<前編>株式会社TOKYO BASE

今回の取材先 株式会社TOKYO BASE
事業内容:「日本発ファッションスタイルを世界へ」を企業理念に掲げるグローバルファッションベンチャー。東京ブランドのセレクトショップ「STUDIOUS」と、展開からわずか2年で20億円規模の事業に成長した完全国内生産のブランド「UNITED TOKYO」、自社企画ウィメンズブランド「CITY」を運営し、現在、全国52店舗を展開(ECサイト含む)。既存の枠にとらわれない実力主義の評価制度や前向きな企業買収などでビジネス改革を進め、アパレル業界全体の地位向上も目指す。2017年より世界展開も開始。

2011年に株式会社TOKYO BASEに入社した久保歩史(くぼ・あゆし)さんに、これまでのキャリアと仕事の醍醐味(だいごみ)をうかがいました。前編では新人時代のお話を紹介します。

キャリアステップ (部署名は所属当時のもの)

2011年 明治大学商学部 卒業
2011年 STUDIOUS営業部 原宿本店:原宿本店に配属。店頭で接客販売、自社商品企画を行う(入社1年目)
2012年9月 STUDIOUS営業部:店長兼エリアマネージャーとして、関西エリアの店舗立ち上げ業務、店舗マネジメント業務を経験(入社2年目)
2016年4月 STUDIOUS EC事業部:自社オンラインストアの運営、ZOZOTOWN出店店舗の運営を経験(入社6年目)
2017年4月 STUDIOUS事業部:セレクトショップSTUDIOUSのオリジナル商品開発・取り扱いブランドの仕入れ業務を経験(入社7年目)
2017年8月 STUDIOUS事業部:商品部長としてセレクトショップSTUDIOUSの商品開発、仕入れの全統括を担当(入社7年目~現在)

就職活動の時の思い・新人時代のエピソード

-入社のきっかけを教えてください

もともとファッションが好きで、ファッションを通じてお金を稼ぎたいと考えていました。就職活動では、アパレルよりもビジネススケールの大きい繊維系商社を目指し、早期に内定も獲得。それにもかかわらずこの会社に興味を持ったのは、2次面接で落ちたからです(笑)。実力主義・結果主義と聞いていたので、「結果を出せないと思われたのか」と不本意に感じたんですよ。

 

そこで、大学4年生の5月から販売スタッフとして「STUDIOUS」新宿店でアルバイトを始めました。3カ月後、全店トップの売り上げを達成。成果を出すうちに社長から「入社しないか」と声がかかったんです。周囲の誰もが安定性の高い商社への就職を勧めましたが、逆境の中で戦うベンチャーの方が面白そうだなと。日本ブランドのセレクトショップで「未開拓の市場を切り開く」というビジョンや、そこに一貫して向かっていく姿勢にも共感。「リスクを背負っても自分のやりたいことに素直になろう」と決めました。

 

-入社後はどのように仕事を覚えていったのですか?

入社後は販売スタッフとして原宿本店に配属されました。「自分ですべて取りに行け」という会社なので、新人研修は特になし。バイト時代も先輩から盗んで学ぶことが当たり前でしたね。また、過去に飲食店で接客バイトをした際、食材の在庫切れが売り上げに悪影響を与えることを知っていたので、「2〜3カ月先を見据えた仕入れをすれば売り上げアップできる」と発想し、バイトの時から商品の仕入れもやっていたんです。入社直後からは、まず取り扱いブランドのデザイナーと仲良くなることを目指し、現場の感覚をつかむことに。休日にショップを回って顔を覚えてもらい、いろんな話を聞くうち、飲みに行くほどの関係になれました。

 

-新人時代に印象に残っているエピソードを教えてください
入社1年目の9月、良い関係性を築けていた取り扱いブランドのデザイナーに、オリジナル商品の企画を持ちかけました。店舗限定商品としてケープ70枚を販売した結果、2日間で完売し、大きな手応えを実感しました。

 

商社の内定を蹴った自分としては、「絶対に稼ごう」という強い思いがあり、売り上げを作る方法を常に考えていました。その中で、在庫をどうコントロールしても数字が落ちた時期に、「売れる商品を作ればいい」と気づいたことが企画のきっかけです。販売スタッフが店舗限定で商品企画をする前例はなかったけれど、やりたいと言えば挑戦させてくれるので、自分の発想を生かす面白さを実感しましたね。その後も、各ブランドや自社のバイヤーと連携して別注企画を定期的に展開していきました。

 

仕事中の1コマ

デザイナー、EC事業部の担当者と商品企画の会議を実施。2カ月後に展開予定のアイテムについて、型数や数量、どの店舗にいつ投入するかなども含めた数量コントロールについて話し合う。

→次回へ続く

(後編 2月23日更新予定)

 

取材・文/上野真理子 撮影/鈴木慶子

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