「どんな仕事がしたいかわからない」自分に合う仕事を見つける方法

「どんな仕事がしたいかわからない」と感じて、就活を思うように進めることができず悩んでしまう人もいるでしょう。

今回は、リクナビ就職エージェントで多くの学生の就活を支援してきたキャリアアドバイザーが「どんな仕事がしたいかわからない」と悩むケースでよくある理由や、やりたい仕事・自分に合う仕事を見つける方法を解説します。自分らしく就活を進めるための参考にしてみましょう。

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「やりたい仕事や自分に合う仕事がわからない」と悩む人は少なくない

「やりたいことが特になく、自分に向いている仕事もわからない」「将来、何がしたいのかわからず、やりたいと思う職業も見つからない」などと感じて悩む人は少なくないでしょう。

しかし、「どんな仕事がしたいかわからない」という悩みは、就活に取り組むすべての学生にとっての一つの通過点と言えます。

例えば、自分で企業や職種について調べた結果、「やりたい仕事だと思えるものがないから、応募するのは違う気がする」「やりたい仕事じゃないと、応募してはいけない」などと感じて立ち止まってしまうケースをよく見かけます。しかし、いろんな企業に出会って話を聞いていくうちに、自分との接点に気づき、興味を持てるようになることも多くあるものです。
また、自ら行動し、さまざまな企業や仕事、働く社会人などに触れることで、共感できることや合わないと感じるポイントなどが見つかり、自分自身の仕事に対する価値観も見えやすくなるはずです。

就活の進め方や感じ方には人それぞれに違いがあるため、「自分に合う仕事にたどり着くまでのスピード」も違うと言えるので、焦ることなく、自らどんどん行動していくことが大事です。企業を知り、自分自身を知る行動を重ね、1歩ずつ進んでいけば、興味を持てることや自分に合う仕事を見つけることができるでしょう。

「どんな仕事がしたいかわからない」と感じる5つの理由

就活を進めるに当たって、「どんな仕事がしたいかわからない」と感じて悩む人によくある理由を紹介します。

1:自己分析が足りていない

自己分析をしっかりと行っていないことが理由で、自分に合う仕事がわからないと感じるケースがあります。自分の好きなことや興味を持てること、長所・強みなどを明確にすることで、やりたいことや活躍できそうな場所を見つけやすくなるでしょう。

2:世の中にどのような仕事があるのかよく知らない

世の中にどのような仕事があるのかよく知らないことで、「やりたい仕事が見つからない」と感じてしまうケースもあります。また、知っている業界や職種などがある場合でも、具体的な仕事内容を理解していないために仕事のやりがいや面白さなどが見えてこないケースも見られます。

こうした場合は、さまざまな仕事について情報を集めることで、やりたい仕事や将来目指したい姿などを明確にしやすくなるはずです。

3:条件面を重視しすぎている

給与やワークライフバランス、福利厚生、勤務地などの条件面を重視しすぎている場合は、仕事内容や仕事のやりがいなどに目が向きにくくなる傾向があります。
また、「大手企業に行きたい」「経営が安定している企業に入社したい」と考えている場合も同様のことが言えるでしょう。

給与や働き方、企業の安定性・将来性などは仕事選びの重要な要素となるものですが、そうしたフィルターを外してさまざまな仕事を見た方が、新しい可能性を発見しやすくなるでしょう。

4:「就活=やりたくないこと」と感じている

「就活なんてやりたくない」「やらなきゃいけないのはわかっているけど、面倒くさい」などと感じ、就活に本気になれないことが理由となるケースもあります。
「就活=やりたくないこと」が前提になっている場合、興味を持って仕事を探すことはできないものです。また、そもそも就活は、「やらなくてはいけないこと」ではないため、どうするかは自分次第と言えます。

また、就活は「自分の可能性を広げるチャンス」でもあります。「やりたくない」「やらなくてはいけない」と思ってしまうことで、自分自身のさまざまな可能性に気づけず、卒業後や入社後に後悔するかもしれません。

就活は、自分に合う仕事や将来やりたいことを見つけるための機会だと考えることも大事です。

5:SNSで得た情報に振り回されている

SNSを中心に情報収集をしている場合は、その一面のみに注目して振り回されてしまう可能性があります。例えば、やりたい仕事に向かって意欲的に就活を進める学生の発信などを見て、「自分には、そこまでやりたいと思えることがないからダメなのかも」「やりたいことがないと就活もうまくいかないんじゃ?」など、自分自身と比較して落ち込んだり、就活へのやる気を失ったりする人も少なくはないようです。このようにSNSで得た情報に振り回された結果、自分の就活の軸がぶれて、どんな仕事がしたいかわからなくなることがあるかもしれません。

しかし、SNSの発信は、あくまで一瞬を切り取った情報であり、誰しも就活を進めていく中で、自分のやりたいことの軸が定まっていくものなのです。SNSで得た情報に振り回されるより、さまざまな仕事に触れる行動を積み重ね、自分自身の就活の軸について考えることが大事です。多様な角度から情報を集め、解像度を上げていけば、自分が興味を持てること、やりたいと思えることの共通点がきっと見えてくるはずです。

どんな仕事がしたいかわからないままで就活を進めるとどうなる?

