就活中のアルバイト、先輩たちはどうしてた?両立で気を付けることは?

説明会や面接に出かけたり、エントリーシートを書いたりと、何かと忙しい就職活動(就活)。一方で、就活資金を得るためにもアルバイトは続けたい就活生がほとんどではないでしょうか。そこで今回は、就活を経験した先輩たちにアンケートを実施。先輩たちの就活中のアルバイト事情を通じて、就活とアルバイトを両立するコツなどを探ります。

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約8割の学生は、就活中もアルバイトをしていた

■就職活動中にアルバイトをしていましたか?(n=222)

「就職活動中にアルバイトをしていましたか?(n=222)」の回答結果(円グラフ)。このあとに解説が続きます。 就活を経験した若手社会人に、就活中のアルバイトについて尋ねたところ、約8割が「していた」と回答。大多数が就活中もアルバイトを続けていたことが分かりました。男女差はほとんどありませんでした。

約6割が就活前からのアルバイトを継続

■就職活動中はアルバイト先を変えましたか?アルバイト先の数の増減は?(n=179)

「就職活動中はアルバイト先を変えましたか?アルバイト先の数の増減は?(n=179)」の回答結果(円グラフ)。このあとに解説が続きます。

次に、就活中にアルバイトをしていた人たちに、その時のアルバイト先について尋ねたところ、60.9%が「就職活動前と同じアルバイト先に勤めた」と答え、「アルバイト先を減らした」が16.8%で続きました。

就活前と同じアルバイトを続けた人は、「シフトが柔軟に組めた」「就活を考慮してくれた」といった理由が多く、「就活で忙しくなる時期に、一から仕事を覚えるのが手間だった」といった理由を挙げる人もいました。

アルバイト先を減らした人は、「シフトが合わなかった」「就活を優先したかった」という理由が多く、アルバイト先を変えた人も、シフトを理由に挙げるケースが多く見られました。

アルバイト先を増やした人では、「収入を確保するために単発のバイトを増やした」といった理由が見られました。

約半数が就活中、バイトの時間を減らしていた

■就職活動前と就職活動中とで1カ月当たりのアルバイトの総時間を変えましたか?(n=179)

「就職活動前と就職活動中とで1カ月当たりのアルバイトの総時間を変えましたか?(n=179)」の回答結果(円グラフ)。このあとに解説が続きます。

続いて、就活前と就活中のアルバイト時間の増減について尋ねたところ、約半数が「総時間を減らした」と回答。次いで、35.8%が「総時間は変えていない」と答えました。

総時間を減らした人は、説明会や面接など日中の用事が増えることを理由に挙げる人がいる一方で、履歴書やエントリーシート作成、面接対策など、事前準備のための時間を確保する目的を挙げる声もありました。

総時間を変えていない人では、就活前もさほど長く働いているわけではなかったという人や、シフトが柔軟に組めるため就活中も支障がなかったというケースなどが見られました。学費を稼ぐために減らすに減らせなかった事情のある人もいたようです。

就活中のバイトの頻度は週2~3日が半数

■就職活動中、1週間当たりのアルバイトの頻度はどれくらいでしたか?(n=179)

「就職活動中、1週間当たりのアルバイトの頻度はどれくらいでしたか?(n=179)」の回答結果(円グラフ)。このあとに解説が続きます。

次に、就活中にどのくらいの頻度でアルバイトをしていたかを尋ねたところ、「週2日」と「週3日」が約半数を占める結果となりました。一方、「週4日」「週5日以上」も合計すると約25%に上りました。

就活中のバイト時間は10~20時間未満が約4割

■就職活動中、1週間当たりのアルバイトの労働時間はどれくらいでしたか?(n=179)

「就職活動中、1週間当たりのアルバイトの労働時間はどれくらいでしたか?(n=179)」の回答結果(円グラフ)。このあとに解説が続きます。

就活中のアルバイトで、1週間当たり何時間働いていたかという質問には、「10時間以上20時間未満」が約4割となり、「10時間未満」「20時間以上30時間未満」が2割前後で続きました。

就活中の月収は、約3割が3万~5万円未満

■就職活動中のアルバイトでの、ひと月当たりの平均収入を教えてください(n=179)

「就職活動中のアルバイトでの、ひと月当たりの平均収入を教えてください(n=179)」の回答結果(円グラフ)。このあとに解説が続きます。

次に、1カ月当たりどのくらい稼いでいたかを尋ねたところ、「3万円以上5万円未満」が約3割となり、「1万円未満」「1万円以上3万円未満」と合わせると、約半数が5万円未満であることがわかりました。一方、「10万円以上」も約1割を占める結果となりました。

就活とバイト、どうやって両立する?気をつけた方がいいことはある?

■就活とアルバイトを両立する上で、どんな失敗がありましたか?

