【韓国編】新鮮な魚をさばいて食べるのが楽しい韓国ライフ

Reported by FOX
韓国で行われている日系企業参加プロジェクトでエンジニアを務める。現地での楽しみは、毎日の家族との団欒(だんらん)と、週末の韓国料理店巡り。

うどんもラーメンも粉からこねる

こんにちは。FOXです。今回は、韓国での私の生活についてお話しします。

韓国では、集合住宅に住んでいます。112平方メートルほどの3LDKで、トイレ付きの浴室とは別に、主寝室にもシャワールームが付いています。

オフィスには、会社が用意したバスで通勤しています。治安上の問題はまったくないのですが、交通マナーがあまり良くないため、徒歩だと危険だからという判断です。なにしろ、自転車の数がものすごく多い上に、自動車の通行量も多く、通勤時間帯には大渋滞。しかも運転が荒いので、仕方ありません。自分の好きな時間に通勤できないのは少々窮屈にも感じますが、数年前に大事故があったこともあり、やはり安全には代えられないと思うようになりました。

普段の夕食は妻が作ってくれますが、週末は自分で作っています。餃子(ギョーザ)は皮から大量に作り、ラーメンやうどんも、粉をこねて麺から手作りです。また、海が近く、市場に行けば新鮮な魚介類が手に入るので、子どもが桶(おけ)の中で泳いでいる魚を食べたいと言えば、よく知らない魚でも、とりあえず買って帰ります。インターネットなどでさばき方を調べて食卓に載せれば、子どもは大喜び。獲れたてのフレッシュな魚に慣れた今は、生臭い切り身の魚は食べられなくなりました。

週末は、韓国料理店を巡るのも楽しみです。「カムジャタン」という料理は、こうした韓国料理店巡りで出合ったお気に入りで、作り方を調べて自分でも家で作ってみたほどです。韓国料理というと辛いイメージがありますが、これは決して辛くはなく、子どもでも食べやすかったようです。

 

ポテトチップスやサキイカが甘い

「食」に関して言うと、韓国の人々は、とても甘いもの好きだと思います。スナック菓子ですら、韓国製のものは十中八九、甘い味付けとなっており、ポテトチップスも例外なく甘いので、塩辛いポテトチップスを食べたければ、輸入物を探さなければなりません。

また、サキイカやビーフジャーキーのようなおつまみもほとんどが甘辛い味付けで、アメリカ製の辛いビーフジャーキーが好きな自分としてはとても残念。缶コーヒーも、10種類ほどあるものを端から試しているのですが、今のところすべて砂糖が入っています。スターバックスなどのカフェに行けば、甘くないコーヒーもありますが、現地の人は甘いメニューを好むように思います。

もうひとつ韓国の「食」について言うと、韓国では1人で外食するのはとても大変で、誰かと一緒でないと食事がしにくいことが挙げられます。なぜなら、お店に入ると、メニューには最初から2~3人前の値段が書いてあって、複数で食べることを前提としていたり、あるいはたとえ1人前の金額が書いてあっても、2人前からしか頼めないということがよくあるからです。

また、日本のレストランでは、1人1品ずつ料理をオーダーするのがまだまだ主流ですが、韓国では、一皿に盛り付けられている量が非常に多く、通常はそれを複数で分けて食べています。そのため、1人1品方式で頼むと大量の料理が運ばれてきて途方に暮れることに。大体、どんな料理でも1人前1万ウォン(約920円・2016年8月現在)程度しかしないので、値段が高いものはたいてい大量に盛り付けてあります。

韓国のレストランには、日本のようにさまざまな種類の料理を出す店はほとんどありません。焼き肉の店なら焼き肉だけ、海鮮鍋の店なら海鮮鍋だけという店が多いです。また、調理の仕方も、「焼く」「鍋で煮る」というようなシンプルな調理法がほとんど。味付けも、日本で焼き肉を食べるときのようないろいろなタレは出てこなくて、ごま油か、テンジャン(韓国みそ)のみといった具合です。肉には特に下味などはついていないので、延々と同じタレの味で食べ続けることになり、途中で飽きてしまうこともしばしば。そんなときは、日本のようなバリエーション豊かなチョイスが懐かしくなります。

次回は、海外駐在を経験したい皆さんに伝えたいメッセージをお話しします。

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会社が用意してくれる通勤用のバス。バスはだいたい6時過ぎに集合場所に到着。社員を乗せてから出発する。

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皮から自作する餃子。大量に作って、冷凍しておくようにしている。

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自宅で「カムジャタン」を作っている時の様子。豚の背骨肉を煮込む料理だが、辛くない韓国料理として、子どもにも好評だ。

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韓国料理店で出てくる蒸し牡蠣(がき)。この量の牡蠣をコチュジャンを甘くしたようなタレで延々と食べ続けるので、正直、途中で飽きてくる。

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「サムギョプサル(焼豚肉)」は、最小単位でこの量。多くの場合、チヂミ(韓国風お好み焼き)などもサイドディッシュとしてついてくるので、かなりのボリュームとなる。

構成/日笠由紀

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