WOMAN'S CAREER

Vol.218 <後編>ニチレイロジグループ

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今回の取材先 株式会社ニチレイロジグループ本社
国内外に約100カ所以上の拠点、約180万トンもの冷蔵保管能力を持つ。2005年に株式会社ニチレイにより分社化。低温輸配送・低温保管・国際物流などを手がける食品物流のリーディングカンパニーの地位を確立している。
せきね・まゆこ●経営企画部 兼 女性活躍推進室マネジャー。神奈川県出身。35歳。早稲田大学教育学部社会科卒業。2004年入社。現在、2017年9月に結婚した夫と2人暮らし。

物流センターでの経験を経て人事部に異動し、女性活躍推進室を立ち上げた関根さん。「後輩たちが働きやすい環境を」と、今も続けている活動について話をうかがいました。

後輩たちのキャリアの選択肢を広げたかった

-現在の仕事に至るまでの業務について教えてください。

営業部での業務を経て7年目には再び現場に戻り、保管型の物流センターで外食店や量販店を担当しました。保管事業は、全国約80カ所にあるディストリビューションセンター(DC:保管型物流センター)で保管・入出庫、通関や流通加工まで幅広いサービスを展開する事業のこと。TC(通過型物流センター)事業とは異なり、直接担当するお客さまは、物流センターに商品を納品、保管する各メーカーになります。
現場を離れていたこともあり、「7年目のベテランなのに、知識も経験もない」ことに悩んでいたのがこの時期。同じ現場に同期メンバーがいたのですが、優秀な彼と比較されるのが嫌で、心も閉ざしがちに。でも、思い切って仕事の相談をするようになると、「わからないことは恥ずかしいことじゃない」と心が軽くなり、知識量もぐんぐん増えていきました。
10年目からは、人事部での労務管理業務や採用業務を担当。マネージャー登用試験を受け、2016年にマネージャーに昇格しました。2017年からは経営企画部でニチレイロジグループの経営計画の策定や外部向けの事業報告会の運営などを担っています。

 

-マネージャーになろうという思いはいつぐらいから持っていましたか?

「なりたい!」という前のめりな思いがあったわけじゃないんです。マネージャーになる道を考えた時、真っ先に思い浮かんだのは後輩たちのことでした。
物流業界は男性社会のイメージが強く、現場で働く社員もこれまでほとんどが男性でした。事業所でも、「お客さま対応や営業は男性の仕事で、女性が担うのは資料作成などのサポート業務」という考えが根強くありました。私は、女性総合職の新卒採用2期生ということもあり、「私がやったことが次の世代につながっていく」という思いを常に持っています。私がマネージャーにならなかったら、後輩たちの選択肢の幅を狭めてしまうかもしれない。事例を作ることで今後女性が働きやすい環境ができるなら、ぜひチャレンジしよう。そんな気持ちが先にありましたね。

 

女性活躍推進室の活動が、現場の意識改革につながったらいい

-より働きやすい会社をつくるために、今取り組んでいることはありますか?

人事部に配属された時に「女性活躍推進室」を立ち上げ、現在もプロジェクトマネージャーとして活動しています。立ち上げのきっかけは、人事部の専務(当時)の「女性が働きやすい会社づくりのために何かやろう!」というひと言。賛同した女性社員4人が集まり、さまざまな施策を企画・実施してきました。
例えば、都内のホテルに女性社員約70人を集めて行った「咲カセル ロジ女フォーラム」では、キャリアに関するワークショップなどを開催。マネジメント側の意識改革のために実施した「部署長向け講演会」では、外部の研修会社を活用し、専務と一緒に全国の事業所を回りました。ほかにも、「ロジ女通信」というタイトルで社内のイントラネット上で情報発信を行うなど、地道に啓もう活動を進めています。

 

-今後、実現したいことは何ですか?

女性活躍推進室の活動がもっと社内に広く認知され、物流センターから事務所まで、各拠点で働く人たちの意識改革につながっていけばうれしいですね。活動に興味を持ってくれて、「一緒にやりたい」と言ってくれるメンバーがいれば大歓迎。今後はさらに、福利厚生など制度面の充実にもつなげていきたいです。

 

2017年5月、友人と勝沼のワイナリー巡りへ。
天気にも恵まれリフレッシュできた。

 

ある一日のスケジュール

タイムスケジュール_v1_01

ニチレイロジグループの経営計画の進捗について共有する「モニタリング会議」に向け、資料作成を担うことが多く、会社の運営にかかわっていることを実感する。

 

取材・文/田中瑠子 撮影/鈴木慶子

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