広告・通信・マスコミ業界の一番の魅力と想定外は?就職先を決める前に知っておきたい、 先輩100人の本音集

マスコミ業界イラスト

就活に当たって人気業界への理解を深めるためには、そこで働く先輩たちの声を聞くのがいちばんの早道。だからこそOB・OG訪問は貴重な機会ですが、実際に足を運べる回数は限られています。そこで当企画では、人気業界の若手先輩たちにアンケートを実施。中の人だからこそわかる業界の魅力や、「本当のところはどうなの?」という実情に迫ってみました。今回は出版や放送を通じて社会にさまざまな情報を提供する、広告・通信・マスコミ業界にスポットを当て、116人の先輩の生の声をお届けします!

先輩たちが広告・通信・マスコミ業界を選んだ理由は?

アンケートに参加したのは、広告・通信・マスコミ業界で働く入社1年目〜9年目の先輩116人(男性40人、女性76人)。まず、就活時代の業界に対する志望度はどのくらいだったのでしょうか。また、この業界のどんなところに魅力を感じて志望したのかを聞いてみました。

■現在お勤めの企業は、就職活動時に志望していた業界ですか?(n=116、単一回答)
「現在お勤めの企業は、就職活動時に志望していた業界ですか? 」についてのアンケート結果

■現在お勤めの業界のどういう点に魅力を感じて志望(入社)したか教えてください。(n=116、複数回答)

「現在お勤めの業界のどういう点に魅力を感じて志望(入社)したか教えてください。」についてのアンケート結果

アンケートの結果、35.3%の先輩が就活時からこの業界を「強く」志望していたと回答。「まあ」志望していた人40.5%と合計すると75%を超え、他業界と比べて積極的に志望していた人の割合がとても高いことがわかりました。この業界を選んだ理由は、「業界への興味関心」67.2%、「仕事の内容」58.6%の上位2つがほかを引き離しています。これらの割合も他業界より高く、広告・通信・マスコミ業界を目指した先輩たちは、待遇などよりも業界や仕事そのものに対して特に魅力を感じていたようです。

■実際に働いてみて、この業界で、最も魅力的だと感じた点はどこですか?(n=116、単一回答)

「実際に働いてみて、この業界で、最も魅力的だと感じた点はどこですか?」についてのアンケート結果

では、先輩たちが実際に入社して感じた魅力は何だったのでしょうか。
広告・通信・マスコミ業界で働いて最も魅力的に感じた点を聞いてみると、「仕事の内容」が第1位で26.7%、「業界への興味関心」が第2位で 16.4%。この2点については、入社前も入社後も多くの人が魅力と感じているようです。その後は「働きやすさ、ワークスタイル」14.7%、「業界の知名度」8.6%と続きました。

「業界の魅力」についてのリアルボイス

【仕事の内容】

  • 普通の人にはできない経験ができる、役得なことが多い(出版・雑誌4年目/女性)
  • 新聞社の担当業務によっては、社会に知られていないことを文字通り表沙汰にしていく。それがうまくできたときに喜びを感じる(その他情報7年目/男性)
  • 芸能人と仕事ができてモチベーションが上がる(放送・テレビ・ラジオ2年目/女性)
  • 一つひとつの仕事を終わらせたときの達成感。出来栄えというより、達成感(放送・テレビ・ラジオ6年目/女性)

【業界への興味関心】

  • クリエーティブだと感じたから(その他情報2年目/男性)
  • 物心ついたころからテレビで働きたいと思っていて、夢がかなった。多様な考え方を持った人が多く、楽しそうに仕事ができていることは幸せ(放送・テレビ・ラジオ2年目/女性)
  • 生きるために必須な内容ではないものの、人生を豊かにするために必要な業界だと思う(出版・雑誌7年目/女性)

【働きやすさ、ワークスタイル】

  • 仕事量によっては深夜残業となるときもあるが、その分合間に病院に行けたりなど、融通が利く。自分のペースで仕事が進められる(広告2年目/女性)
  • フレックスタイムだから(放送・テレビ・ラジオ4年目/男性)
  • 社員同士の仲が良く、困ったときは相談できる(放送・テレビ・ラジオ2年目/女性)

