理系のシゴトバ

Vol.191 <前編>【株式会社 加藤製作所】シゴトバ紹介

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さまざまな現場で活躍する「はたらくくるま」を扱う「加藤製作所」のシゴトバ紹介

-基本情報-
【本社所在地】東京都品川区
【国内事業所】北海道、東北(仙台市)、北関東(さいたま市)、東京、千葉、横浜、名古屋、大阪、中国(広島市)、四国(高松市)、九州(福岡市)、沖縄、以上支店計12カ所、道東(帯広市)、盛岡、秋田、郡山、新潟、高崎、水戸、静岡、富山、京滋(大津市)、岡山、東九州(大分市)、南九州(鹿児島市)、以上営業所計13カ所
【工場】茨城、群馬
【従業員数】685名(2017年3月末日現在)
【事業内容】「移動式クレーン」と呼ばれる、ラフテレーンクレーン、オールテレーンクレーンなどの荷役機械、油圧ショベル、基礎工事用アースドリルなどの建設機械、産業機械の製造、販売
-加藤製作所のすごいトコロ-
1895年の創業以来、常にオリジナルな発想、独自の視点で技術開発にチャレンジし、建設機械のイメージを大きく変えるマシンをいち早く提供することで業界をけん引してきた。1923年に開発した機関車に始まり、現在ではトラッククレーン、油圧ショベル、ラフテレーンクレーン(1つの運転室で走行とクレーン操作が可能で、不整地走破性と小回り性に優れたクレーン)、オールテレーンクレーン(走行時とクレーン操作時とそれぞれ独立した運転室を持ち、高速走行性と不整地走破性を兼ね備えたクレーン)などがその代表製品。中でもラフテレーンクレーン、オールテレーンクレーンなど、いわゆる自走できるクレーンの総称である、移動式クレーンは国内トップシェア(販売台数)を誇る。歴史に培われた技術力により、「KATO」はグローバルブランドとして世界の人たちの信頼を得ている。

加藤製作所の会社概要・沿革

移動式クレーンや油圧ショベル、アースドリル(掘削機械)、路面清掃車、スノースイーパ(除雪車)、万能吸引車など、私たちの日々の暮らしには、このような「はたらくくるま」の存在は欠かせません。中でも主に工事現場で活躍するものについては、建設機械(建機)とも呼ばれています。このような機械を製造し、世界120カ国でビジネス展開しているのが加藤製作所です。

 

加藤製作所の歴史は1895年、個人事業の加藤鉄工所として創業したことから始まります(1935年に株式会社化し、加藤製作所を設立)。1923年には内燃機関車および鉄道用モーターカーの製作に成功。その後も移動式クレーン、油圧ショベル、アースドリルなど、多くの製品の開発・生産に取り組んでいます。製品のラインナップを拡充すると同時にグローバル展開にも積極的に取り組み、世界120カ国に販売拠点を設けてビジネスを展開。2006年には中国、2016年にはタイの生産拠点での操業を開始し、海外のお客さまにも迅速に製品を届けられる体制を構築しました。

 

横浜支店 プロダクトサポート部のシゴトバ紹介

今回は加藤製作所 横浜支店 プロダクトサポート部のシゴトバを紹介します。
加藤製作所 横浜支店があるのは横浜市神奈川区。最寄り駅はJR横浜駅。西口から12分ほど歩くと、横浜支店のオフィスが入っているビルに到着します。
商業施設などが立ち並ぶ横浜駅に近接していますが、横浜支店の周りには大きな公園(沢渡中央公園、台町公園)や学校などが点在しており、緑にも恵まれています。

 

横浜支店 プロダクトサポート部のシゴトバではどんな仕事をしているの?

