就職(就活)エージェントの「就職相談や面談アドバイス、履歴書添削、企業紹介など」の利用経験を就活生にアンケートし、利用した学生の割合や感じたメリット、実際に相談した内容などを紹介。就活生の多くが後悔している内容を、就職エージェントのキャリアアドバイザーなら「具体的にどうサポートできるか」も併せて解説します。
目次
そもそも就職(就活)エージェントとは
就職(就活)エージェントとは、就活に関する専門知識を持つプロのアドバイザーが、就活のサポートを行うサービスのこと。
自己分析や志望業界・企業探しのサポート、ES(エントリーシート)の作成支援や添削、面接アドバイスや模擬面接などを行うほか、自身の強みや志向に沿った求人の紹介も行っています。
就職(就活)エージェントを使った内定者の割合はどのくらい?
2024年卒業の先輩内定者のうち、就職(就活)エージェントを利用したことがある人は約3割。利用した人、しなかった人のそれぞれに、利用した理由・利用しなかった理由を聞きました。
就職(就活)エージェントの利用経験がある学生は約3割
2024年卒業の先輩内定者のうち、就職(就活)エージェントを利用したことがある人は29%でした。約3割の就活生が、就職(就活)エージェントの利用をしていたことになります。
・あなたは就職活動中に就職(就活)エージェントを利用しましたか。(単一回答・n=500)
先輩内定者が就職(就活)エージェントを利用した理由
就職(就活)エージェントを利用したことがある先輩内定者に、利用した理由を質問したところ、以下のような声が上がりました。
多くの就職(就活)エージェントが行っている自己分析やES作成支援、面接準備などは基本的に無料のため、これらの就活サポートを受け、効率的に就活を進めることを目的に利用登録をする就活生も多いようです。
効率的に就活を進めるため
・自分で企業を探すには限界があると思ったため
・効率よく希望職種に内定したかったから
・プロに頼った方が効率がいいと思ったから
・短期間で就活を終わらせるため
自分に合った企業や業界を見つけるため
・客観的に見てどこの会社が合っているのか教えてほしかったから
・自分には思いつかない選択肢を聞きたかったから
就活の悩みや不安を相談するため
・自分の不安が少しでも減るのではないかと思ったから
・就活の進め方がよくわかっていなかったため、アドバイスをもらいたかったから
・手軽に就職活動の相談をしたいと思ったから
・一緒に就活を進めて、専門的な助言をもらえる人が欲しかったから
選考準備のため
・企業研究のため
・スカウト機能も付いていて、面接練習もしてくれるから
・自己分析やESなど、たくさんの就活生とかかわってきた目線からの意見を聞きたかったから
オススメされたから
・先輩に紹介されたから
・友達に紹介されたから
先輩内定者が就職(就活)エージェントを利用しなかった理由
就職(就活)エージェントを利用したことがない2024年卒業の先輩内定者に、利用しなかった理由を質問したところ「存在やサービス内容を知らなかった」「就活について相談できる相手がすでにいた」という声が多く見られました。
また、中には「ネガティブなイメージを持っていた」人もいたようです。
存在やサービス内容を知らなかったから
・どんな支援をしてもらえるのかわからなかったから
・特に理由はない。どういうシステムか知らなかったから
就活について相談できる相手がすでにいたから
・大学にメンターがいたから
・家族や友人で十分だったから
ネガティブなイメージがあったから
・大手の企業の紹介がないと思ったから
・人気のない企業ばかり紹介されるのではと不安だったから
・研究職なので、エージェントが対応できないと思ったから
・エージェントを利用して内定が出たら、辞退できなさそうだから
上記の「ネガティブなイメージがあったから」に寄せられた具体的な声の中には、誤解も含まれています。
例えばリクナビ就職エージェントの場合、実際は以下のようなサービスを提供しています。
<リクナビ就職エージェントの場合>
・国内大手、優良ベンチャー、中小企業など幅広い非公開求人情報を紹介可能
・選考日程調整だけではなく、選考辞退、内々定辞退、内定辞退の代行まで請け負う
就職(就活)エージェントを利用するメリットは?
2024年卒業の内定者の先輩に、実際に就職(就活)エージェントを利用して感じたメリットを教えてもらいました。
就職(就活)エージェントの実態がわからず不安になっている就活生は、先輩たちのリアルな声をぜひ聞いてみましょう。
メリット1:大企業や優良企業、ベンチャー企業、中小企業など幅広い求人を紹介してくれる
・自分の知らない優良企業が知れた
・自分で調べられないベンチャー企業や中小企業にパイプがあり、いざというときはという安心感があった
メリット2:自分に合った企業や業界を知ることができる
・業界を細かく知ることができて、興味ある分野を絞り込むことができた
・さまざまな企業と取引しているため、自分に合った企業を紹介してもらえた
メリット3:効率的に就活を進められる
・選考のスケジュールや場所など、やりとりを仲介してくれて助かった
・定期的に就活のための時間をつくれるようになった
メリット4:選考準備に役立つ
・自己PRやガクチカについて相談できた
・就活に関するさまざまな情報を知ることができた
メリット5:プロと一緒に就活を進められる安心感がある
・気軽に困っていることを相談できた
・精神的なサポートもしてくれたため、やみくもに受けることが少なくなった
先輩たちが感じた「就活の後悔」とは?
