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掲載日:2012年2月9日

大学3年生・大学院1年生に聞きました。今年の就活、どうなりそう?

今年の就活、どうなりそうですか?

解説
  就活をスタートした大学3年生・大学院1年生に、今年の就活がどうなりそうか、その見通しを尋ねたところ、約6割は「景況感から厳しくなると思う」と回答。次いで、約2割が「自分の就職活動には影響はないと思う(なんとかなると思う)」と回答した。昨年同時期の調査では、「景況感から厳しくなると思う」が59.6%、「自分の就職活動には影響はないと思う(なんとかなると思う)」が27.6%、「よくわからない」が9.7%であったことから考えると、先輩たちと比べて悲観派・楽観派がともに減り、よくわからないとする層が増えたことがわかる。
  属性別に見ると、男女差はほとんどなく、大学院生と理系学生の方が、学部生と文系学生よりも「自分の就職活動には影響はないと思う(なんとかなると思う)」と答えた学生の割合が多かった。

なぜそう感じた? 〜リアルボイス編〜

ゼミの先輩の半分ほどが、まだ就職先が決まっていない。企業が求める人材のハードルが高いのだと思う。厳しくなるだろう。( 「景況感から厳しくなると思う」と回答・人間関係学部・女子学生)

私が志望している企業を見る限り、去年と採用人数があまり変わらない企業が多い。(「自分の就職活動には影響はないと思う(なんとかなると思う)」と回答・大学院工学研究科・男子学生)

省エネルギー社会に向けて、さらなる技術開発が進められるため、僕の専攻分野に関しては需要が上向くのではないかと思っています。(「例年より良くなると思う」と回答・工学部・男子学生)

まだわからない。以前より景気自体は持ち直していると思うものの、すぐに新卒採用に波及するかどうか…。(「よくわからない」と回答・大学院教育学研究科・女子学生)

エントリー開始が例年より2カ月遅く始まったせいでスケジュールがタイトになっているために、多くの就活生が一気にエントリーして競争が激化すると思う。(「景況感から厳しくなると思う」と回答・環境情報学部・男子学生)

リーマン・ショックの影響が残っていた2010年や、東日本大震災があった2011年ほどには厳しくないと思うが、やはり人気のある企業の採用数は少なくて大変かも。ただし、人気のある企業にこだわらなければ、就職自体はできると思う。(「自分の就職活動には影響はないと思う(なんとかなると思う)」と回答・人間学部・女子学生)

全体的に求人倍率も増えてきているし、就職環境はよくなるのでは。後は政治次第かと。(「例年より良くなると思う」と回答・経営学部・男子学生)

昨年よりも景気が持ち直すと言われているが、いずれにせよ就職するには大変な状況のはず。実際に就活を終えてみて初めてわかることだと思う。(「よくわからない」と回答・学芸学部・女子学生)

100年に一度の大不況と1000年に一度の大地震(東日本大震災)が重なってしまったのだから、厳しくなっても仕方ない。(「景況感から厳しくなると思う」と回答・工学部・男子学生)

先輩から話を聞くと、まだ決まっていない先輩もいるけれど、内定がもらえた先輩は、いくつももらえている。景気の影響もあるだろうが、しっかり就活すればいいのだと思う。(「自分の就職活動には影響はないと思う(なんとかなると思う)」と回答・人間文化学部・女子学生)

昨年と同様の厳しさになるのでは? 昨年の震災や津波被害からの復興は進んではいるが、ヨーロッパの経済危機の波及や中国での高度成長の終焉(えん)の影響を受ける可能性があるし、円高が続いたり、国内市場の縮小化も進んでいるから。(「昨年と同様の厳しさになる」と回答・大学院生命農学研究科・男子学生)

研究員Fのひとりごと

半数以上の就活生が「厳しくなりそう」と悲観している今年の就職環境。でも、2012年卒業の先輩たちの求人倍率を見ると、競争が厳しいのは従業員1000人以上の大企業。中小企業では、1人の学生を2社で取り合うような数字になってるって知ってた? そのうえ、業種によっても競争の激しさには違いがあるんだよ。だからみんなには、就職環境の厳しさを嘆く前に、まずは行動して、自分に合う会社、自分を必要としてくれる会社に巡り合えるような会社選びをしてほしいな。

研究員F
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文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか デザイン/ラナデザインアソシエイツ

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