無料でエントリーシート(ES)の添削を依頼できる6つの方法を、返信スピードと質で比較し、使い分け方を紹介。即時・即日で返信が期待できる方法と時間はかかっても質の高い添削が期待できる方法を解説します。すぐに添削結果を返信してもらうための依頼のコツや、ES添削のベストタイミングなどについて、リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザーの声を集めました。
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目次
無料ES添削法6つの比較一覧表(スピード・質・使い分け)
「すぐに無料でES添削する方法が知りたい」という人のために、以下の6つの代表的なES添削方法を、添削返信スピード・添削の質・おすすめの活用シーンで比較して一覧化しました。
それぞれのES添削方法については、利用するときの注意点なども踏まえて、就活ではどう使い分けていくと良いのかを、この後詳しく解説をしていきます。
No. | 添削依頼先 | 添削の質が高いか | 返信目安(最短) | すぐに添削されるか | おすすめ活用シーン |
1 | ChatGPTなどのAI | △ | 即時 | ◎ | 誤字脱字や文章表現の間違いをチェックしたい |
2 | 友達や家族などの身近な人 | △ | 即時 | ◎ | 自分らしさを出せているかをチェックしたい |
3 | 就活生用のグループSNS | △ | 即日 | ◎ | ESから受ける印象や感想を知りたい |
4 | 社会人の先輩やOB・OG | ○ | 1週間 | ○ | 社風や文化、実際の仕事内容を考慮したアドバイスが欲しい |
5 | 学校のキャリアセンター | ○ | 1週間(学校による) | ○~△ | 専門分野の伝え方やガクチカ(※)の伝え方を相談したい |
6 | 就職エージェント | ◎ | 1週間 | △ | 応募企業の目線も踏まえて総合的に添削をしてほしい |
※キャリアアドバイザーへの取材を基に就職ジャーナル編集部で作成
※ガクチカ:「学生時代に頑張ったこと」の略称で、ESや面接での頻出質問
「即時・即日」すぐ返信が期待できる3つの無料ES添削方法
まずは、すぐに添削結果の返信をもらいやすい無料のES添削方法として、以下の3つを解説します。
<即時・即日添削が期待できるES添削方法>
- ChatGPTなどのAIを利用する
- 友達や家族など身近な人に依頼する
- 就活生用グループSNSを利用する
この3つのES添削方法は、就活生にとって身近で気軽な方法だからこそ、気をつけておきたいポイントがいくつかあります。
【すぐES添削される方法1】ChatGPTなどのAIを利用する
「今すぐに、正しい日本語で文章を書けているか添削してほしい」というニーズに最も適しているのは、ChatGPTなどのAIを利用したES添削方法でしょう。誤字脱字や文章表現の間違いの訂正、文字数制限に合わせてリライトをしたい場合の下書きなどにおすすめです。
<利用時の注意>
まとまったきれいな文章になり過ぎて、「その人らしさ」が伝わりにくくなるというデメリットがあります。また、AIは事実とは異なる内容を自動生成することもあるので、そのまま企業に提出すると面接で矛盾が生じてしまうかもしれません。こういったトラブルを回避するためには、AIを利用した後にもう一度自分で確認をしてブラッシュアップする必要があるでしょう。
【すぐES添削される方法2】友達や家族など身近な人に依頼する
「今すぐこの場で読んで、率直な意見を聞かせてほしい」などと、気軽にES添削をお願いしやすいのが、友達や家族など身近な人に依頼する方法です。ESを通して人柄や強みなど「自分らしさを出せているか」「もっとほかにいいエピソードがなかったか」などをチェックしたいときにおすすめです。
<利用時の注意>
友達や家族は就活の専門家ではないため、企業側の人事の視点を考慮したアドバイスや添削をもらうのは難しいでしょう。ES全体から受けた印象や、自分の魅力が伝わっているかどうかなどの確認や、誤字や脱字をダブルチェックしてもらうにとどめておく方が良いでしょう。
【すぐES添削される方法3】就活生用グループSNSを利用する
LINEなどのオープンチャット機能を利用して就活生同士でESを添削し合う場は、「まったく自分のことを知らない、第三者からの感想がすぐに欲しい」場合などで有効でしょう。
<利用時の注意>
もらったアドバイスや改善案などをどこまで反映するかの取捨選択が必要になります。意見をうのみにし過ぎると、迷いが生じてしまうかもしれません。また、自分が投稿したESの内容を誰かが参考にしたり、盗用されたりするかもしれないことも留意しておきましょう。
「目安は最短1週間」質の高い添削が期待できる3つの無料ES添削方法
続いて、最短1週間を目安に添削結果の返信がもらえて、質の高い添削が期待できる無料のES添削方法として、以下の3つを解説します。
<最短1週間を目安に、質の高い添削が期待できるES添削方法>
- 社会人の先輩やOB・OGに依頼する
- 学校のキャリアセンターに依頼する
- 就職エージェントに依頼する
【質が高いES添削方法1】社会人の先輩やOB・OGに依頼する
すぐに返信がもらえるとは限りませんが、同じ部活やサークルだった社会人の先輩やOB・OGにES添削を依頼する方法は、友達や家族よりも実践的なアドバイスが欲しいときにおすすめです。志望企業のOB・OGであれば、社風や文化、実際の仕事内容も考慮した上でアドバイスをお願いしてみると良いでしょう。
