【ハンガリー編】大家さんに恵まれハッピーなブダペスト・ライフ

Reported by YOU
日系企業から、ハンガリーの首都ブダペストにある現地事務所に出向中。現地での楽しみは、連休の際、ヨーロッパ各国へ旅行に行くこと。

水漏れする洗濯機をすぐに買い替えてくれたオーナー

こんにちは。YOUです。今回は、私のブダペストでの生活についてお話しします。

ブダペストでの住まいは、会社が手配してくれた不動産会社を通じて決めました。住宅手当が一定額で補助されるため、不足分の家賃のみ自分で負担することになりますが、手当の額は極めて妥当な額なので、納得しています。エリアは、子どもの通園・通学のしやすさを優先して、日本人をはじめとする外国人の多いエリアに決めました。ハンガリーは治安が良いので、その点はあまり心配せずに済みましたね。スリや空き巣などは多いのですが、殺人のような重大な犯罪は、日本よりも発生率が低いと聞きました。

住まい自体にも満足しています。ヨーロッパの国はどこもそうですが、家具や家電、食器なども備え付けの部屋が一般的で、オーナー(大家)が全部準備してくれます。また、故障したり、不具合が起きたときも、オーナーがすぐに対応してくれることになっています。わが家のオーナーも、「洗濯機が水漏れしている」と電話したら、すぐに見に来てくれて、新品に買い替えてくれました。オーナーが親切なおかげで、不自由なく快適に暮らせていますが、こればかりはオーナー次第のようで、対応の悪いオーナーに当たってしまったがために、引っ越す羽目になった知人もいます。

ヨーロッパの主要な国は制覇

職場へは、自動車を自分で運転して通っています。職場までの所要時間は、車だと15~20分くらい。朝夕は多少渋滞しますが、アジアの国ほどではありません。8時始業なので、7時前後に出発すれば、まだ道はすいています。道路が混み始めるのは、8時を過ぎてからとなります。

平日の昼食は、社外に出ていることが多いため、高速道路のサービスエリアや、移動途中のファストフードで済ませることが多いですね。夕食は家で、妻の作った日本食を食べます。ハンガリーをはじめとしたヨーロッパの料理は脂っこいものが多いので、実はあまり好きではありません。

物価は総じて安いと思います。例えば、国産ならビールの500ミリリットル缶が約50円、国産ワインもボトル1本が200~300円程度です。ハンガリー産ワインとして有名なトカイワインだと、もう少し高くなって1000~1500円ぐらいでしょうか。これは、酒税の税率が日本よりも低いせいかもしれません。レストランでの食事も、フランスやドイツ、オーストリアなどだとディナーのコースで40~50ユーロ(5500~7000円程度・2014年8月現在)ぐらいになってしまいますが、ハンガリーなら30ユーロ(同4100円程度)ぐらいで済みます。約3分の2くらいに抑えられる感覚です。

週末の過ごし方は、子どもと公園で遊んだり、郊外のショッピングセンターに買い物に行ったりと、日本にいるときとさほど変わりません。ハンガリー日本人会のソフトボール大会や、子どもが通う日本人学校の餅つき大会やバザーに参加することもあります。現地の人々は、週末にはあまり出かけないので、道路はすいていますね。どうやら、休日は家で家族とゆっくり過ごすものと考えているようです。

連休には、ヨーロッパ各国に旅行に行くことも多いですね。実は、ヨーロッパの大体の国は行き尽くしてしまったので、まだ訪れていない国を数える方が早いかも。まだ行っていないのは、アイスランド、ルクセンブルク、スウェーデン、ウクライナ、ブルガリアなどで、残りは制覇済みなのです。これほど気軽に旅行ができるのは、ヨーロッパには、格安航空の飛行機がたくさん飛んでいて、さほどお金がかからないおかげかもしれません。例えば、ブダペストからイタリアのミラノに行くとすると、往復でも70ユーロ(約9700円・2014年6月現在)ぐらいに収まります。

次回は、海外駐在のあり方などについてお話しします。

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ハンガリー名物「トカイワイン」は、トカイ(Tokaj)地方一帯で作られる貴腐ワイン。ブドウ畑が霧に包まれることで、ぶどうの皮がカビに感染し、ぶどうの糖度が増して、独特の甘みのあるワインになる。

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ブダペスト市内は一方通行の道が多い。道幅こそ広いものの、両側の駐車スペースには車がびっしり。

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ブダペストの南西130キロメートルほどの距離にあるバラトン湖。沿岸のこの町バダチョニは、ワインの産地としても有名だ。

構成/日笠由紀

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