IT企業内定 大阪大学 文学部 中道さん【2018卒内定者インタビュー】

就活データ
志望業界:IT インターンシップ参加:10社(生命保険、不動産、メーカー、コンサル、サービス業) 説明会参加:約50社(うち合同企業説明会1回) 先輩訪問:なし エントリーシート提出:15社 面接:4社 内定:3社(すべてIT関連) 活動費用:約16万7000円(交通費8万5000円、洋服代4万円、書籍代1万円、外食費2万円、証明写真1万円、筆記具2000円) 大阪より東京での面接日程の方が早い場合は、交通費がかかっても東京に行ったので交通費がかかった。面接が終わったあとはカフェでその日の振り返りをするため、飲食費の出費も多かった。

志望業界が見つからず、あせりや悩みがつのる日々

大学では吹奏楽部に所属し、ギリギリまで活動を続けたいと思っていたので早めに就活を始めました。大学2年からインターンシップの企業をリサーチし、就活支援団体にアドバイスをもらいながら、自己分析のためのブレストをしました。また、生命保険会社のインターンシップ応募のために作成したエントリーシートをチェックしてもらったんですが、志望動機に「生命保険を必要とする困った方の助けになりたい」と記入したんです。すると、就活支援団体のメンター(助言してくれる担当者)から「実際に働いたこともない学生が、表面的なことを書いても説得力はない」と一蹴されました。そのアドバイスで誰でも言いそうな言葉を並べても意味がないと気づき、「先輩が貴社に内定しており、話を聞いて興味を持った」と着飾らずシンプルな内容にしました。結果、インターンシップ選考に合格し、大学3年の春に大手生命保険で5日間のインターンシップに参加することができました。

大学3年秋のインターンシップ募集も、積極的に応募。業界を知るために不動産、メーカー、コンサルティングなどさまざまな業界のインターンシップに参加しました。あまり業界を絞らず、何社もインターンシップには参加しましたが、興味を持った業界や会社が見つからないんです。例えば、せっかく興味を持った会社は想像以上に激務だったり、かといって定時で帰れる会社は業務内容に魅力を感じなかったり、待遇など条件が悪かったり。インターンシップに行く意味はあるのか、と悩んだりもしましたが、自分に向いていない業界を知るきっかけになったとも思いました。

志望業界で30社以上の会社説明会に参加する

大学3年1月に入ってからも、自分に向いていないと感じる業界は見つかるものの、ここという業界が見つからないまま、手当たり次第に会社説明会に参加したり、就活支援団体でアドバイスをもらったりしました。

その中で、IT業界のSIer(システムインテグレーター)について話を聞いた時に、自分が求めているものに近いと思ったんです。SIerの仕事は企業の困っていることを見つけ解決すること、パソコンに向かうだけでなく多くの人とかかわって進める仕事であること、今後も成長する業界であること、長く働き続けることで専門性を深められること、知識のない仕事で新しいことに挑戦することに魅力を感じたこと、などやりがいにつながるのではと思うことができました。そして、ようやく志望業界をSIerに決めることにしたんです。

次は、その業界の中でどの会社に応募するかを決めるため、業界本を読み、30社以上で会社説明会に参加。企業研究を進めていきました。会社説明会で先輩社員と話をする機会があれば、どれくらい残業しているのか、産休や育休を取得した人がいるのか、病気で休職した人がいるのかなど、あえて答えにくい質問もぶつけました。そうすることでどんな質問にもごまかさず、正直に答えてくれる先輩社員のいる会社は、きっと裏表がなく良い会社なんだと判断できました。

面接では「文学部なのに、なぜIT業界なのか」について必ず聞かれるだろうと思い、事前に答えを整理しました。私は「専攻していた西洋史学では、既成のものごとを新しい角度から考えて価値を見出すことの大切さを学びました。そのようにものごとをさまざまな視点からとらえて新しい側面を発見することは、世の中に新しい価値を提供し続けるSIer企業に通じるものがあるはずです」と伝えるようにしていました。現在の内定先については、2次面接の面接担当者がパワフルな方で強く印象に残りました。最終的に現在の内定先に決めたのは、キャリアプランが明確でわかりやすいこと、営業やコンサル、プロジェクトリーダーなど多様な仕事ができること、SEであっても積極的に外に出ることは多いこと、勤務地が大阪であることなどが理由です。

入社後はまず、SEを目指して経験をつまなければなりません。専門用語すらまだわからず、覚えなければならないこともたくさんあると自覚しています。情報処理技術者の資格取得が必要になると聞いているので、すでに勉強を始めています。友人からは「SEの仕事はハードで大変そうなイメージがある」と言われることもありますが、自分で納得して選んだ道。必死に仕事をして、SEとして責任ある仕事を任せてもらえるようになりたいです。

就職活動で大変だったこと、学んだこと

就活一辺倒になると精神的に追い詰められることもあると思い、あえて部活を就活中も続けました。適度な息抜きになるし、部活を頑張っていることは自己PRにつなげることもできました。好きなことをやり続けていても、早めの準備や効率的な活動をすることで就活と両立することができたと思います。

就活スケジュール

大学2年3月
自己分析を始める
早めに就活を始めようと、大学3年になる前の春休みに、就活支援団体に登録。自己分析やエントリーシート作成のアドバイスをもらう。インターンシップに参加するつもりだったので、応募に向けてエントリーシートを作成する。
大学3年5月
就活イベントに参加
インターンシップの合同説明会に参加し、インターンシップの応募企業をリサーチ。さらに、学内で行われた就活セミナーにも参加。
大学3年9月
インターンシップに応募
大手生命保険会社のインターンシップ選考に合格。5日間のインターンシップに参加。ワークショップ形式で、生命保険について学んだあとに新しい保険商品の開発を行った。
大学3年10月
さまざまな業界の短期インターンシップに参加
志望業界が明確になっていなかったので、業界研究の目的で1dayに参加。不動産、メーカー、コンサルティング、サービス業など、幅広い業界をチェックした。
大学3年1月
志望業界が決まらずあせる
インターンシップで志望業界が見つからず、あせりを感じる。手当たり次第に就活支援団体を回り、アドバイスをもらう。その中でSIer(システムインテグレーター)という業界を知り、調べるうちに自分に合っていると判断し、志望業界に決める。
大学3年2~3月
個別の会社説明会に参加
志望業界を決めたが、本当に自分に合っているのか、どんな企業があるのかを知るために、30社以上の個別の会社説明会に参加する。志望業界だけに限定するのも少し不安があったので、ITや人材や金融など、他業界でも都合が合えば会社説明会に出席した。
大学4年4月
面接が始まる
5月下旬から3週間の教育実習に行かなければならなかったので、それまでに内々定を決めたいと思っていた。IT関連は動きが早く、4月早々から面接がスタートした。
大学4年4月
1社から内々定をもらう
志望業界のSIerから内々定をもらい、気持ちに余裕が生まれた。他社の選考があったので、就活を続行する。
大学4年5月
現在の内定先から内々定
さらに2社から内々定。現在の内定先は、会社研究の時点では志望度は高くなかったが、会社説明会の話にひかれた。さまざまな個性を生かせる会社だと思い、現在の内定先に決め、就活を終える。

 取材・文/森下裕美子 撮影/嶋並ひろみ

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