就活でよくある悩みとは?陥りがちな悩みと対処法を紹介

就活では、さまざまな悩み、不安にぶつかるものです。就活を通してどんな悩みに直面する可能性があるのか、事前に知っておけば冷静に対処できるのではないでしょうか。この記事では就活生が抱きがちな悩みを紹介するとともに、悩みへの対処法についてリクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザーが解説します。

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就活に悩みは付きもの?就活生が抱きがちな「14の悩み」とは

就活の悩みは「就活の進め方に関する悩み」「自己理解に関する悩み」「選考過程での悩み」「心身面での悩み」の4つに大きく分けられ、主に次のような悩みを抱える人が多いようです。

●就活の進め方に関する悩み
1:いつ、何から始めればいいのかわからない
2:どれぐらいのペースで応募すればいいのか見当が付かない
3:業界研究、企業研究の仕方がわからない
4:スケジューリングがうまくできない

●自己理解に関する悩み
5:やりたいこと、向いていることがわからない
6:自分の強みや持ち味がわからない(アピールすることがわからない)

●選考過程での悩み
7:志望動機の書き方がわからない(書き分けられない)
8:ES(エントリーシート)の効果的な書き方がわからない(通らない)
9:面接で自分を出せない、緊張してしまう
10:グループディスカッションで自分を出せない

●心身面での悩み
11:就活へのモチベーションが上がらない
12:スケジュールを詰め込み過ぎて疲弊している
13:なかなか内定が出ず、つらい
14:ほかの人と比べて落ち込んでしまう

就活の進め方に関する悩みと対処法

前述した14の「就活のよくある悩み」について、それぞれの対処法をご紹介します。まずは、「就活の進め方」に関する悩みについて説明します。

いつ、何から始めればいいのかわからない

就活をいつ、何から始めればいいのかわからず、なかなか一歩が踏み出せない…という人は少なくないようです。

対処法:まずは自己分析から始めるのがオススメ

何から始めるか迷ったら、まずは自己分析に臨んでみましょう。自己分析を行えば、自分の「就活の軸」が明確になります。それに沿って就活を行えば、自分の志向や強み、持ち味に合った業界や仕事、企業が選びやすくなり、入社後のミスマッチ防止にもつながります。

自分ならではの強みや持ち味、長所なども洗い出すことができ、それを基にESや面接での自己PRもしやすくなるでしょう。

どれぐらいのペースで応募すればいいのか見当が付かない

就活で何社くらいに応募すればいいのかわからず、悩む人も見受けられます。たくさんの会社に応募し過ぎたり、逆に絞り込み過ぎたりしてしまう人もいるようです。

対処法:応募社数に正解はないが、過去のデータを参考にすることは可能

就活のスタイルや進め方は人それぞれであり、応募社数に「これが正解」というものはありません。

なお、リクルートの就職みらい研究所『就職白書2024』(※)によると、2024年卒学生がESを提出した企業数は平均12.71社。就活スタートの段階では、この社数を意識してみるのも一つの方法です。

※リクルート 就職みらい研究所『就職白書2024』

業界研究、企業研究の仕方がわからない

業界研究や企業研究が大事だとわかってはいるものの、何からどのように調べればよいかわからず、なかなか動き出せないという人もいるようです。

対処法:まず合説に参加するのは一つの方法

まずは合同企業説明会(合説)などの就職イベントに参加してみるといいでしょう。一度に多くの業界や企業に触れることができ、さまざまな情報が得られます。いろいろな企業の話を聞く中で、思わぬ自分の興味・関心に気づくこともあるでしょう。

