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掲載日:2011年2月28日

内定者インタビュー
メーカー編

自動車部品メーカー内定
「自分自身」と「企業」にとことん向き合い、
物事を深く掘り下げる力を身につけて選考に臨んだ

名古屋大学大学院 工学研究科 機械理工学専攻2年
松村憲樹さん
就職活動データ
志望業界:
メーカー、インフラ、商社
説明会参加:
約50社
先輩訪問:
1人(メーカー)
エントリーシート提出:
14社
面接:
10社
内定:
2社(すべてメーカー)

絶対にブレない自分の「軸」を、あらゆる方向から徹底分析

自分の将来を意識するようになったのは大学4年生のころ。大学の特別講義に登壇し、「生産技術」という職種の魅力について熱く語ってくださった自動車部品メーカーの室長さんとの出会いがきっかけです。モノづくりに興味があった僕にとって、室長さんのイキイキと仕事を語る表情はとても印象的でした。大学院1年次にはその企業のインターンシップに参加。メーカーで働くイメージや会社の風土、働く人たちの人柄などを、身をもって感じることができました。

就職活動を進めていく中で、特に時間をかけたのは自己分析でした。エントリーシートや面接対策のために、12月から2月にかけて5回以上行いました。その方法はさまざま。マインドマップを作成したり、家族や友人に他己分析をしてもらったり、自分史を作成したり…。今ふり返ると、とことん自分に向き合った時間は決してムダじゃなかったと思います。

実は、あまり自己分析を行っていない状態で面接に臨んだ際に、言葉に詰まってしまった経験があるんです。「自分のことなのになぜ上手く話せないんだろう…?」と疑問に思い、いろんな視点から自己分析をやり直してみました。すると、今の「自分」と自己PRで話した「自分」には大きなズレがあることがわかりました。

うまくいかなかった面接では、サークルの団長としてメンバーを引っ張ってきた経験をアピールしようとしていたのですが、学部生のころの話なので、恥ずかしい失敗や人間的に未熟な部分もたくさんあったんです。にもかかわらず、自分をよりよく見せたくて、ついエピソードを誇張してしまった。「自己PR」なのに、自分らしさの見えない話をしていたんです。うまくいかないはずですよね(笑)。それに気づいてからは、サークルを引退後に始めた飲食店でのアルバイトで身につけたコミュニケーション力や段取りよく仕事を進める力を、具体的なエピソードを交えて話すようにしました。すると、話にも真実味が増し、自信を持って受け答えができるようになりました。

志望度の高い業界にこだわらず、幅広い業界を積極的に見てみた

「社会人に必要な3つの要素とは?」

「相手のことを一番知ることができる究極の質問を考えてください」

グループディスカッションや面接では、こういった予想外の議題・質問が飛んでくることも多かったです。はじめは「面接担当の求めている『正解』を答えなければ…」と、慎重すぎるほど言葉を選んでいましたが、次第にそれは必要のないことだとわかってきました。

例えば、グループディスカッション。人事担当者がチェックしているのは発言内容だけではありません。なぜそう言い切れるかというと、僕自身が議論中にあまり意見を出していなかったから。と言うのも、大学時代にサークルで会議の進行をしていた経験を生かすには、まとめ役を担うのが一番だと思い、ディスカッションの司会を積極的に務めていたんです。その結果、第一志望の企業の選考も無事通過することができました。

また、個人面接では、「自分をもっと知ってもらいたい」「間が空かないようにしなければ」と思うあまり、つい回答が長くなってしまいがちでした。サークルの先輩に模擬面接をお願いした時にそのことを指摘され、情報を一方的に押し付けるのではなく、相手にわかりやすく説明する力が求められるのだと実感。それ以来、伝えたいことは結論と理由を順序立てて話すようになりました。

内定をいただいたメーカー2社の中で僕が就職先に選んだのは、インターンシップに参加した自動車部品メーカー。インターンシップ期間は2週間と短かったけれど、先輩の人柄に魅力を感じ、「この人たちと一緒に働きたい!」と心の底から思えた会社だったんです。面接でも、どの企業よりもありのままの自分をさらけ出すことができました。

就職活動当初から志望度の高かった会社に入ることができた理由は、視野を広く持てたからだと思います。「企業の事業内容や仕事をのぞくことができるのは就職活動生の特権!」。そう思い、メーカー以外にも電力会社のインターンシップに参加したり、銀行や新聞社、商社などの説明会にも積極的に足を運びました。大学での専攻や文系理系にこだわらず、興味の赴くままに会社を知る。そうすることで、業界や企業の研究・比較ができ、面接がうまくいくようになった気がします。

低学年のときに注力していたことは?

「人と話すのが少し苦手」という自分の弱みを克服するために入った民族舞踊サークル。「人の顔を見て話す」「たとえ滑舌が良くなくても、自信を持って大きな声を出す」…こういったサークル内でのルールは、面接でも実践することができました。

■就職活動スケジュール

大学院1年8月
電力会社の
インターンシップに参加

就職活動が本格化する前に、業界研究の一環として、電力会社での2週間のインターンシップに参加。発電所や施設の見学や大学院での専攻を生かした実習を通じて、業界への理解を深めた。

大学院1年12月
自己分析を繰り返し行う

エントリーシートや面接での自己PRポイントとなる「自分の『芯』は何なのか」を突き詰めるため、さまざまな視点から自己分析を繰り返した。

大学院1年1月
インターンシップ面接に向け
先輩訪問。面接のアドバイスを
受ける

自動車部品メーカーのインターンシップの面接に臨む前に、他社メーカーに就職したサークルの先輩の自宅を訪問。「質問の回答はひと言で簡潔に」などのアドバイスを受ける。

大学院1年2月
自動車部品メーカーの
インターンシップに参加

面接対策のかいあって、たった1人だけが参加できるインターンシップに選ばれる。2週間の実践的なカリキュラムを通じて、メーカーで働く自分を具体的に描くきっかけをつかむ。

大学院2年4月
インターンシップ先の
自動車部品メーカーに内々定

愛知県だけでなく、東京や大阪での選考も数多く受けていたため、「青春18きっぷ」や深夜特急電車を利用して交通費を節約。4月には第一志望の自動車部品メーカーから内々定を得る。すでに出ていた他社の内々定や選考を辞退し、就職活動を終える。

■就職活動ファッション

就職活動ファッション

スーツは「2着をバランス良く着回すと生地が長持ちする」と聞いていたため、販売店の店員に勧められた黒無地と黒地にストライプの入ったものを購入。ネクタイはその日の気分に合わせて選べるよう、4種類を用意。中でも特にお気に入りだったのは、縁起がいいイメージのあった「赤色のネクタイ」。本命企業の面接時にも、赤いネクタイを着用した。

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取材・文/中村安紀子 撮影/アラキシン デザイン/大島希美

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