2024年卒の先輩内定者に、就活で一番後悔していることを質問したところ、1位は就活を始める時期が遅かった(22.9%)、2位は自己分析が甘かった(13.3%)、3位は面接準備が不十分だった(12.7%)という結果となりました。
・就職活動で後悔していることがある場合、何に対して一番後悔していますか。(単一回答・n=166)
就活の後悔TOP3、リクナビ就職エージェントならどう解決できる?
リクナビ就職エージェントでは、「就活の後悔」で上位の「就活を始める時期の遅さ」「自己分析の甘さ」「面接対策の不十分さ」に対しては、下記のようなフォローやサポートを行っています。
その人に合った企業選定や情報提供で「就活を始める時期の遅さ」を挽回
「就活を始める時期が遅い」と捉えるかは人それぞれですが、例えば一般的に多くの企業が内定式を行う卒業年度の10月を過ぎた秋ごろであっても、「遅すぎた」とあきらめる必要はありません。
秋以降は大手企業の子会社や中小企業の採用がまだ続く時期です。冬になっても採用を続ける企業など、季節に関係なく通年採用を行う優良企業もあるため、リクナビ就職エージェントではそういった企業の中から、就活生一人ひとりに合った企業の紹介を心がけています。
また、就活をスムーズに進めるためには、情報収集と自分の行動や思考について分析する内省が不可欠。短期間でも計画的に就活を進めるために、その時々で必要な情報提供や就活サポートを行い、就職先の決定まで寄り添います。
就活生自身のことも、企業のことも理解したキャリアアドバイザーと一緒に振り返ることで、一人では見えてこなかったことにも気がつきやすくなるでしょう。
ほかの就活生とも比較しながら「自己分析」をサポート
リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザーは、「強みがない」「頑張った経験がない」という人も含めて、多くの就活生のサポートを何度もしてきているので、あの手この手でこれまでの経験を引き出すのが得意です。
また、第三者だからこそ、あなたの「性格特性」を、ほかの就活生と比べたときに「強み」として見つけることもできるでしょう。
客観的なプロの視点を交えることで、自分自身も気がついていなかった経験や感情を掘り起こすことができるはずです。
詳細な企業情報と企業からのフィードバックを基に「面接準備」をサポート
面接準備には、企業研究が欠かせません。リクナビ就職エージェントでは、企業ごとの詳しい情報に加えて、業界特性なども交えた面接準備をサポートしています。
例えば業界によって、仕事内容を理解していないと面接でなかなか通過できない傾向があったり、やる気や就労意欲のアピールが重視される傾向があったりなど、その違いはさまざまです。それらの情報を得て、必要な準備を行うことが何よりも重要とも言えるでしょう。
また、万が一面接に落ちてしまった場合にも、企業から面接評価とその理由を確認し、「なぜ面接で落ちたのか」「何が足りなかったのか」を就活生にフィードバックしています。すべての企業からのフィードバックを保証するものではありませんが、これまでに多くの企業がこの取り組みに協力してくれています。
フィードバックがあれば、落ちた事実は変わらなくとも、改善するべきことが明確になります。自分に足りないことを補うために努力することで、他社の選考に生かすこともできるでしょう。
【調査概要】
調査期間:2024年3月1日~3月6日
調査サンプル:2024年3月卒業予定の大学生、大学院生500人
調査協力:株式会社クロスマーケティング
\リクナビ就職エージェントをご存じですか?/
『リクナビ就職エージェント』は就活を無料で支援するサービス。
会員登録後、専任のアドバイザーが個別に電話相談を行い、あなたの希望や適性に合う企業選びを一緒に考えます。
エージェントだからこそできる求人情報の紹介、面接アドバイスやOpenESの添削なども行っています。
沖野沙代子(おきの・さよこ)
営業職として業務アウトソーシング提案などを経験後、リクルート(旧リクルートキャリア)へ入社。入社以降は、一貫して営業職の転職支援に従事。キャリアアドバイザーを経て、20代前半をメインとする若手求職者のキャリアアドバイザーマネジャーを担当。現在は新卒領域のキャリアアドバイザーマネジャーを担当している。