理系のシゴトバ

Vol.200 <後編>【株式会社キリウ】社員インタビュー

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-基本情報-
【本社所在地】栃木県足利市
【工場】足利工場(栃木県)、赤堀分工場(群馬県)
【国内関連企業】キリウ山形(山形県)、キリウ大分(大分県)、キリウテクノ(群馬県)
【国外関連企業】キリウUSA、キリウメヒカーナ、キリウインドネシア、キリウタイランドなど9拠点
【従業員数】503名、連結5576名(2017年3月現在)
【事業内容】住友商事グループの自動車専用ブレーキ部品専門メーカー。国内3カ所、海外7カ国9カ所に生産拠点を設け、設計・開発から製造までの一気生産システム体制を構築。ブレーキシステムを国内外の自動車メーカーに提供している。
-キリウのすごいトコロ-
自動車の重要部品であるブレーキディスクとブレーキドラムの専門メーカーとして、国内8大メーカーをはじめ、海外メーカー(ゼネラルモーターズ、フォード、ルノー、フォルクスワーゲン)に提供。同社の強みは、創業から110年以上の長い歴史の中で培われた品質の高さ。日産自動車では毎年、品質の高いサプライヤーを表彰する制度を設けており、キリウは海外拠点を含め数多くの優秀賞を受賞。2016年度はシャシー部門で受賞。同アワードで受賞されるサプライヤーは世界で6社しかなく、同社グループは品質面が高く評価され、選出された。

前編では【キリウ グローバル生産本部 鋳造技術部】のシゴトバを紹介しました。
後編では村岡広基さんに入社の決め手やシゴトバの魅力、これから就活を迎える学生さんへのアドバイスなど、お話しいただきます。

<後編>「キリウ」で活躍する社員にインタビュー

-学生時代の専攻を教えてください

工学院大学工学部機械システム工学科を2011年3月に卒業し、同年4月にキリウに入社しました。大学の専攻で機械システム工学科を選んだのは、機械に関する知識について幅広く勉強できるため。研究室では車のサスペンションの非線形性を持ったモデルを作成し、振動解析をするなど、自動車の運動性能向上に関する研究を行っていました。

 

-就活中の企業選びで大切にしていたことと、入社の決め手を教えてください

私が就活を行っていたころは、リーマン・ショックの影響が長引いて景気が悪かったのを覚えています。
モノ作りに携わる仕事に就きたいと思い、製造業、中でも開発と製造の両方の機能を持つ企業を中心に就活を行うことにしました。完成車メーカーや自動車のサプライヤー、少し変わったところでは住宅メーカーも候補としました。自動車関連の企業が中心だったのは、車が好きということもありますが、日本の製造業を支えている業界だと考えたからです。

 

キリウに入社を決めた理由は次の3つです。
1. 海外拠点を持っている
2. 国内外に取引先がある
3. 開発部と製造部という2つの機能がある

 

海外で働いてみたいという自分自身の希望と企業の今後の成長を考えると、グローバルで生産拠点を持っていることは欠かせないと考えました。というのも、国内メーカーは海外生産が拡大しており、この傾向は今後も続くと思ったからです。キリウは海外9カ所の生産拠点により、グローバルで高い品質を確保できる仕組みを構築。メーカーからも品質に関して、高い評価を受けていたことは大変魅力に感じました。

 

また国内外に取引先を持っていることも、大事だと考えました。国内メーカーだけではなく、海外メーカーにも提供していくことが、サプライヤーとして成長していくには不可欠だと思いました。キリウはゼネラルモーターズやフォード、ルノー、フォルクスワーゲンという海外の自動車メーカーとも取引をしています。これは大きなポイントでした。

 

中堅・中小企業の中には、開発部を持っていないメーカーもあります。私は開発に携わりたいと考えていたため、開発部を持っているかどうか、また開発部があったとしても本当にそこで自社発信の開発が行われているかどうかはチェックしました。キリウは長年培ってきた技術を駆使して、安心・安全なブレーキ部品のあるべき姿の実現に向けた技術開発を行う部署を有していたので、自分の理想とする仕事ができるのではないかと思いました。

 

-入社してから感じるキリウの魅力は?