スケジューリングがうまくできない

いつ、何に着手すればいいのか見当が付かず焦りや不安を抱えるケースや、就活でやるべきことの優先順位がつけられないと悩むケースもあるようです。

対処法:大まかなスケジュールを理解しておくとスムーズ

就活の一般的な流れを大まかに把握しておきましょう。ざっくりとでも流れが理解できれば、いつごろまでに何をしておけばいいのかわかり、行動しやすくなります。

具体的な就活のスケジュールについては、以下の記事を参考にしてみてください

関連記事:2026年卒の就活はいつから始まる?最新の全体スケジュールと、まず着手したい3つを解説

自己理解に関する悩みと対処法

次に、何をしたいのかわからない、自分の強みや持ち味がわからない…などといった「自己理解」に関する悩みについて説明します。

やりたいこと、向いていることがわからない

たくさんの業界、企業、仕事の中から、自分は何がやりたいのか、何が向いているのか見当が付かない…と悩む人は多いようです。

対処法:自己分析で就活の軸が明らかになる

この場合は何をおいても「自己分析」です。自分の就活の軸のほか、自分の強みや持ち味、志向や大事にしたいことなどが明らかになるため、「やりたいこと」に気づけたり、「向いていること」を洗い出しやすくなったりします。

具体的な自己分析のやり方は、次の記事を参考にしてみてください。

関連記事:【自己分析の方法がわからない人向け】まずはこれだけやってみて!簡単にできる自己分析を紹介

関連記事:就活の自己分析は難しい?苦手意識がなくなる簡単なやり方を紹介

自分の強みや持ち味がわからない(アピールすることがわからない)

自分の強みや持ち味がわからず、合いそうな業界や企業、仕事がわからない。そもそも自信を持ってアピールできることがない、という悩みを持つ人は少なくありません。しかし、誰しもその人ならではの強みや持ち味があり、アピール材料を探していくことができます。

対処法:自己分析のほか、診断ツールを活用する方法も

自分の強みや持ち味を明らかにするには、自己分析が確実です。これを機に、就活序盤に自分にじっくり向き合ってみましょう。

「自己分析は大変そう」と二の足を踏んでいる場合は、適性検査や性格診断などのツールを試してみるのも一つの方法です。個人の特徴や向いている仕事のタイプなどを洗い出せるので、業界・企業選びや自己アピールの参考になるでしょう。自分をよく知る周囲の人から、自分に対しての印象を聞いてみるのもいいでしょう。

物憂げな表情で講義を聴く女子大生

選考過程での悩みと対処法

就活中に抱きやすい、ESや面接など選考過程での悩みについて説明します。

志望動機の書き方がわからない(書き分けられない)

志望動機が思いつかず、ESを書く手が止まってしまうケースは少なくないようです。企業ごとにうまく書き分けられないという悩みも多く聞かれます。

対処法:その企業でなければならない理由を伝える

志望動機では、「その企業を志望している理由」を伝えることが大切であり、どの企業にも当てはまるような志望動機は避けた方がいいでしょう。

ポイントは、企業が求める人物像と、自分の強みや志向との接点を見つけ、それを志望動機としてまとめること。具体的なエピソードと共に説明すると、より志望度の高さや意欲を示すことができます。

ESの効果的な書き方がわからない(通らない)

なかなか書類選考を通過できないとの悩みも多く、応募企業に好印象を与える書き方を知りたいという相談は珍しくありません。

対処法:エピソードを交え個性をアピールしよう

志望動機も自己PRも、実際に体験したエピソードを交えて説明すると、個性が際立ち内容がイキイキと伝わります

例えば、自分の強みを伝える際にはその強みが生かせたエピソードを、志望動機をまとめる際にはその企業に引かれたきっかけなどを、具体的に示すといいでしょう。

面接で自分を出せない、緊張してしまう

面接では誰しも緊張してしまうもの。頭が真っ白になってしまった…と後悔する人も多いようです。企業側も「学生が緊張してしまうのは当たり前」と捉えていますが、できるだけ緊張を抑え、自分を出せる方法を知っておきましょう。

対処法:模擬面接を行い練習すれば緊張を和らげられる

緊張を軽減するには、練習が一番です。志望動機や自己PR、自己紹介など、よく聞かれる質問を中心に話す内容を準備し、模擬面接を行っておきましょう。

可能であれば、学校のキャリアセンターや就職エージェントのアドバイザーなど、プロの第三者に依頼をしてください。本番さながらに模擬面接を行い、ブラッシュアップを繰り返すことで、面接での受け答えの精度を高められるだけでなく、面接の場に慣れることもできるでしょう。

