銀行内定 立命館大学 高波瀬史人さん

就活データ
志望業界:金融、IT、旅行 インターンシップ参加:4社(金融1社、人材1社、電機メーカー1社、旅行1社) 説明会参加:約30社(うち合同企業説明会10回) 先輩訪問:1人(銀行) エントリーシート提出:13社 面接:9社 内定:6社(銀行3社、保険代理店1社、電機メーカー1社、IT1社) 活動費用:合計約33万円(交通費10 万円、洋服代10万円、書籍代1万円、外食費13万円、証明写真1万2000円、筆記具3000円、郵送代5000円) 会社説明会や面接は大阪市や京都市で行われることが多く、滋賀県からの電車移動が予想以上にかかった。時間の合間にカフェを利用したり、忙しい時には外食も多く、食費もかさんだ。

教職志望から一般企業への就職に方向転換

もともと教職を目指していたので、友人たちが大学3年夏のインターンシップに参加しているのを聞いて「意識が高い人は違うな」とのんびり考えていたんです。一般企業への就職に切り替えたのは、大学3年9月ごろから。というのも、大学から始めたフットゴルフというスポーツを社会人になっても続けるには、土曜、日曜が完全に休みの一般企業のほうがいいかもしれないと思い始めたんです。そこで、仕事とフットゴルフの両立のために、就活を始めました。

 

就活についての知識がまったくなかったので、まずは学内での就活セミナーに参加したり、自己分析を行いました。僕が行った自己分析は、保育園に通っていた時から現在まで、記憶に残っている出来事を振り返りノートに書き留める方法。その時々に自分がどう思ったのかを書き出すことで、価値観が変わるタイミングやきっかけが見つかりました。そこを軸に、自分の強み、特徴を客観視して文章にまとめました。また、就活支援団体を活用し、アドバイザーの方に自己分析の内容についてのアドバイスを求めたりもしましたね。

 

規模や業種の違う2社を比較し、地元に戻る選択をした

年明けから学内での会社説明会、業界研究セミナーなどに参加し、どんな業種や企業があるのかリサーチ。中小企業ではすでに面接が始まっているところもあり、生命保険や人材、ITなど幅広くアプローチしました。大手企業で大きな仕事をしたいという思いもあったので、大手企業の説明会に参加したりもしました。一方で、地元に戻ったほうが仕事とフットゴルフの両立がしやすいのではと考えることもあり、迷いながら活動していました。解禁になってからも答えは見つからず、大手と地元企業とを並行してアプローチ。ただ、地元に戻るとしても、上場企業だったり、企業規模の大きな会社を選ぼうと考えていました。さらに、給与などの条件、土・日曜が休みなど、勤務条件を考え、地元に戻るなら金融がベストだと判断しました。

 

いくつかの大手企業で手ごたえを感じていましたが、中でも大手電機メーカーは人事との相性が良く、面接でのやりとりもスムーズでした。たとえば、面接で学生時代にがんばったこととしてフットゴルフで日本代表になったことを伝えたんですが、面接官がとても興味を持って聞いてくれました。大学4年5月下旬から6月中旬まで教育実習があることも伝えたのですが、面接日程を調整してくれるなどの配慮も。そして、5月下旬に内々定を頂きました。一方、地元企業は銀行を第1志望に置き活動していまいた。教育実習のない土、日曜に面接をしていただき、実習後に最終面接というスケジュール。そして6月下旬に、現在の内定先を含む3つの銀行から内々定を頂きました。

 

最終的に全国転勤のある大手電機メーカー、そして現在の内定先の地方銀行2社で悩みました。業種や仕事内容、勤務条件などまったく違う企業をどうやって比べようかと思いましたが、決め手は、勤務地。地方銀行は、県内での異動はあるものの、地元を拠点にでき、仕事もプライベートも活動しやすく、自分に合っていると判断したんです。この決断に、友人たちからは「もったいない」とも言われましたが、自分のやりたいこと、自分の描く人生では最後には必ず地元にもどるという選択だったので、悔いはありません。自分の選んだ道に自信をもって、銀行員として地元企業の成長に尽力するとともに、フットゴルフの普及にも精力的に活動したいと思います。

 

就職活動で大変だったこと、学んだこと

必須単位である教育実習に大学4年5月下旬から行かなければならず、事情を説明して面接予定などを企業側に変更してもらわなければなりませんでした。ただ単に、教育実習があるので面接日程を調整してほしい、とお願いするよりも、教育実習を経験することで社会人としてプラスになることは必ずある、と強い思いをぶつければ人事の方も理解してくださり、面接日程を調整してくださることも多かったです。

 

反省としては、インターンシップに参加すべきだったこと。就活が出遅れたことはありますが、大学3年夏のインターンシップを逃しても冬や大学4年になってもチャンスはあるはず。インターンシップを経験することで、もっといろいろな企業を知ることができたのでは、と今となっては思います。

 

就活スケジュール

大学3年11~12月
就活支援団体の就活イベントに参加
もともと教職を目指していたけれど、フットゴルフというスポーツを続けるには民間企業の方がいいかもしれないと思い始め、大学3年9月ごろから民間企業への就職を考え始める。11月には民間企業へと方向転換することを決意し、就活を具体的に開始。まず、就活支援団体が主催するグループディスカッションや自己分析などのイベントに参加。
大学3年1月
学内の会社説明会に参加
志望業界は明確になっていなかったけれど、大学で行われた会社説明会で話を聞いてみたいと興味を持った会社があったので、説明会に参加。さらに、就活支援団体が主催する社会人との座談会イベントにも参加する。
大学3年2月
業界研究会や中小企業の選考会にのぞむ
多種多様な企業の話を聞き、業界についての知識を深める業界研究会に参加。さらに、中小企業では選考を兼ねた面談も始まっていると聞き、志望業界は決めず生命保険会社、人材サービス、IT業界など複数の業界で履歴書を提出。就活を進めるうちに、地元に戻ったほうが仕事とフットゴルフの両立がしやすいかも、と考え始め、地元企業の説明会にも参加する。
大学3年3月
個別の会社説明会主体に企業研究を進める
合同企業説明会では、地元企業や転勤がある大手企業など、幅広い企業の話を聞く。中小企業では、すでに選考が進んだところも。
大学4年4月
地元企業に絞って就活を進める
悩みながらも、やりたいことを実現するには地元に戻ったほうがいいと決断。そこから本格的に、地元に絞って企業研究を進める。ただ、地元に戻るとしても、上場企業や企業規模の大きな会社を選ぼうと考えていた。勤務条件や地元企業に貢献できる仕事を規模し、金融を志望業界に定める。
大学4年5月
面談、面接がピーク
5月下旬から6月中旬まで教育実習に行かなければならないので、それまでに決めたいと積極的に活動。地元に戻ると決めたものの、東京に本社がある大手電機メーカーの選考は手ごたえを感じていて、悩みながらの日々。5月下旬に、大手電機メーカーから内々定をもらう。なお、現在の内定先の面接は、実習が休みの土・日曜で行ってもらった。
大学4年6月
現在の内定先から内々定をもらい就活を終える
大手電機メーカを含め、4社から内々定をもらっていたが、第1志望の地元の銀行に決めた。

 

 取材・文/森下裕美子 撮影/嶋並ひろみ

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