【業界の知名度】

  • テレビの仕事というネームバリューの高さに引かれた。ある程度地盤がしっかりしている業界なので、転職活動の際にも役立ちそう(放送・テレビ・ラジオ3年目/女性)
  • 知名度が高い企業であるほど、人と話すときに認識してもらえる(出版・雑誌1年目/女性)

【その他】

  • 自身の成長。課題をヒアリングし、形のないものを自ら考え提案するというプロセスが必要となる仕事だから(出版・雑誌6年目/女性)
  • 自身の成長。人とまったく話ができなかった自分が、新しい人とも話ができるようになった(その他情報4年目/男性)
  • 社会への貢献度。地域に密着したコミュニティー局ならではの地域貢献事業を行えている。またそれに伴い、地域に対しての愛が生まれる(放送・テレビ・ラジオ8年目/男性)

マスコミ業界イメージ

ギャップが大きかったのは、「業界の安定感」「働きやすさ」「将来性」

■実際に働いてみて、現在お勤めの業界は、入社前に想像していたものと比べて全体として、どの程度ギャップがありましたか? (n=116、単一回答)

「実際に働いてみて、現在お勤めの業界は、入社前に想像していたものと比べて全体として、どの程度ギャップがありましたか? 」についてのアンケート結果

一方、広告・通信・マスコミ業界に入った先輩たちは、入社前の想像に対してどのくらいのギャップを感じたのでしょうか。聞いてみると、「とても」ギャップがあったという人は14.7%、「やや」あったという人は43.1%。合わせて57.8%の人が、良くも悪くも何らかのギャップを感じていたことがわかりました。

■最もギャップが大きく「想定外」だと感じた点を1つ、教えてください。(n=115、単一回答)

「最もギャップが大きく「想定外」だと感じた点を1つ、教えてください。」についてのアンケート結果

特に大きなギャップを感じたのはどんな点でしょうか。アンケートの結果、「業界の安定感」と「働きやすさ、ワークスタイル」が共に16.5%で第1位。次に「業界の将来性」が15.7%という結果になりました。特に業界の「安定感」と「将来性」については入社前の予想よりも深刻な状況であることを知り、危機感を抱いたというコメントが多く寄せられています。

「入社後に感じたギャップ」についてのリアルボイス

【業界の安定感】

  • もっとどっしり構えているものかと思っていたが、テレビ業界は落ち目と言われているのもあり、おのおのが新しい仕事や生き残り方を模索している印象が強い(放送・テレビ・ラジオ3年目/女性)
  • 正社員の枠が少なく、フリーが多い(出版・雑誌1年目/女性)
  • かなり知名度が高く、昔からあるものなので安定しているかと思いきや、実はその逆でかなり不安定な業界だった(出版・雑誌5年目/男性)

【働きやすさ、ワークスタイル】

  • シフトが出るのが前日であり、休日の予定や、仕事終わりにどこかに出かける予定も組めないことが多い(放送・テレビ・ラジオ1年目/女性)
  • 残業時間や、それ以外に仕事のことを考える時間が長い(広告2年目/女性)
  • 思った以上に古い体質で、パワハラ・セクハラが普通にあった(その他情報4年目/女性)

【業界の将来性】

  • 紙媒体が減るにつれ部数減、案件自体がなくなることが多くなり、数少ない仕事でも足元を見られて安い金額でやらされる。まったく将来性がない(出版・雑誌4年目/女性)
  • 思った以上に斜陽産業だった(放送・テレビ・ラジオ3年目/男性)
  • 時代が進んでその都度ニーズを把握していかないといけない。それが遅れてしまうと将来的に業績が悪くなってしまうことを実感(放送・テレビ・ラジオ4年目/女性)

広告・通信・マスコミ業界を目指す就活生へ贈る、先輩からのアドバイスは?

