチェックや妥当性の検証がきちんと行われていなければ、その結果は危険で使えません。だからこそ、自ら担当した業務を最後までやり遂げる意思が必要になるのです。2つ目は、常に改善を模索する意思です。既にやり方が確立している業務であっても、それが最善の方法であるとは限りません。世の中自体も変化します。このため、常に自分の担当業務を多面的に観察し、改善点を見つけようとする意思が必要です。

 

-入社を目指す学生さんへアドバイス

自分がどういう働き方をしたいのか、どういう仕事をしたいのかをよく考え、それを実現できるかどうかを見極めるのがポイントだと思います。例えば、この会社に入ったら、自分はこういうことをしたい、こういうことができるのではと、具体的に考えるのです。そうすると、本当にその会社が自分に合った働き方ができる場所なのか、想像がつくのではないでしょうか。

 

また、どんな職種に就いてもパソコン作業はあります。そして、必ず使用するのが表計算ソフトやワープロソフト。これらのソフトに習熟していると、配属された部署で任される仕事を覚えることに集中できます。さらに、表計算ソフトであれば、マクロを組むスキルを有していれば、業務の大幅な効率化を図れるので、非常に大きなアドバンテージになると思います。

 

素晴らしい眺望を眺めながらランチができる食堂


食堂の最大の特長は、恐竜のように見えると話題にもなった東京ゲートブリッジが望めるなど、眺望が素晴らしいこと。メニューも充実しており、定食が411円とワンコイン以下で食べられるので社員には大好評です。

 

北九州市では毎年夏に、小・中学生、高校生、大学生などを対象に、企業などの仕事体験ができる「北九州ゆめみらいワーク」を実施しています。日本鉄塔工業も毎年、同イベントに出展し、鉄塔や橋梁の設計など、同社の仕事を体験する機会を提供しています。

 

取材・文/中村仁美 撮影/臼田尚史

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
1年生も、もちろん!
大学生・院生・短大生・専門学校生になったら!

リクナビで詳しく見てみよう!

この企業についてリクナビで研究する