WOMAN'S CAREER

Vol.230 <後編>三菱電機エンジニアリング株式会社

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今回の取材先 三菱電機エンジニアリング株式会社
総合電機メーカーである三菱電機の開発・設計を担うパートナー企業。生活に身近な家電から宇宙開発に至るまで、社会や産業のさまざまなシーンで活躍する製品・システムづくりを、設計開発のプロ集団として支えている。蓄積した高度な技術力をベースに、独自のアイデアで創出した製品も社会に提案している。
くわだ・ゆきな●35歳。福山事業所事業推進部電子機器開発課開発グループ。広島県出身。愛媛大学工学部卒業。2006年に現在の会社に入社。夫と2人の子どもの4人暮らし。

1人目の出産後、電力を監視する機器の設計者として復職した桑田さん。前編では入社のきっかけと初めての出産から復帰後を中心にお話をうかがいました。後編では現在の仕事とプライベートの両立、今後のキャリアビジョンについてお話しいただきます。

2人目の育休後に復帰し、復職前の仕事量をこなす

-2人目の出産後の産休、育休でキャリアが再び中断する不安はありましたか?

長男の時は、仕事に戻りたいという思いを持ちつつも、約2年間の子育て中心の生活がとても楽しかったです。2人目も同じだろうと思っていたら、仕事に戻りたい、早く働きたいと考えるようになってしまいました。子育てにも慣れ、余裕があったこともあり、保育所に入れるタイミングで予定より少し早く復帰しました。

 

復職にあたり、当面はほかの人のサポートから徐々にと言われましたが、実際には出産前と同じ業務を担当することに。子どもの保育園のお迎えがあるので、残業分も含めた業務量を定時までに終わらせるという急発進の復帰になりました。もちろんハードでしたが、納期通りにできた時の達成感は大きかったです。やればできるもので、自身の裁量で段取りや仕事の進め方を考え、効率的に仕事を進めることができました。

 

-2人の子育てと仕事との両立で特に苦労したことや大変だったことは?

やはり、子どもが病気になると必然的に仕事を休まなければならないので、大変です。ただ単身赴任から戻ってきた夫が家事や育児に協力的で、朝は子どもを起こして着替えさせ、食器片づけ、ゴミ出しなどもやってくれるのでとても助かっています。子どもの病気のときは、夫が半分休みを取ってくれることも。お互いできることをやろう、というのが私たち夫婦の形です。2015年に夫が単身赴任から帰ってきた時は、張り詰めていた気持ちが楽になり、時間的なゆとりも生まれました。余裕がなく追いつめられていた時期を抜け出し、仕事も家庭もバランスよく進むようになりました。

 

充実した両立支援制度をフル活用して仕事と育児を両立

-現在、担当されている仕事について教えてください。

電力管理用計器の量産設計に携わっています。量産設計には、部品の仕様変更に対応した設計など安定した製造を続けるための維持設計と損益改善を目的とした原価低減設計があり、私はその両方を担当。通常、部品の仕様変更については原価が上がる傾向にありますが、その中でも製品の機能を維持しながら原価低減につながると会社に貢献できたと実感することができます。何より、机上で行った設計を図面にして試作し狙い通りの動きをしたときや、製造ラインで組み立てされて納品できたときはものづくりに携わる手応えを感じました。

 

-仕事と育児とを両立するために、どのような社内制度を利用しましたか?

制度を利用する立場になって、充実した両立支援制度があることを実感しました。産休、育休はもちろん、妊娠期間中は就業時間内に通院ができる制度や、子どもが3歳までは残業が免除される制度などがありました。さらに、現在は保育所に入れない場合に育休を2歳の3月末まで延長できるようになるなど、制度がより良くなっています。もちろん、男性も制度を利用することができ、私の働いている事業所では男性の育休取得者もいます。子どもを持っても長く働き続けてほしいという、会社の思いを感じます。

 

-今後の目標を教えてください。

管理職を目指して現場から離れるのではなく、一技術者としてずっとものづくりに携わっていきたいと思っています。まだまだ目先のことに追われていますが、日々の業務をコツコツやり少しでも知識や経験を増やし技術者として成長し続けることが今の私の目標です。

 

写真館で撮影した家族写真。週末は子どもの時間を大切にしている。

 

ある一日のスケジュール

vol.230_スケジュール(再校)02

17時15分の退社まで、集中して仕事。退社後はお迎え、食事、寝かしつけとやるべきことが多く、ゆっくりする時間もない。それでも、仕事と子育ての両方があるからこそ、どちらも頑張れる。オンオフの切り替えが、生活にメリハリを与えてくれる。

 

取材・文/森下裕美子 撮影/滑 恵介

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