 

  • 面接前夜に遅くまで居酒屋バイトのシフトに入っていたせいで、寝不足のまま面接を受けることになってしまった(男性/週3日勤務/月収5万~7万円未満)
  • 面接が長引いたために、コンビニのバイトに少し遅刻してしまった(女性/週3日勤務/月収5万~7万円未満)
  • 面接直前に、塾講師のバイトとダブルブッキングしていることに気づき、バイト先の塾や講師仲間に迷惑をかけた(女性/週1日勤務/月収1万~3万円未満)
  • 就活を理由に休みを入れすぎて、バイト先のコンビニのほかの店員たちに、その分、シフトに入ってもらったことで、負担をかけてしまった(男性/週4日勤務/月収10万円以上)
  • 飲食店のキッチンでのバイト中、選考を受けている企業から何度も電話があったのに、気づかずに取りそびれてしまった(男性/週4日勤務/月収7万~10万円未満)
  • 就活を優先しすぎて、弁当店でのバイトのシフトに入れてもらえなくなった(女性/週1日未満の勤務/月収1万~3万円未満)
  • コンビニでのバイトを立て続けに入れていた時に、突然、面接が入り、まったく想定していなかったために、バイトの合間を縫って準備不足の状態で面接を受けなければならなかった(女性/週4日勤務/月収5万~7万円未満)
  • どうしても就活が気になってしまい、バイト先の喫茶店のマスターから、「お金をもらって働いている以上、あなたの個人的な都合はお客さまには関係ない」と、浮ついた勤務態度を注意されてしまった(女性/週3日勤務/月収1万~3万円未満)

就活と並行しながらアルバイトをした際の失敗談で特に多かったのが、スケジュール管理。特に面接との兼ね合いで、面接時にアルバイトでの疲れが出てしまったり、アルバイト先や仲間に迷惑をかけたりといった影響が見られました。

また、就活に時間を取られたり、就活に集中するあまりに、睡眠不足になったり、注意力散漫になって効率が落ちたりして、アルバイトに支障をきたすケースもあることがわかりました。

 

■就活とアルバイト、どんなふうに両立しましたか?

  • 面接当日は、できる限りアルバイト先の塾からの電話連絡などがないように調整した(男性/週3日勤務/月収5万~7万円未満)
  • 面接前は、遅い時間まで飲食店バイトのシフトを入れないようにしておき、面接直後も、疲れが残っているので、シフトはなるべく入れないようにしていた(女性/週3日勤務/月収10万円以上)
  • 土日に就活の予定が入りそうだったので、カラオケ店のバイトでは、土日の勤務を減らすようにした(女性/週5日以上勤務/月収7万~10万円未満)
  • 飲食店のキッチンスタッフのバイトをしていたが、面接とバイト時間がかぶらないように、周りのスタッフや店長に事情を話して、融通を利かせてもらった(男性/週5日以上勤務/月収10万円以上)
  • 面接などの事情で、塾講師のバイトを別の講師に代講してもらった時は、必ず後日に会う機会をつくって、生徒たちの様子や授業内容を尋ねるようにした(女性/週3日勤務)
  • 居酒屋のホールスタッフのバイトでは、ちょこちょこシフトに入るのではなく、1回で長時間働くようなシフトにしてもらうことで、就活できる日数を増やした(男性/週3日勤務/月収5万~7万円未満)
  • 家庭教師のバイトをしていたので、説明会や面接がある日中はバイトの予定を入れないようにしていた。また、夜に家庭教師先にいる時も、企業からの電話があれば、すぐに出られるように、家庭教師先にあらかじめ断りを入れておいた(男性/週2日勤務/月収5万~7万円未満)

就活とアルバイトを両立するための工夫では、主に面接がある日にアルバイトを入れないようにするケースが多く見られました。また、アルバイトの入れ方を工夫することで、就活に専念する日を設けてメリハリをつけるようにしたり、選考を受けている企業から連絡があったときに対応できるよう、事前に調整しておくなど、就活とアルバイトの双方に支障が出ないように努めていた先輩たちの姿が浮かび上がりました。

就活中のアルバイトは、先輩たちの工夫を取り入れてみて!

今回の調査では、ほとんどの先輩が、アルバイト時間を減らしたりすることで、就活中もアルバイトを続けていたことがわかりました。

アルバイトを入れる頻度や週当たりの時間、収入額といった先輩たちの傾向は、アルバイトを続けながら就活をする上で、大いに参考になりそう。先輩たちが実践したさまざまな工夫をうまく取り入れながら、就活、アルバイトを両立させたいものですね。

 

【調査概要】
調査期間:2018年8月30日~9月6日
調査サンプル:大学・大学院・短大時代にアルバイトを経験し、かつ就職活動を経験した社会人1~5年目の男女222人
調査協力:株式会社ジャストシステム

 

文/日笠由紀

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