どんな仕事がしたいかわからない状態でも、「就職先が決まらないままで卒業するわけにはいかない」と思い、焦って就活を進めるケースがあります。

しかし、やりたいことや将来目指す姿を明確にしないままで就活を進めた場合は、採用選考で説得力のある回答ができず、就活に苦戦する可能性があります。また、仕事やキャリアに対する考えを明確にしていないために、ミスマッチな仕事を選択して後悔するケースも少なくはないものです。

入社後に「自分に向いていない」と感じて転職するより、最初から「自分に合う」と感じる仕事を選択した方が、時間をより有効に使えると考えましょう。

やりたい仕事・自分に合う仕事を見つける方法

「やりたい仕事がない」「自分に合う仕事がわからない」という人は、以下の方法を参考にしてみましょう。

好きなこと・熱中できることを考える

幼少期や学生時代に経験したことを振り返り、自分が好きだと感じたことや熱中できたことについて考えてみましょう。趣味などから興味を持てる領域が見つかるケースもあれば、「人と接することが好き」「コツコツ分析することに熱中できる」など、行為そのものがヒントになるケースもあります。

いずれにしても、「なぜそれが好きだと思ったのか」「熱中できることにどのような共通点があるのか」まで考えることがポイントです。

得意なこと、人から褒められたことを考える

これまでに自分が得意だと感じたことや、人から褒められたり感謝されたりしたことについて考えてみましょう。やりたいことが特にない場合でも、人から評価されたり、成果を上げたりすることにモチベーションを感じ、「自分に向いている仕事だ」と感じるケースもあります。自分の強みを発揮して活躍できる仕事を探すヒントになるかもしれません。

自然に続けられたことを考える

「人から褒められたことが思い浮かばない」「得意だと言えるほどのことがない」という場合は、自然に続けられたことを振り返ってみるのもおすすめです。過去の経験の中、自分が自然と続けられた行動について、「何がモチベーションになったのか」「なぜ続けられたのか」を考えてみれば、やりたいことが見つかるかもしれません。

苦手なこと、やりたくないことを考える

好きなことや得意なことが特に見つからないという場合は、これまでに苦手だと思ったことや、やりたくないと感じたことから考えてみる方法もあります。苦にならずに取り組めることなら、自分に向いていると言えるでしょう。

理想とする将来の姿をイメージしてみる

将来、仕事を通じて実現したいことや自分がなりたい姿などをイメージすることで、やりたいことが見つかるケースもあります。仕事を通じて自己成長や自己実現することを大事にしたい人もいれば、理想のキャリアを築くことや、社会的なポジションを得ることを重視する人もいるものです。また、プライベートを重視して理想のライフプランを実現したい人もいるでしょう。

「どのような仕事なら理想の姿を実現できるのか」を考えてみることで、自分に合う仕事が見えてくるかもしれません。

仕事についての情報収集をする

世の中にどのような仕事があるのか情報収集することも大事です。リクナビなどの就職情報サイトで、さまざまな業界・職種について調べ、興味を持てそうな仕事を探してみましょう。また、合同企業説明会などに参加することで、これまで知らなかった仕事に出会い、興味を持つケースもあります。

OB・OG訪問などを行い、社会人から話を聞く

OB・OG訪問を行い、社会人として働いている人々に仕事のやりがいを直接聞き、興味を持てる仕事を探すこともできます。また、ゼミやサークルなどの先輩、アルバイト先の知人など、すでに社会人となっている人々に話を聞いてみる方法もあります。

「何を軸に仕事を選んだのか」「実際に働く中でどう感じているのか」など、リアルな話を聞き、共感できるポイントを考えてみることが大事です。

インターンシップに参加する

インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムに参加すれば、仕事のやりがいや面白さに触れることができます。OB・OG訪問と同様に、社会人の先輩たちから直接話を聞けるため、気になる点を具体的に質問してみましょう。

就職エージェントに相談する

リクナビ就職エージェントでは、就職におけるさまざまな相談を受け付けています。無料でキャリア相談もできるので、自分の興味があることや将来の理想の姿などを伝え、どのような選択肢や可能性があるのかを教えてもらうことも可能です。

どんな仕事がしたいかわからない場合は、就職エージェントに相談してみよう

先にも紹介した通り、就職エージェントでは、仕事やキャリアについての相談も受け付けています。リクナビ就職エージェントでは、就活のプロからさまざまなアドバイスを受けられるので、世の中にどのような仕事の選択肢があるのかを知ることもできます。

また、これまでの経験を聞いた上で、個々の価値観やモチベーションを整理するなどのサポートも受けることができるので、自分自身の就活の軸を整理することにも役立つでしょう。

「どんな仕事があるのか知りたい」「どんな仕事が自分に向いているかアドバイスしてほしい」という人にもおすすめです。


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プロフィール 横山仁美(よこやま・ひとみ)リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザー。2018年、株式会社リクルートキャリア(現・株式会社リクルート)に新卒入社し、理系(情報・数学・生物・物理)と文系領域を担当。年間400~500人をサポートしている。学生自身が納得して社会人としての一歩を踏み出せるようにアドバイスすることを心がけている。

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