就職ジャーナル | 1日10分の社会勉強サイト

HOME > 学生DATA > 学生×シゴト総研 >エントリーシート、どのくらい通過するもの?

掲載日:2012年3月1日

大学4年生・大学院2年生に聞きました。エントリーシート、どのくらい通過するもの?

エントリーシート、何社に提出した?

解説
  就職活動を経験した大学4年生・大学院2年生に、エントリーシートを提出した会社の数を尋ねたところ、平均は27.1社という結果になった。昨年同時期の調査では27.3社だったのでほぼ同水準といえる。内訳を見ると、半数以上が20社以下である一方、約1割は51社以上にエントリーシートを送ったこともわかった。
  属性別に見ると、女子学生・学部生・文系学生の方が、男子学生・大学院生・理系学生よりも多くエントリーシートを提出している傾向が見られた。特に、文系学生の平均31.4社に対して、理系学生は19.4社と、文系学生の方が約1.5倍のエントリーシートを提出していることがわかった。

そのうち、エントリーシートが通過したのは何社?

解説
  次に、エントリーシートが通過した会社の数を尋ねたところ、平均は16.4社。昨年同時期の調査では14.9社だったので、約1.5社分増えていることになる。内訳を見ると、全体の約半数が10社以下である一方、約1割は31社以上に。
  属性別に見ると、男子学生・学部生・文系学生の方が、女子学生・大学院生・理系学生よりも通過したエントリーシートが多い傾向が見られた。また、提出数と同様、やはり文系と理系に有意な差が見られた。
  提出した会社の数に対する、通過した会社の数の割合(通過率)を求めたところ、全体の平均は66.0%。昨年同時期の調査では56.2%だったので、通過率は良くなっていることになる。属性別では、概して男子学生(70.7%)、大学院生(70.1%)、理系学生(71.5%)の方が通過率が高い傾向が。また、提出した社数別では、10社以下で通過率78.7%、25社以下が72.6%、51社以下で68.2%、50社以上なら50.2%と、提出した社数が少ないほど通過率が高いことがわかった。

エントリーシートを書く上で大切なことは? 〜リアルボイス編〜

結論から先に書き、その後に説明や根拠を。省けるところは容赦なく省き、省いた部分は面接時に補足するようにする。加えて、「30人の部員をまとめた」など具体的な数字を引用すると説得力が増す。(通過率80.0%・政治経済学部・男子学生)

エントリーシートに書く内容を考えるときは、その内容に関して面接で質問された際に、どんな話をするかも同時に考えておくといい。(通過率75.0%・文系・女子学生)

読む人の身になって、色や小見出しを使ってわかりやすく書くこと。単に読みやすくなるだけでなく、相手に配慮ができるという印象も与えられると思う。(通過率62.5%・文学部・男子学生)

質問に対して端的かつ簡潔に答えることで、自分がアピールしたいポイントがちゃんと伝わる文章にすること。実は、内容に自信があったエントリーシートに関しては、ほかの点で多少の不備があっても通過したものが多かった。(通過率66.7%・国際政治経済学部・女子学生)

必ず友達や家族に添削してもらう。自分では気づかない点を指摘してもらえる。(通過率62.5%・外国語学部・男子学生)

上手な字でなくていいから、時間をかけてゆっくり心を込めて丁寧に書くこと。人事担当の方が、「丁寧に書いた字からは、その人の真摯な姿勢が伝わってくる」とおっしゃっていました。(通過率66.7%・総合人間科学部・女子学生)

設問に忠実に答えるだけではなく、何かしら自分らしいプラスアルファを付け加えること。(通過率80.0%・文学部・男子学生)

一文を短くして、極力指示語を使わないように気をつける。また、「その会社の製品やサービスが好き」というだけでは志望動機として弱いので、なぜその会社で働きたいのか、なぜ他社ではダメなのかが伝わるようにしよう。(通過率93.3%・文教育学部・女子学生)

研究員Fのひとりごと

なるほど、エントリーシートが通過しやすいようにするためには、具体的な根拠に基づいていて説得力があるなど、内容が充実していることに加えて、わかりやすさや読みやすさも必要になるんだね。そのためには、友達や家族、キャリアセンターのカウンセラーなどに読んでもらうことで、客観的な視点からチェックするのもオススメ。先輩たちの工夫をうまく取り入れて、通過するエントリーシートを書いてみよう。リクナビ2014の「エントリーシート・面接のオキテ」も活用して!

研究員F
この記事を共有する

文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか デザイン/ラナデザインアソシエイツ

  • バックナンバーはこちら
page top