■これからも、今の業界で働いていきたいと考えていますか?(n=116、単一回答)

「これからも、今の業界で働いていきたいと考えていますか?」についてのアンケート結果

■後輩に、同じ業界をおすすめ しますか?(n=116、単一回答)

「後輩に、同じ業界をおすすめ しますか? 」についてのアンケート結果

先輩たちにこれからも広告・通信・マスコミ業界で働きたいかを尋ねてみると、5割を超える人が「働き続けたい」と回答。しかし後輩に同じ業界をおすすめしたいか聞くと、「あまりすすめたくない」「すすめたくない」が合計40.5%で、「すすめたい」「まあすすめたい」の合計31.0%を上回る結果となりました。仕事自体に魅力を感じていても、ワークスタイルや将来性に感じるギャップから、後輩にすすめにくい事情もあるのかもしれません。

「すすめたい」先輩のリアルボイス

  • 利益が生まれる商品・サービスを生み出せる可能性を秘めた分野だと思う。若手でも活躍できる面白い業界(放送・テレビ・ラジオ3年目/男性)
  • 普段かかわることのできない多くの人と接点を持てたり、取材で有名人に会えたり、好きなアーティストのライブやイベントに無料で行けるなど、得することが多い(放送・テレビ・ラジオ4年目/男性)
  • 自分が希望して努力をすれば、いくらでも可能性と仕事内容を広げられる(その他情報5年目/女性)

「すすめたくない」先輩のリアルボイス

  • 不規則な時間、長時間労働、低賃金(放送・テレビ・ラジオ4年目/男性)
  • 体力と根性がないと続かない。こんなに遅くまで仕事はしなくてもいいと思うから(広告2年目/女性)
  • 業界に対しての世間の認知度が低いことで、不当な値段・時間での業務を余儀なくされる傾向がある。今後デザイン業界に進みたい若者は、せめて紙よりウェブを学ぶべき(広告5年目/女性)

最後に、広告・通信・マスコミ業界を目指す就活生へ、先輩たちから応援エールを頂きました。ぜひ彼らの言葉を励みに、就活に取り組んでください!

  • 自己実現がしやすく、自分のペースで仕事を進められる。将来は決して明るくはないが、確実に社会に貢献できると信じている。大きな気概を持ってチャレンジしてみてください(出版・雑誌3年目/男性)
  • 「やってみたい」という熱意があれば、番組はできるということを伝えたい。この仕事は、たくさんの人や地域とつながっていけるし、自分を大きく成長させてくれる(放送・テレビ・ラジオ8年目/女性)
  • 働き方改革以降「全然帰れない」「休みがない」ことは減りましたが、その分ギュッと仕事を詰め込まなければいけなくなり、それもしんどい。それを念頭に、自分なりに動き考えて働けば、楽しみもたくさんあると思います(放送・テレビ・ラジオ5年目/女性)
  • 将来性は低いし安定もないかもしれない。それでも裏では日々技術が進歩しているし「えっ、こんなものもあるの?」と驚くことばかり。将来が危ぶまれる今だからこそ、いやでも奮起しなければやっていけないし、そうすればこの仕事の面白さがわかると思う。頑張れ!!(出版・雑誌5年目/男性)
  • 働き続ける上で、やりがいを感じることが最も重要な業界なので、志を持ち続けられる自信がある人は目指してほしい。待遇を期待している人は、絶対にやめた方が良い(放送・テレビ・ラジオ3年目/女性)
  • 職場で尊敬できる人を見つけることが、仕事が長続きするコツ。「思っていたのと違う」ということもあるので、希望する企業にインターンシップに行ってから入社を決めるのがいい。やりがいはほかの業界に負けないと思うし、成長のためにもオススメ(広告2年目/女性)

広告・通信・マスコミの業界研究をしたい人はこちら

【調査概要】
調査期間:2018年12月10日~12月12日
調査サンプル:広告・通信・マスコミ業界で働く入社1年目〜9年目の社員116人(男性40人、女性76人)
調査協力:株式会社マクロミル

文/鈴木恵美子


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