もともとは開発部を希望していたため、配属当初は残念に思いましたが、鋳造技術部でも品質の高いブレーキディスクを作るため、成分の調整など、材料開発ともいえる業務があることを知りました。お客さまのニーズに合った製品を材料から考えて一気生産して提供するのが、キリウで働く面白さだと思います。

 

また思った以上に、若手のうちから責任ある仕事を任されることも多いように感じています。私は現在入社7年目ですが、入社4年目から3年間、キリウ大分に出向し、同工場の鋳造工程の管理・改善を任されていました。そして7年目から現在の部署でQCD改善を担当しています。

 

鋳造技術部は特に海外出張が多い部署で、私も40日間の海外出張を経験。その間、メキシコにある生産拠点、キリウメヒカーナで鋳造工程に関する支援を行いました。40日間というと長いと思われるかもしれませんが、私たちの場合はそれぐらいが一般的。海外で働きたいという人にとっても魅力的なシゴトバだと思います。

 

-グローバル生産本部 鋳造技術部で必要とされるスキル・知識はありますか?

グローバル生産本部で働いているメンバーの多くが工学系や機械系の出身者です。機械の知識があると、仕事に慣れるのは早いと思いますが、絶対に機械の知識がないとできないというわけではないと思います。ただ、図面が読めたり、書けたりした方が良いでしょうね。あと質量保存の法則など、基本的な科学の知識は重要ですね。ただ、仕事で使う知識はほとんどが仕事で覚えていくことばかりです。

 

できた方が良いと思うのが語学です。もちろん、これも入社してから身につけることができます。当社では週2回、TOEIC(R)対策の英語教室と英会話のマンツーマンレッスンを開催。また、スペイン語も習うことができます。これらはすべて就業時間中に開催されるのもうれしいところです。

 

そして知識以外に大事なのは、業務を遂行する上で自ら一歩踏み出せること。当社ではすべての業務を少数精鋭で実行しています。したがって、言われたことだけをするという待ちの姿勢ではダメなんです。常に自分の理想に向かって実践できる、バイタリティーが求められます。また鋳造技術部では、現場で実際に製造の担当者と、毎朝ミーティングを行います。そういう意味でも、コミュニケーション能力も欠かせません。

 

-入社を目指す学生さんへアドバイス

企業選びの際には、給与や福利厚生などの条件面、または趣味ややりたいことを念頭に置きがちですが、10年先、20年先、その企業が作っている製品、サービスがどうなっているのか考えることをお勧めします。
例えば自動車であれば、今後は電気自動車(EV)が主流になっていくでしょう。その時代にどんなモノに携わると、より世の中に貢献ができるのか。そういう視点から企業選びをすると良いと思います。また企業規模にこだわらないことも大事かなと思います。材料を作るところから携われることが多いのは、中堅・中小企業だと思います。自分がどんなところから携わりたいのか、そういう視点を持つことも大事だと思います。

 

7種類のメニューは日替わり、大人気の食堂


定食だけでなく、麺類のメニューも毎日変わるという、社員自慢の食堂です。メニューは定食、麺類(3種)、カレーなど7種類。価格はいずれも260円。味もおいしく、ボリュームも満点。ご飯の大盛りも無料です。

 

毎年、秋には従業員同士の交流を目的に、スポーツイベントが開催されます。同イベントには社長をはじめ全部署の従業員が参加し、部署ごとのチームになって対戦。初心者や女性従業員も楽しめるように、ルールが工夫されているのが同イベントの特長です。お昼には、豚汁やカレーライスなどが振る舞われるほか、豪華景品が当たる抽選会も行われます。

 

取材・文/中村仁美 撮影/平山 諭

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