秋冬インターンの参加を検討中の2022年卒の学生です。どう選ぶといいでしょうか?【就活なんでも相談室Vol.14】

就活の選考が本格化するまでの時期に、秋冬インターン(以下、インターンシップ)を実施している企業も多くあります。2022年卒の就活生の中には、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、学校やインターンシップ先の企業に行くことができず、就活準備が進まずに悩んでいる人もいるのでは?秋冬インターンシップを企業はどんな意図で実施するのか、また選ぶとき、参加するときのポイントは何か、「リクナビ就職エージェント」のキャリアアドバイザーに聞きました。

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濱田さんプロフィールカットプロフィール 濱田 千佳(はまだ・ちか)

リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザー。「自分のらしさや強みを理解した上で入社後を見据えた選択をしてもらいたい」という想いで日々学生のサポートをしている。

→リクナビ就職エージェント

今回のご相談「秋冬インターンシップの選び方、参加の心構えを教えてください」

登校が制限されていて、就活準備を進めることができていません。夏にインターンシップに参加した友達もいるようですが、これからでも参加した方がいいでしょうか?

秋冬に実施されるインターンシップの選び方、参加する際の心構えや、今年の就活準備を進めるときに気をつけるポイントを知りたいです。

秋冬インターンシップとは?

秋冬インターンシップの明確な時期の定義はありませんが、夏季休暇を終えた10月以降から就活が本格化する前の2月ごろまでに開催されるインターンシップを呼ぶことが多いようです。

夏と秋冬に開催されるインターンシップに違いがあるかについては、企業によってさまざまです。例えば、夏のインターンシップでは業界や企業を知ってもらう機会として開催し、秋冬インターンシップでは、意欲ある学生との接点をより多く持つためにエントリーシート(ES)や面接などの選考を設けている企業もあります。

秋冬インターンシップからの参加でも大丈夫?

夏のインターンシップに参加したか否かにかかわらず、これから秋冬インターンシップに参加しても遅いということはありません。

特に今年は新型コロナウイルスの感染が拡大し、2020年3月から本格化する予定だった2021年卒の採用スケジュールがストップしたり、後ろ倒しになったりしました。その影響で、夏まで2021年卒採用をしていたので、2022年卒向けの夏のインターンシップを後ろ倒しで開催した企業や、10月1日に2021年卒の内定式が終わり、ようやくインターンシップをスタートできるという企業も少なくないようです。そのため、2022年卒の学生との接点を早めに多く取りたいという意図で、秋冬インターンシップを開催する企業もあるでしょう。

「夏のインターンシップに参加できなくて、就活で後れを取ってしまった…」と思わずに、これから始めようという気持ちで秋冬インターンシップへの参加を検討してみてください。

インターンシップの実施期間は?

「社会に出る前に学生が仕事の場を体験する」機会として、多くの企業が開催しているインターンシップ。実施期間はプログラムによって異なり、数日間のものから、数週間、数カ月に及ぶものもあります

数日にわたるインターンシップに全日程参加できるようにスケジュール調整するのが難しい場合は、リクナビで「1day仕事体験」という1日開催のプログラムを探してみると良いでしょう。また、今年は新型コロナウイルスの影響によって、インターンシップのオンライン開催も増えています。オンラインのインターンシップでは職場の雰囲気をつかみにくいという声がある一方、勉強や部活に忙しい人や地方在住の人も参加しやすくなったという利点があります。

オンラインインターンシップについて詳しく知りたい人はこちら↓
オンラインインターンシップとは?選び方と参加するためのポイント

秋冬インターンシップへの参加を検討している学生のイメージ

秋冬インターンシップを選ぶときのポイントは?

