<前編>アスクル株式会社

今回の取材先 アスクル株式会社
事業内容:オフィスや現場、医療・介護施設などあらゆる職場に必要なものを届ける法人向け通販サービス「ASKUL(アスクル)」を展開。個人向け通販サービス「LOHACO(ロハコ)」では主に日用品を扱っている。「作り手(メーカー)と生活者(お客さま)をつなぐマーケティングプラットフォーム」として流通の形を変革し、お客さまのための進化を続けている。

2014年にアスクルに入社した岡田祐磨(おかだ・ゆうま)さんに、これまでのキャリアと仕事の醍醐味(だいごみ)をうかがいました。前編では新人時代のお話を紹介します。

キャリアステップ (部署名は所属当時のもの)

2014年 中京大学経営学部経営学科 卒業
2014年 ECマーケティンググロース:4月に入社後、グロースハック(※)業務を経験(入社1年目)
(※)ユーザーや市場のニーズを考慮しながらサービスや製品・売り場の改善を繰り返しよりよい手法を考案する。アスクルでのグロースハック業務は、サプライヤー(仕入れ先)や社内のMD(マーチャンダイザー)と連携を取り、サイトの見やすさや使いやすさの改善を続けていく業務。
2015年 カスタマーサービス&エンゲージメント LOHACOエンゲージメント:LOHACOお客さまサービスデスク(コールセンター)の運営管理を経験(入社2年目)
2017年 ECR本部 配送マネジメント 配送イノベーション:Happy On Timeのサービス開発と運用を経験(入社4年目)

就職活動の時の思い・新人時代のエピソード

-入社のきっかけを教えてください

就職活動を始めた当初は、地元・愛知県での就職を前提に、自動車業界や繊維商社を軸に選考を受けようと考えていました。ある時、東京で開催される会社説明会に行くことになり「せっかく東京まで行くのだから、ほかの会社説明会にも出てみよう」と同日に開催される説明会を検索。当てはまったのがアスクルだったのです。
その説明会で、若手社員でも「新しい事業へのチャレンジ」ができる姿勢に感銘を受け、先進的なサービスをどんどん生み出していこうという会社の勢いを強く感じました。若いうちからチャレンジングな仕事ができると思えたのが、入社の決め手になりました。

 

-入社後はどのように仕事を覚えていったのですか?

入社してから7月までの3カ月間は、アスクルの主要部署を回り、会社全体がどんな業務によって成り立っているかを学ぶ研修期間でした。配送部門から、お客さまの声を聞くカスタマーサービス(コールセンター)、商品を仕入れし値付けまで決めるMD(マーチャンダイザー)までさまざまな部門を回って、その部署の先輩社員に話を聞いて回りました。

 

7月になると、新人同期21人は全員、ECマーケティンググロースに配属になりました。ここは、個人向け日用品通販サイト「LOHACO(ロハコ)」の販売データを解析し、サービスや機能を改善していく部署。新人が全員この部門配属になるのは私たちの代から始まり、今年入社した新卒5期生まで続いています。
配属当時は、LOHACOがサービスを始めて2年弱のタイミングで、Eコマースに本格的に力を入れていこうという時期でした。それまでアスクルは、紙のカタログを媒体としたBtoBビジネスを中心に行ってきましたが、LOHACOというBtoCマーケットに力を入れ、2014年4月には利用者が累計100万人を突破。インターネットで日用品を売るという新しい試みが、大きく動き始めたタイミングでした。

 

-新人時代に印象に残っているエピソードを教えてください

市場調査や店舗調査を重ねて、LOHACOサイトでの商品の見せ方を工夫し、想定通りに商品の売り上げが上がったときのうれしさは格別です。1人1商材を担当し、売れ行きのデータを見ながら、サイトを訪れたお客さまの購入率を上げるために、いつ、どの商品に入れ替えるのかを決めていきます。僕は、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの紙類を担当しましたが、配属当初は、お客さまの季節需要や潜在的なニーズがわからず苦戦していました。

 

そこで、育成担当の先輩にアドバイスされ、時間を見つけてはドラッグストアやスーパーなどのリアル店舗に何度も足を運ぶように。店舗に行けば「ちょうど欲しかった」と思っていたものに気づき、つい買ってしまうことが多々あります。どの導線にある商品なのか、どの時期に何を置いているかを知っておくことで、サイト設計を考える際の貴重な検討材料になります。仕入れ先のメーカーや社内のMD、LOHACOサイト内の売り場を設計するストアクリエーターと打ち合わせを重ね、考えた特集施策が売上の増加につながると、地道な店舗調査や分析が報われたかなと思います。

 

ECサイトでは、購買に関するビッグデータを分析することで、商品ごとの購入率が数字で明確にわかったり、どのページを訪れて商品にたどり着いたのか、お客さまの購買行動を追うことができるため、精度が高く、効率的なマーケティングが可能です。「この商品は売上が良くないので、差し替えよう」とすぐに変更と検証ができるので、失敗や成功の知見がたまるスピードも上がります。1年目で、ECサイトのマーケティングをしっかりと学べた環境はとても恵まれていたと思います。

 

仕事中の1コマ

ルーチンの仕事に加えて、その時に携わっているプロジェクトの進行状況で日々の仕事が変わる。業務の優先順位をつけて毎朝その日のタスクを設計する。社内には自社の取り扱うオフィス家具が使用され、自席以外にも作業をするスペースやミーティングができる空間が多い。

→次回へ続く

(後編 1月12日更新予定)

 

取材/田中瑠子 撮影/小山一平

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