就活はいつから始まるのか、何から始めればいいのか、ピンとこない人も多いと思います。この記事では、2026年卒の就活スケジュールの全体像をご紹介するとともに、まず着手した方がいいことについて、リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザーが解説します。
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2026年卒の就活はいつから?一般的なスケジュールの最新情報を紹介
まずは就活の大きな流れをご紹介します。
学校にもよりますが、大学生の場合は大学2年生のころから、大学主催の就活セミナーが開催され始めます。
大学3年生(※1)から始まるインターンシップ等のキャリア形成支援プログラム参加などを皮切りに、就活準備をスタートする人が多いようです。
そして、年度によって変わる可能性はありますが、3年生の1月下旬~2月上旬ごろからのプレエントリー(※2)、3月からES(エントリーシート)受付、そして6月からの選考に臨む…という流れが一般的です。
なお、2023年から新たなインターンシップの定義が適用されました。
特定の要件(就業体験、実施期間等)を満たしたタイプのみをインターンシップと定め、企業は評価を含む学生の情報を卒業・修了前年次(大学3年生、大学院1年生など)の3月1日以降は広報活動に、卒業・修了年次(大学4年生、大学院2年生、短大2年生など)の6月1日以降は選考活動に生かしてもよいことになります。
定義の変更に関する詳しい内容は、以下の記事を参考にしましょう。
関連記事:新しいインターンシップの定義とリクナビ2026の「インターンシップ&キャリア」について
(※1)大学生以外は大学院1年生、短大1年生など卒業前年度
(※2)学生が企業側に「御社に興味がある」と意思表示することを「プレエントリー」と言います
プレエントリー後の一般的な就活スケジュール
プレエントリー後の大まかなスケジュールは以下の通り。政府主導の現行ルールで採用を実施する企業では、「3月会社説明会、6月選考開始」のスケジュールで採用選考が進むと考えられます。
一方で、政府主導のスケジュールにのっとらず、独自のスケジュールで早期から採用選考を進める企業もあります。
特に、一部のIT系、マスコミ、スタートアップ企業、外資系ではそうした動きをする傾向があるようです。
行きたい業界・企業がある場合は、「気づいたら選考が終わっていた」という状況にならないよう、プレエントリーや説明会受付が本格的に始まるころまでに選考スケジュールを確認しておくとよいでしょう。
2024年卒の先輩の就活開始時期は?
2024年卒の先輩たちの、実際の就活スケジュールも見てみましょう。
株式会社リクルートの研究機関・就職みらい研究所が発表した『就職白書2024』によると、2024年卒の就活終了者の就活開始時期は「卒業年次前年9月まで」の累計が56.9%という結果になりました。
つまり、大学生の場合は半数以上が、大学3年生の9月までに活動を始めているということになります。
そして、入社予定企業等からの内定取得時期は、卒業年次の6月が最も多い18.7%という結果に。実質的な就職活動期間の平均は、7.87カ月となっています。
出典元:就職白書2024
2026年卒の就活でまず着手したい「3つのこと」
就活を始めなければと思っているけれど、まず何から着手すればいいのかわからない…という方のために、まず行ってほしいことをお伝えします。
何をおいてもまずは自己分析
何から始めればいいのか迷ったら、まずは何をおいても「自己分析」です。
自己分析は、すべての就活のベースになるもの。これまでの経験を振り返り、整理することで、自分の強みや持ち味などが洗い出され、仕事選びの軸が明らかになります。
これにより、就活を通して行動がぶれにくくなりますし、ESや面接で伝える内容にも筋が通り伝わりやすくなります。
自己分析で自分の軸を明確にしておけば、たとえ就活に出遅れたとしてもすぐに行動に移せると思います。
思い立ったら今すぐ、自己分析に取り組んでみましょう。自己分析ツールのリクナビ診断などを活用するのもいいでしょう。
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いろいろな業界・企業を見てみよう
学生のうちはいろいろな業界に触れる機会が少ないので、「食べることが好きだから食品業界」「ゲームが好きだからゲーム業界」など、身近に感じているごく一部の業界だけに注目して就活する人が多い傾向にあります。
しかし、身近に感じる業界・企業はほかの学生も身近に感じている可能性が高いので、その分倍率も高くなる可能性があります。
知らないことは、そもそも「やりたい」とは思えないもの。就活の早い段階で、いろいろな業界について研究すれば、視野が広がり「やってみたいな」と思えることが増やせるでしょう。
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インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムには積極的に参加を
インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムとは、社会に出る前に仕事の場を経験すること。企業などの職場を訪問したり、実際に働いてみたりすることで、業界や企業、仕事への理解を深めることができます。
夏休みから冬休みにかけて実施している企業が多いので、ぜひいくつかのプログラムに参加してみましょう。
学生に社会や会社を知ってもらうために企業が開催するものなので、実際の業務に即したプログラムが多いのが特徴。より深く仕事理解、企業理解ができ、業界研究や仕事研究に役立てることができます。
会社が大切にしている理念、仕事内容、やりがいなどがつかめるため、行きたいと思っている企業のインターンシップ等のキャリア形成支援プログラムであれば参加することで企業研究も進むでしょう。
最近では、オンラインでインターンシップ等のキャリア形成支援プログラムを行う企業も増えているので、学業で忙しい学生も参加しやすいと思います。
なお、前述のように2023年から新たなインターンシップの定義が適用されています。
特定の要件(就業体験、実施期間等)を満たしたタイプのみをインターンシップと定め、企業は評価を含む学生の情報を卒業・修了前年次の3月1日以降は広報活動に、卒業・修了年次の6月1日以降は選考活動に生かしてもよいことになりました。
ただ、インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムへの参加経験は、採用選考に必須ではありません。応募や参加をしなかった企業の採用選考にもエントリーが可能です。
関連記事:給料・報酬が出るインターンってどのくらいある?いくらもらえる?給料・報酬が出ないインターンとの違いは?
それでもなかなか初めの一歩が踏み出せない人にお勧めの行動は?
それでも何から始めればいいか迷ってしまう…という方は、次のような行動を取ってみるといいでしょう。
体験型のキャリア形成支援プログラムやセミナーなどに参加してみる
3年生ならまずはインターンシップ等のキャリア形成支援プログラム、4年生であれば会社説明会やセミナーなどに参加してみることをお勧めします。
上記で「何をおいてもまずは自己分析」とお伝えしましたが、なかなか一歩を踏み出せない場合は、自己分析のような「自分と向き合いじっくり考える」作業は進めにくいかもしれません。
まずは、足を動かして体験するような活動を初めの一歩にすると、重い腰も上げやすいと思います。
インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムは、会社で働くことを体感できて、実際に働く社会人と触れ合える貴重な経験です。そして会社説明会やセミナーは、さまざまな業界・仕事に触れられるいい機会になります。
いずれも、この先社会に出て働く上での第一歩になりますので、まずはこれらを体験してみるといいでしょう。
就職エージェントを活用するのも一つの方法
リクナビ就職エージェントでは、就活に関する専門知識を持つプロのアドバイザーが、マンツーマンで就活に伴走します。
いつから何を始めればいいのかのアドバイスやスケジューリングも、就活生一人ひとりの状況に合わせて行っています。
また、本人の自己分析とそこから洗い出された軸を仮置きして、就活を進めるサポートも行っているので、方向性が定まり走り出しやすくなります。
いつ、何から始めればいいのかわからず悩んでいる方、一人で就活を始めることに不安を覚えている方は、ぜひリクナビ就職エージェントの活用を検討してみてください。
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