<利用時の注意>
ES添削スピードはあまり速くないかもしれません。繁忙期などで仕事が忙しい場合は、休日などに対応をしてもらうことになるため、「企業への提出日までに添削と推敲(すいこう)が間に合わない」ということがないように、1~2週間ほど余裕を持って依頼すると良いでしょう。
【質が高いES添削方法2】学校のキャリアセンターに依頼する
事前予約が必要なケースも多く、すぐに依頼ができるとは限りませんが、「専門分野の伝え方やガクチカの伝え方を相談したいとき」などは、学校のキャリアセンターにES添削を依頼するのがおすすめです。マンツーマンで時間をかけて丁寧に指導してもらえるケースも多く、ESが何も書けていないゼロベースからでも、一緒に考えて作成してくれることもあるようです。
<利用時の注意>
企業との接点は限定的なケースが多いため、志望動機などはOB・OGや就職エージェントなどに添削を依頼した方が良いかもしれません。また、予約制の場合が多く、タイミングによっては混み合います。特に、例年1~3月は就活生からの相談やES添削依頼が多いため、思い立ったときにすぐに添削をしてもらえるようなスピード感はないかもしれません。混み合う時期を避け、少し余裕を持って相談するなどの工夫が必要でしょう。
【質が高いES添削方法3】就職エージェントに依頼する
就職エージェントは、企業目線と学生目線を兼ね備えた、無料でES添削を依頼できる就活の専門家です。「応募企業にとって魅力的な内容になっているか」「その人らしさが伝わるか」「ガクチカで必要な要素を満たしているか」など、ESを総合的に添削してほしいときにおすすめです。実際に評価されるESなのかどうかの見極め精度も高く、自己分析や面接準備の観点も踏まえたアドバイスを総合的にもらえるでしょう。
<利用時の注意>
利用する就職エージェントによっては、紹介した求人企業以外のES添削はできない可能性があります。また、添削スピードは担当者のその時の業務量によってバラツキが生じるでしょう。早ければ即日も可能でしょうが、一般的には1週間前後を目安に考えておくと良いでしょう。
※リクナビ就職エージェントでは、リクナビ経由で複数の企業に提出できるOpenESの添削も可能です。
すぐにES添削結果を返信してもらうための依頼のコツ
ES添削の結果をすぐに返信してほしい場合は、依頼相手がスムーズにチェックできるように、以下の4点を伝えておきましょう。
- 返信日の希望
- どの企業向けのESなのか
- どんな人物だと思ってもらいたいのか
- 確認してほしい内容
特に、「4.確認してほしい内容」については、依頼相手に応じた内容にしておくと、よりスピーディーに添削してもらえる可能性が高まるでしょう。例えば、学校のキャリアセンターであれば専門分野の伝え方やガクチカのエピソードの伝わりやすさを、就職エージェントであれば応募企業の求める人物像に合致しているかなど、それぞれの得意分野についての添削を依頼するのがおすすめです。
ES添削の依頼先は「すぐ返信がもらえるスピード感」と「質」どちらを優先して選ぶと良い?
就活をしていると、「興味のある企業の求人を見つけたけれど、応募書類の提出締め切りが今日だった」ということもあるでしょう。そういった場合のES添削では、スピード感を優先せざるを得ません。すぐに使えるChatGPTなどのAIサービスを使って誤字脱字や文章表現に間違いがないかをチェックし、一定のラインを超えていれば応募してみましょう。
一方で、就活初期など提出締め切りまで時間がある場合や、書類選考をなかなか通過できずES内容を抜本的に見直したい場合などは、多少時間がかかったとしても添削の質にこだわってみることをおすすめします。一般的には、「就職エージェントなどの就活の専門家」と「志望業界の先輩やOB・OG」の2カ所にお願いできるとベストでしょう。
おすすめのES添削タイミング
個々人によって就職活動を開始する時期や準備状況、選考状況は異なるため、ES添削に明確な推奨時期はありません。就活に行き詰まりを感じたタイミングや、初めてESを書くタイミングなどで利用してみると良いでしょう。
ただし例年1~3月は、キャリアセンターや就職エージェントは混み合いがちです。この時期は、相談予約を取りづらく、添削に時間がかかるケースもあるので注意しましょう。じっくりと時間をかけて作成やブラッシュアップをしたい場合は、12月以前にES添削を依頼できると良いでしょう。ESのブラッシュアップを通して、自分の考えがまとまり、その後の面接準備に役立てる気づきがあるかもしれません。
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また、その人に合った業界や企業紹介を行っており、紹介企業のES添削では、「過去に採用された内定者の特徴や傾向」「今年は何を重視しているのか」などの最新動向も踏まえた添削ができます。企業に応じたESの書き方を知りたい人には参考になるかもしれません。また、書類選考通過後の面接準備もしっかりサポート。万が一面接に落ちてしまった場合にも、企業から面接評価とその理由を取得し、「なぜ面接で落ちたのか」「何が足りなかったのか」を就活生にフィードバックしています。
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