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掲載日:2011年1月28日

内定者インタビュー
商社編

総合商社内定
「第一線で活躍」「人や社会を幸せに」の軸が
明確だったからこそ、自分に合う会社に出合えた
慶應義塾大学 経済学部 経済学科 4年
蜂須賀花さん
就職活動データ
志望業界:
商社、海運、倉庫
説明会参加:
25社
先輩訪問:
14人(商社8人、海運1人、化粧品1人、広告1人、航空3人)
エントリーシート提出:
50社
面接:
30社
内定:
1社
活動費用:
6万5000円(交通費3〜4万円、パンプス1足6000〜7000円、カバン1万円、問題集・書籍5000円、昼食・カフェ代1万円)。昼食は時間もお金もなかったため、選考や説明会の合間にファストフード店などで簡単に済ませた。

「商社の何がいいの?」と参加した説明会で商社志望に

私の就職活動の軸は“会社の第一線で活躍できる仕事に就く”ことでした。常に新しい仕事を任され、自分の新たな可能性を発見しながら成長していける会社に入りたいと思っていたんです。そんな視点を持ちながら、最初に漠然と興味を持ち始めたのは化粧品メーカーでのマーケティングの仕事。というのは、私自身が大のコスメ好き。化粧品とは女性の活力源であり、世の中の女性すべてをハッピーにしてくれるものだと思っていたからです。と同時に、化粧品業界の裏側を描いた小説を読んだことがあって、それも就職先を考える上で、「この業界、面白いかもしれない」と思った理由でした。

でも、就職活動を徐々に始めていくと、化粧品に限らず「モノ作り」に興味が広がっていきました。――どのメーカーの社員も自分たちのブランドに誇りを持って働いている、そして営業担当者も自分たちの商品を、自信を持って勧めていく。一つの目標に全員が一生懸命向かっている姿が“熱い”と思えたんです。その結果、メーカー全体を視野に入れて活動を進めるようになりました。

ところがある時、ふと「みんな“商社に行きたい”と言っているけど、いったい商社の何がいいの?」と疑問を持ったんです。そのため、自分が将来応募するかもしれないということなど考えもせず、単に疑問を解くために商社の説明会に参加。また、商社に勤める先輩に話を聞いてみることにしました。

すると商社とは、「商品が作られる前段階からどう売っていくか考えていき、最終的に納品まで行う。商品の最初から最後まで携われる仕事」とのこと。それまで自分は、商社とは単なる貿易だと思っていたのですが、ある商品のすべてにかかわって責任を任される魅力的な仕事だと思えたんです。さらに調べていくと事業投資も行っていることがわかってきて…。

こうして業界研究を続けていった結果、私が出した結論は「メーカーの主戦力は商品開発力だけれども、商社は情報と人材が主戦力だ。第一線で働くなら、商社のような仕事をしている企業がいい」ということ。そしてこれをきっかけに、モノをあまり持たない商社・海運・倉庫会社などに志望業界をシフトすることになりました。

面接担当者のひと言で長所を再認識。その後、PRポイントに

志望業界が明確になったからといって就職活動が順風満帆に進むわけではありません。特に練習のつもりで受けた会社に落ちた時はショックでした。でも、ある経営者の本に「受かる人と落ちる人の能力に差はない」と書いてあったのを思い出し、逆に「何で私を落としたんだ、絶対後悔するぞ」と気持ちを立て直しました。男性に振られたときに「絶対にいい女になって見返してやる」と思うのと同じですね(笑)。

そして、就職活動が進むにつれて、面接担当者の言葉の中からヒントを得たりして、自分の中の自己PRの軸が確固としたものになっていきました。

というのは、私は父の転勤で転校や引っ越しが多く、その都度、すでにできあがっているコミュニティの中に一人で入っていき、友達を作るということをやってきたんです。ある面接担当者から「うちの仕事は多くの人とかかわらなければいけないから、そうした経験はすごく大切だね」と言われて、自分の長所を再認識することができました。

そして、本命の商社の面接でもこのエピソードを交えてアピール。多くの人とかかわっていきたいこと、海外赴任もまったく平気である旨も伝え、無事、内々定を頂くことに。

“化粧品メーカー”志望から始まった就職活動ですが、“商社”で完結。いろいろな人に会い、話を聞くことで、志望がすっかり変わったように思われるかもしれません。でも、大事なのは自分が譲れないものは何かを自分で理解しておくこと。

振り返ってみると、私の場合は「会社の第一線で働きたい」「人や社会に幸せを提供できる仕事に携わりたい」という思いが、一貫した軸だったんだと思います。だから、内々定を頂いた会社には、選考時に“人のモチベーションの源となる洋服に携わりたい”と繊維を担当する部署を志望していることを伝えました。

ただ、「軸」といっても初めは何だかわからない人が多いかもしれません。でも、多くの人と会い、いろいろな話を聞くことで自分の軸が見えてくるはず。それが結果的に“本当に自分が活躍できる場”を見つけることにつながるのだと思います。

低学年のときに注力していたことは?

弓道部に所属し、大学の付属中学の弓道部のヘッドコーチも兼任。けがをして練習ができなかった時には、ほかの部員へのアドバイスやストレッチの導入を提案するなど、故障を前向きにとらえるようにしました。そうすることで、どんな状況でも人には必ずできることがあることを学びました。

■就職活動スケジュール

大学3年6月
就職活動準備サイトに登録

学部のゼミナール委員会を通して就職活動準備サイトに登録。志望業界は決まっていなかったが、高校生のころに読んだ小説や飲料メーカーに勤務する父の影響を受け、漠然と「化粧品メーカー」を意識していた。

大学3年6月〜9月
セミナーや学内で開かれる
講演会に参加

「いつ何をするか」が一番の不安だったため、就職活動支援団体が主催するセミナーなどに参加し、内々定までの具体的なスケジュールをつかんで一安心。また、学内で行われる企業講演会や就職課が開くエントリーシートの書き方などのセミナーにも参加した。

大学3年10〜12月
会社説明会と先輩訪問スタート

メーカー以外にも「なぜ人気が?」と思った商社などにも手を広げて、会社説明会に参加。また、12月からは先輩訪問をスタート。自分の志望動機がその業界・企業に合うのか、具体的な業務内容や働き方などを中心に質問し、よりリアルな社会人像をつかんでいった。

大学3年2月〜3月
説明会&エントリーシート
提出がピークに

志望業界を商社・海運・倉庫に絞ったところで、2月は説明会と先輩訪問がピークに。3月からはエントリーシートの提出ラッシュで、筆記試験や面接が始まる企業も。そんな中、練習のつもりで受けた会社に落ちてしまい、ショックを受けたときも。

大学4年4月
連日の面接。そして内々定

4月に入ってからは毎日どこかの企業で面接。また、募集が遅い会社では筆記試験も重なって目まぐるしい日々。そんな中、第一志望だった商社から内々定が! 最終選考まで残っていた9社に選考辞退を申し入れて就職活動を終えた。

■就職活動ファッション

就職活動ファッション

スーツは入学式用・部活用・従姉妹から借りたものを着用。パンツスーツとスカートスーツ全4着を着回した。特に寒いときはパンツスーツをメインに、面接ではスカートスーツを着るように。カバンはあまり大きいと格好悪い、入れる書類の量も知れていると思い、小さめのものを購入して失敗。マチ付きで横が蛇腹になったものがよかったと後悔した。靴は見た目と機能性を重視。たくさん歩く日とそうでない日で履き分けた。

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取材・文/堀家由紀子 撮影/平山諭 デザイン/大島希美

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