グループディスカッションで自分を出せない

グループディスカッションが苦手という人は少なくありません。テーマが予想しづらい、自分一人ではコントロールしづらいなどの理由から、自分を出せずに終わってしまったと悩む人も多いようです。

対処法:自分の持ち味を意識しよう

ゼミやアルバイト、サークルなど、普段の集団生活の中でどのような役割を担うことが多いのか、考えてみてください。そこから自身の持ち味を見つけていきましょう。

例えば、前に出るよりも皆の意見を聞いて調整することが多いのであれば、グループディスカッションでもそのような役割を果たすようにすると、無理なく個性を発揮でき、存在感も示しやすくなるでしょう。

心身面での悩みと対処法

就活を通して感じることの多い、心身面での悩みについて説明します。

就活へのモチベーションが上がらない

就活序盤に「なかなかやる気が起きず、就活に着手できない」というケースもあれば、就活がなかなかうまく進まずモチベーションダウンしてしまうケースもあるようです。

対処法:相談できる相手を見つけよう

悩みや不安を打ち明け、相談できる相手を見つけるといいでしょう。例えば同じように就活をしている友人や、就活経験のある社会人の先輩、家族が相手として挙げられます。

また、学校のキャリアセンターや就職エージェントなどのプロに相談すると、より具体的で実践的なアドバイスが得やすく、モチベーションを上げられるかもしれません。

スケジュールを詰め込み過ぎて疲弊している

就活本番に起こりやすいのが、スケジュールを詰め込み過ぎてしまうケースです。心身ともに疲れ果ててしまい、就活を続けることにつらさを覚える人もいます。

対処法:就活ピーク時はゆとりを持ったスケジューリングを

会社説明会やES提出、面接は一定の時期に集中しがちですが、1日の中に予定を詰め込み過ぎないようにしましょう。移動時間には余裕を持ち、リフレッシュする時間も意識しながら、スケジューリングすることをオススメします。

なかなか内定が出ず、つらい

内定が出始める時期になっても、なかなか内定が得られず、つらさを感じる人もいるようです。

対処法:ストレスがたまったら少し就活から離れるのも方法

この場合は、少しだけ就活から離れてみるのも一つの方法です。たとえ1日だけでも就活のことを考えない日をつくると、気分転換ができ、つらい気持ちが少し軽くなるかもしれません。趣味など好きなことに時間を割いたり、睡眠をしっかり取ったりすることもオススメです。

ほかの人と比べて落ち込んでしまう

「友人は就活が進んでいるのに自分は遅れている」などと、周りと自分とを比べて落ち込んでしまう人は大勢います。自信を失い、ますます就活がうまく進まなくなってしまうケースもあるようです。

対処法:人と比べない、自分は自分と考えよう

就活は一人ひとり異なる状況で進みます。スムーズに就職先が決まる人もいれば、紆余(うよ)曲折を経て納得の1社に出会える人もいます。そもそも、選考結果は企業と学生の相性によって決まるものであり、「優秀だから内定が出る」わけではありません。
周りの動向を気にし過ぎることなく「人は人、自分は自分」と捉え、割り切ることが大切です。

悩みを軽減・解消するには、就職エージェントを活用するのも有効

それでも悩みや不安がぬぐいきれないという場合は、就活全般をサポートしてくれる就職エージェントを活用するのも一つの方法です。

リクナビ就職エージェントでは、キャリアアドバイザーが一人ひとりの悩みに寄り添いながら就活をサポートしています。多くの就活生の悩みに対応しているため、どのような悩みや不安であっても軽減・解消する方法をアドバイスしています。就活の進め方や自己分析、ESや面接などのアドバイスも行っているので、ぜひリクナビ就職エージェントの活用も検討してみてください。


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プロフィール 沖野沙代子(おきの・さよこ)営業職として業務アウトソーシング提案などを経験後、リクルート(現インディードリクルートパートナーズ)へ入社。入社以降は、一貫して営業職の転職支援に従事。キャリアアドバイザーを経て、20代前半をメインとする若手求職者のキャリアアドバイザーマネジャーを担当。現在は新卒領域のキャリアアドバイザーマネジャーを担当している。

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