では秋冬インターンシップを探す際、具体的にどう進めればいいのでしょうか。リクナビなどの就活準備サイトでは、複数の企業のインターンシップ情報を紹介しているので、見比べながら自分の興味のあるインターンシップを探すことができるでしょう。探す際には、選ぶために自分なりの基準を作っておくことをオススメします。設定しやすい基準は下記の3つです。

  1. 参加可能な実施期間で絞る
  2. 興味のある業界や企業で絞る
  3. プログラム内容で絞る

まずは参加できる日程の中から、インターンシップを選びましょう。その上で、興味が持てる業界や企業、プログラム内容のものを探してみてください。

就活生の中には、「早めに内定を取りたい」「企業の情報をたくさん集めたい」という思いから、できるだけ多くのインターンシップに参加したいと考える方もいます。意欲的に就活準備を進める姿勢は良いのですが、やみくもに参加して情報収集をしても、就活本番でうまくいくとは限りません。

数多くのインターンシップに参加することよりも、選ぶ際に「どの点に興味があるのか」「同業界でもA社には興味があって、B社に興味を持てないのはなぜか」といった理由を考えて、自分が企業選びでどんな点を大切にしているかを明確にしていきましょう。

「企業選びの軸」を決めて秋冬インターンシップに参加すると、得られるものが変わる!

就活生に企業選びの軸を聞くと、福利厚生やオフィスの立地などを挙げる方がいます。もちろんそれらも大切な観点ですが、仕事を続けていく一番のモチベーションとは言えないかもしれません。

また、自己分析より企業の情報収集に注力する方もいます。選考で企業から志望動機を聞かれた際、企業の競合優位性や魅力を語れるので、よく調べているとは思うものの、「入社後にどんな強みを発揮して仕事をしてくれるのか?」という点が伝わりません。

インターンシップを選ぶ際、自分が企業選びで大切にしている点を考えてほしいとお伝えしましたが、そのとき「その業界・企業で自分は何をしたいのだろう?」「入社したら、自分はどんな強みを発揮して働くことができるだろう?」という2つの観点で考えてほしいと思います。そのために、秋冬インターンシップに参加する前に自己分析をして、企業選びの軸を作っておくことをオススメします。

どうやって自己分析をするといい?

自己分析を通してこれまでの経験を振り返ることで、事実に基づいた自分の行動特性や強みを明確にすることができます。

例えば、「学生時代に頑張ったと思うことはなんだろう?」と考えてみてください。「飲食店のアルバイト」が思い浮かんだとしたら、「アルバイトでどんなことを頑張った?」と掘り下げてみましょう。「初めはキッチン担当だったが、繁忙期はホール担当が不足するのを見て、ホールも入れるようになりたいと申し出てやるようになったことで、キッチンとホール双方の視点がわかり、オペレーション改善の提案をした」のように頑張ったことを具体的にしたら、「なぜ頑張れたのだろう?」「社会人になったとき、この経験で仕事に生かせそうなことはなんだろう?」といろんな観点から自分に問いを投げかけていくことで、自分の特性や強みに気づくことができるでしょう。

就活準備段階は、自己分析や企業研究を深めていく時期なので、秋冬インターンシップに参加する時点で、あいまいな部分があっても問題ありません。現時点でのもので良いので、まずは企業選びの軸を設定してみてください。

自己分析について詳しく知りたい人は、こちらの記事もオススメ
Stepで解説!「自己分析」の方法

秋冬インターンシップに参加して、業務内容の理解を深めよう

また、秋冬インターンシップの参加後は、参加して感じたことを必ず振り返りましょう。そのとき意識して振り返ってほしいのが、「その企業に入ったとき従事する可能性がある業務の理解が深まったか」という点です。

「親しみやすい雰囲気の社員が多かった」「オフィスがきれいで働きやすそうだった」のような抽象的な感想で終わりにせず、日々の業務内容や仕事の進め方が、自分の設定した企業選びの軸と合っているか、軸に過不足がないかを振り返り、軸の仮説検証の機会に使ってほしいと思います。

参加したことで、「この仕事の理解をもっと深めたい」「自分にはこういう働き方が合っているのではないか」など新たな仮説が出てくるでしょう。そこから新たにインターンシップを探していくのも良いでしょう。就活が本格化するまでの間、秋冬インターンシップを活用して自己理解や興味のある企業の仕事内容への理解を深めていってください。

自己分析やインターンシップの選び方に不安がある方は、キャリアアドバイザーなど専門家の力を借りるのも一つの方法です。インターンシップ参加時から、自分と企業との接点を意識しながら情報収集を進めることで、本選考での自己PRや志望動機も明確になっていくでしょう。


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取材・文/田中瑠子

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