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掲載日:2011年12月13日

海外駐在員ライフ

Vol.128 英語力はラジオ体操のように毎日耳と口で鍛えて

毎朝ニュースサイトをシャドーイング

こんにちは。K子です。今回は、英語力の伸ばし方や海外での仕事に役立っていることについてお話しします。

私自身は、ほとんど英語を使う機会のない会社に勤めていたときから、趣味の一環として週1〜2回は英会話学校に通って、英語力を磨いていました。10年間くらいは通っていたと思います。

しかし、自分の英語が「使える英語」のレベルになったのは、今の会社に転職してからですね。日本支社でしたが、シンガポールから上司が来たり、他国の社員と研修で一緒になったりするので、英語を使う機会が格段に増えたためです。とはいえ、研修では、ほかの国の社員と比べたときの、自分の英語やプレゼンテーションのあまりの拙さに、落ち込んで帰ってくるしかありませんでした。

そこで、海外駐在経験のある日本人の上司に相談してみたところ、「英語は、毎日ラジオ体操のように耳と口を使うのが大事」とのアドバイスを受けました。日本人は読み書きは得意だけれども、リスニングとスピーキングが弱いので、そこを強化せよということ。そこで、毎朝、起きて一番に「VOA(Voice of America)」というニュースサイトの記事を選んで聴き、それからレポーターが読んだすぐ後に続けて口に出して「シャドーイング」。最後にニュースの文面を音読して、わからない単語を調べて覚える、という勉強を試しに3年間毎日続けてみたところ、突然、本社から来た人と英語で話さなければならない場面でも、不思議と無意識に英語が口をついて出てくるようになりました。そのおかげか、TOEIC(R)testのスコアが50点以上アップしました。直近のスコアは赴任直前の915点です。

ただ、現地でのコミュニケーションには英語力だけでなく、度胸が必要です。英語力が多少及ばなくても、一生懸命伝えようとする姿勢が一番大切だし、こちらの気持ちが強ければ強いほど、相手も耳を傾けてくれるものです。わからなくても焦る必要はなく、落ち着いて「今のわかりませんでした。もう一度説明していただけますか?」と率直に言える度胸をつけること。そうすることで、現地の人たちとより密なコミュニケーションが取れるようになりました。

世界に通用する能力は日本でも培える

私自身は、海外で仕事をすることで、日本にいるだけでは触れることが難しい「Diversity(多様性)」を味わうことができています。マレーシアという複数民族国家ならではの文化の多様性しかり、女性管理職が当たり前という職場環境しかり…。ただし、日本にいても経験できることはたくさんあります。私の場合、新卒で勤めた日本の会社で教わった仕事のイロハ、特に問題解決力やプロジェクト管理能力が、どこに行っても通用する能力として、今でも大きな財産となっています。

また、海外でも通用する普遍的な専門スキルを身につけておくのも良いと思います。私は経理の分野で専門性を高めたいと考えていたので、今の会社に転職する前に米国会計基準を学んで資格も取得しておきました。今の会社に転職してからは、日本支社にいるときから、ビジネスそのものを深く理解すること、加えて、米国基準に則ったさまざまなグローバルポリシーをより多く習得するように心がけてきました。また、ビジネススクールで「グローバル・リーダーシップ」を学んだりもしました。世界基準の知識を身につけたことは、やはり大いに役立っています。

旅行に行ったり、外国人の友達を作るなどして、海外に触れる機会を持つだけでも、日本とは異なる文化を自然に受け入れられる素地が作れると思います。アタマが柔軟な若いうちに、ぜひチャレンジしてみてください。

Reported by K子
マレーシアの首都クアラルンプールに駐在。米資本のグローバル企業で、「controller(経理部長兼事業企画部長)」を務めている。休日の楽しみは、マレーシア国内の世界遺産やいろいろな街を巡ること。
高さ420メートルのクアラルンプール・タワー。
クアラルンプールは夜景も美しい。これは夜空に浮かび上がったペトロナス・ツインタワー。
高層ビルと緑が共存しているクアラルンプールの街。
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構成/日笠由紀 デザイン/ラナデザインアソシエイツ

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