横浜支店 プロダクトサポート部 主任の大場利浩さんが案内してくれました。

 

プロダクトサポート部は同社製品のアフターサービスを行っています。具体的には実際に製品を利用するお客さまへの機械の操作方法やメンテナンス方法の指導、不具合発生時の技術支援、各種技術講習会の実施、サービス工場への技術指導などです。サービス工場とは、同社製品をベストな状態で使ってもらうために、同社が業務提携している工場のことで、納品時や納品後の定期点検およびメンテナンスや修理などを行っています。

 

加藤製作所は、国内25カ所に支店および営業所を設けています。それらの拠点には、プロダクトサポート部のメンバーが常駐し、先のような業務に当たっています。
「横浜支店には私のほかに数名のメンバーがおり、また当支店の傘下にある静岡営業所にも常駐している者がいます。これらのメンバーで、神奈川、静岡県内のお客さま、サービス工場をサポートしています」(大場さん)
横浜支店の場合は、神奈川県および静岡県と、比較的担当するエリアは狭いですが、北海道支店や九州支店など、地方の支店の場合は、九州全域、北海道全域というように広範なエリアを担当することになります。

 

横浜支店 プロダクトサポート部 大場利浩さんのおシゴト紹介

 

大場さんは最近、横浜支店 プロダクトサポート部の主任になったことで、マネジメント業務が増えてきたと言います。
「今はメンバーをマネジメントする業務の割合が増えているので、比較的事務所にいて、サービス工場やお客さま先に出向いているメンバーのサポートをすること多いですね」(大場さん)
例えばサービス工場等からの部品注文を受注する業務もプロダクトサポート部の業務の1つです。

 

「自動車と比べると、クレーンは部品点数が非常に多いんですが、それに加えて、私たちは当社で扱っている多種多様な製品全般をすべて担当します」(大場さん)
これは、同社に少数精鋭で業務を遂行していくという文化が浸透しているからとのこと。とはいえ、製品ラインナップは、ラフテレーンクレーンや油圧ショベル、アースドリルなど9種類と、少ないわけではありません。さらにラフテレーンクレーンの現行機種だけでも6種類あります。
中には10年以上も前の機械を今も使っている現場があるそうで、現在のカタログには載っていないような過去機種も入れると、部品点数は相当な数に上ると言います。それらをある程度把握し、サービス工場などから部品についての質問があった場合にも迅速かつ的確に回答しなければなりません。
「しかも部品番号は、同じような用途の部品でも、付ける位置によって異なる番号が付けられていたりするなど複雑で、注意深く見なければなりません。すごく細かいんです」(大場さん)

 

プロダクトサポート部の仕事で最も大変なのは、工事現場などで使用中の機械にトラブルが生じた時です。
「緊急時にはサービス工場の担当者と共にプロダクトサポート部のメンバーが駆け付けることもあります。しかし故障の状況は毎回違うので、とにかく臨機応変に対応する力と応用能力が問われます」(大場さん)
機械が止まっている状況もさまざまです。例えば、工事現場が山の中の場合もあれば、住宅地のこともあります。また機械の状況もクレーンであれば、モノがつられたまま止まっている場合と、モノをつる前に止まっている場合があり、その状況によって危険度も異なります。しかも先述したように対応しなければならない製品は多種多様。1人ですべての製品について精通することはできなくても、お客さまにとってわれわれは製品のプロという認識なので、その期待に添うような対応が求められます。
そうした幅広い業務一つひとつで得た情報や要望を社内に展開し、品質改善や商品開発にフィードバックすることがプロダクトサポート部にとって最も重要な役割。そうすることで、次も「“KATO”の製品を使いたい」と思ってもらえるよう、お客さまと信頼関係を構築していくのです。

 

「上記のような点が、当社のプロダクトサポート部の大変なところです。しかしお客さまの最も近いところで仕事をし、お客さまの『ありがとう』の声を直接聞くことができるのも私たちだけです。そこがこの仕事の一番面白いところであり、やりがいです」(大場さん)

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前編では【加藤製作所 横浜支店 プロダクトサポート部】のシゴトバを紹介しました。
後編では大場さんに入社の決め手やシゴトバの魅力、これから就活を迎える学生さんへのアドバイスなど、お話しいただきます。

次回へ続く

(後編 10月25日更新予定)

取材・文/中村仁美 撮影/臼田尚史

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